未熟なカメラマン さてものひとりごと

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中山道・梅花藻の里・醒井(さめがい)を訪ねる 北近江の旅その4 平成26年7月20日(日)

2014-07-25 22:16:43 | 古い町並み

中山道 醒井宿

伊吹山から、今回最後の目的地である、米原市醒井に向かいました。時間にしてちょうど1時間ほどです。交通量の多い国道21号線を進むと右手にJR醒ヶ井駅と道の駅・水の宿駅醒井(みずのえきさめがい)が見え、駅前の横断歩道を行き来する大勢の観光客の姿がありました。道の駅の駐車場に停めようと思いましたが、駐車場案内の看板はあるものの、バスが停まっていてどう進んでいいかわからず、とっさに反対側の町並みの中に駐車場を求めて車を走らせました。

警備員の方に教えてもらって醒井宿の中ほどにある駐車場に停めることができました。それにしても暑い夏の日差しが照りつける醒井です。蝉の声も聞こえいかにも夏らしい風情が漂っています。それにしても観光客のなんと多いことでしょう。醒井の町並みは、街道と清流地蔵川を間に挟んでその両側に建物が建ち並んでいます。地蔵川の水はあくまで清らかで水量も多く、いたるところに川に降りる石段があります。川が生活の一部になっているのがよくわかります。
地蔵川に降りて水に手をつけると、とても冷たく気持ちのよいものでした。流れに揺れる梅花藻が見えます。小さな白い花がいくつもついています。その大きさわずか1㎝弱です。梅花藻は、キンポウゲ科の水生多年草で、清流でしか育ちません。7~8月頃に、梅の花に似た白い小花を咲かせることから梅花藻の名が付いたそうです。



清流地蔵川

住人と思われる人が、灰皿を洗いに降りてきました。その向こうには川に吊るされたスイカも見えました。一人の女性の観光客が住人に、「素晴らしいところに住まわれてうらやましいです」と語りかけていました。私も折角なので撮影しようと思いましたが、水中花、光が反射してなかなか難しいものですね。

カメラマンの中高年のグループがいました。梅花藻にカメラを向けて連写しています。連写に興味と疑問が湧いて、
「何を撮られているんですか?」と一人の老人に訊ねると、
「何をと言われても、藻を撮ってますやん!」と、見たらわかるだろうというようなつれない返事でした。藻は当然わかっていますが、連写の意味が分からなかったのです。



梅花藻 小さな花をつけています。

地蔵川の最初の地点、平成の名水百選に選定されたという、「居醒の清水」まで行って折り返し、醒井水宿駅内のランチバイキングのお店で食事を摂ることにしました。お店の名前はその名も「おふくろランチバイキング」といい、地元の旬な素材を使った地産地消の「おふくろ料理」だそうです。料金は、ひとり1,420円(税込)でした。情報誌で情報は得ていたのでどんな味か楽しみでした。

お昼過ぎということもあって、すでに満員で、順番待ちの先客が3組。20分ほど待ってやっと案内してもらいましたが、その味は噂にたがわず素晴らしいものでした。特にマスの握り寿司はおいしかったですね。

こうして今回の旅の予定をすべて終了し、近江をあとにしました。井原まで何事もなく予定の4時間ほどで到着。夕方の6時前には自宅に帰ることができました。まだまだ見どころの多い近江、今秋にでもまた訪ねたい、そんな気持ちになりました。(おわり)



醒井水の宿駅のおふくろランチバイキングの店内
コメント (2)
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