うなぎの名店 四万十屋 2階が食事処
沈下橋を見たあと、お昼にしようとウナギで有名な、四万十屋にやってきました。午後1時を過ぎていましたが、駐車場はいっぱいでなかなか空きません。やっと駐車することができ、急いで店内に入ると大勢の待ち客の姿がありました。予約名簿に記入しましたが、10人以上の先客がいました。さすがに人気店と、ここは待つしかありません。感じとして1時間から1時間半は覚悟が必要かなと思いながら、1階の特産品の品々を眺めて時間を待ちます。こちらは、1階が地元の特産品を販売するお店、食事処は2階でした。2階にはベランダ風のスペースもあり、そこが一等席のようです。
次の人を順に担当の人が呼んでくれますが、意外にも半分程度が待ちきれず帰ってしまったようです。ということで実質30分程度の待ち時間で済みました。名前を呼ばれて2階にあがると、運のいいことに室内(窓側)のいい席に座ることができました。ウナギは天然と養殖、メニューは、うなぎ丼とうな重が主で、他にも地元の食材を活かした一品料理もありました。値段的にはうなぎ丼の天然と、うな重の養殖物がほぼ同じぐらいでした。値段のこともあり、どれにしようかと悩みましたが、しばし協議の結果、ここまで来たからにはと、天然のうなぎ丼にすることに決定しました。他の席を見るとほとんどの人が、同じようにうなぎ丼かうな重を食べています。こんなにうなぎを消費していいのだろうかと少し心配もしました。
天然のうなぎ丼 どうです!おいしそうでしょう。
天然ものは、養殖に比べて小振りで淡白かな、と話をしているとお待ちかねの料理が運ばれてきました。思った以上に肉厚で、ぷりぷりです。おいしいね!と舌鼓して食べたうなぎ丼はまさに絶品。自然の恵みに感謝です。このお店は、たびたびテレビの番組で取り上げられ、店主自身も現役の漁師と聞いています。あの有名な漫画「美味しんぼ」にも登場する有名店でした。昨日の居酒屋で食べた、「カツオのたたき」「どろめ」や「ごり」、そして今日のうなぎと四万十の味を十分に堪能できた今回の旅でした。あとは帰るだけと高知道を帰ることになりましたが、途中、「土佐・桂浜」の案内板を見て、せっかくなので寄って帰ろうかということになりました。
インターを降りて、桂浜を目指しますが、市内のいたるところにあるのが、「桂浜方面渋滞右折してください」と書かれた道路の表示板です。しかしこの時間(夕方の5時頃でした)ならもう混んでないだろうと安易に車を進めたのがよくありませんでした。途中でしっかり渋滞に掛かってしまいました。運河を横切る急な橋を過ぎ桂浜がすぐというところで、警備の方に「このまま進まれると、1時間以上かかりますよ。この先に道路の広いところがあるので、そこに停められたらどうでしょう」というようなアドバイスがあり、仕方なくそちらに車を進めました。そこから歩きになりましたが、すでに時刻は午後6時を過ぎていました。案内板には桂浜まで2キロの表示がありました。海岸線と並行して走る道路の歩道をひたすら歩き、急な山を越えるころ、何と、車の渋滞はほとんど解消され、スムーズな流れに変わっていました。
これには、少々がっかりしましたが、今さら引き返すわけにもいきません。山を越え桂浜に降りたころには少しうす暗くなっていました。しかし浜には多くの観光客の姿がありました。気温も高く散策はとても気持ちのよいものでした。しかし、お目当てはやはり龍馬像です。石段をあがると広場には大勢の観光客の姿がありました。「やっと会えたぜよ!」と記念写真を撮り、5分程度ですぐ引き返しました。とにかく足元が見えるうちに山を越したかったのです。このあと、何とか車に戻り桂浜をあとにしました。途中のサービスエリアで食事を摂りましたが、岡山の我が家に着いたのは午後11時頃でした。さすがに疲れました。しかし、天気も良く見たいところもすべて見ることができたので、大満足の今回の旅でした。感謝、感謝。それにしても高知は広いですね。(土佐・高知の旅 終わり)
桂浜から山を越えて帰るころには午後7時を過ぎていました。