訪問日:令和4年10月23日(日)
久しぶりに宿泊を兼ねた旅行を計画していました。温泉もいいけれど、秋の観光名所もいいかなと、一泊2日の観光旅行の行き先を奈良にしました。
一日目を自宅から、斑鳩の法隆寺、明日香村の石舞台古墳、日本棚田百選・稲渕の棚田、そしてホテルで落ち着いたあと、橿原神宮参拝、二日目を東大寺大仏殿、二月堂、なら町散策と盛りだくさんな計画です。
一抹の不安は、愛車の走行距離が20万キロ近くになっていて、途中でトラブルを起こさないか、またナビが古いので、神戸や大阪の新しい高速道路に対応できるかどうかというところでした。
自宅を出発して3時間半、11時ごろ難なく法隆寺近くの駐車場に停めることができました。秋の観光シーズンということで、相当な混雑を予想していましたが、何ということはありませんでした。周辺にはいくつも私設の駐車場があります。500円が相場でした。
南大門を抜けて参道の向こうに姿を現すのが、世界最古の木造建築物と言われる中門、そしてその奥に五重塔が見えます。
(南大門)
松並木の終点の先に総門である南大門が見えてくる
南大門(国宝)室町時代1438年の再建 扇の羽を広げたような大垣と呼ばれる築地塀が美しい
屋根の曲線がとても優美
南大門の向こうに1300年前の飛鳥建築 西院伽藍が見えてくる
正面に中門、左に五重塔 法隆寺を代表する景観
左手土塀にある上土門
同じく唐門
中門(国宝)左右には我が国最古の仁王像、金剛力士像
かわいい坊やの後ろ姿
青モミジ 紅葉のころはいいかも
拝観料は、1500円と高額でしたが、第一の目的地でもあり、もう二度と見ることができないかもしれないので文句を言ってはおれません。東院伽藍をぐるりと取り囲む回廊も、ずっしりしてとても重量感があります。シルクロードから伝わる中央に膨らみを持ったエンタシスの柱が、ぐるりと囲む様は、まるでギリシャの神殿のようにも見え実に見事です。柱の表面の皺に経年を感じると同時に、1300年後の現在に堂々と建つその姿に敬服します。
西院伽藍
境内の様子
五重塔(国宝)世界最古の木造建築 上にいくにしたがって塔は細くなる。高さ32.6m
相輪(そうりん)九輪に4本の鎌が取り付けられている。法隆寺七不思議の一つ。
中門の柱 細かい修復のあとが見える
中門から、南大門方面を見る
僧侶たちの研鑽の場である、大講堂
右:金堂 左:五重塔 中央に大講堂 とても美しい景観
回廊(国宝)
柱の中央部にふくらみを持たせるエンタシスの技法は、遠くギリシャからの影響を受けている
下から90cmあたりが一番膨らんでいるとか
大講堂から見る五重塔、中門、金堂
修学旅行とみられる小学生の団体 コロナがやや落ち着き間に合ってよかった
金堂と五重塔 二重の基壇が湿気から守る
回廊の格子のすきまから見たイチョウの黄葉
聖霊院前の手水舎
東室(左・国宝)と妻室(右・重文)
剛封蔵前の大きなソテツ
大宝蔵院 百済観音堂 法隆寺百済観音像のほっそりした八頭身と大きさにびっくり 高さ210.9cm
残念ながら、内部の写真は撮れませんでしたが、日本史の教科書に出てくるそのままの仏像が薄暗い中、目の前に静かに鎮座しているその姿に感動します。館内にあの「玉虫の厨子」がありました。実物を見てその大きさに驚きました。
最初は少ないと思っていた修学旅行生がどんどんやってきて、鑑賞する間もなく、次々と去っていきます。
次に夢殿のある東院伽藍に向かいました。法隆寺の敷地は、東京ドームの2倍あるそうですが、石畳は歩きやすく、境内はとてもきれいに管理されています。
トイレが景観を損なわないようにうまく配置されていて感心しました。
東院伽藍の夢殿に向かう
東大門から西大門方向を返りみる とても長い石畳
東大門から東院伽藍へ 唯一2軒の土産物のお店
道標
東院の回廊(受付)
鐘楼が見える
夢殿(国宝)
頂きに立つ飾り物
堅牢な扉
境内の大きな木
中宮寺
右手奥が中宮寺の入り口
中宮寺本堂特別公開のお知らせ 本尊の如意輪観音像は、北海道立近代美術館に展示中
如意輪観世音菩薩 受付にあったポスター(部分)から アルカイックスマイル 世界三大微笑像
藤棚
表御殿
本殿 高松宮妃殿下の発願で1968年に建立され2021年4月に修復工事が完了
本殿から見る夢殿
池のカメ
會津八一 みほとけの あごとひぢとに あまでらの あさの ひかりの ともしきろかも
夢殿を見た後、次に向かったのが中宮寺です。有名な微笑をたたえる弥勒菩薩があるのですが、何と北海道に出張中で、身代わり仏が安置されていました。これは正直ショックでしたが、身代わりといえどそれは見事なそうで、お参りすることにしました。
本殿は、鉄筋コンクリート製に建て替えられていましたが、多くの人が、ガイドさんの声に耳を傾けていました。
法隆寺をあとにし、次に向かったのが明日香村の石舞台古墳です。(つづく)
久しぶりに宿泊を兼ねた旅行を計画していました。温泉もいいけれど、秋の観光名所もいいかなと、一泊2日の観光旅行の行き先を奈良にしました。
一日目を自宅から、斑鳩の法隆寺、明日香村の石舞台古墳、日本棚田百選・稲渕の棚田、そしてホテルで落ち着いたあと、橿原神宮参拝、二日目を東大寺大仏殿、二月堂、なら町散策と盛りだくさんな計画です。
一抹の不安は、愛車の走行距離が20万キロ近くになっていて、途中でトラブルを起こさないか、またナビが古いので、神戸や大阪の新しい高速道路に対応できるかどうかというところでした。
自宅を出発して3時間半、11時ごろ難なく法隆寺近くの駐車場に停めることができました。秋の観光シーズンということで、相当な混雑を予想していましたが、何ということはありませんでした。周辺にはいくつも私設の駐車場があります。500円が相場でした。
南大門を抜けて参道の向こうに姿を現すのが、世界最古の木造建築物と言われる中門、そしてその奥に五重塔が見えます。
(南大門)
松並木の終点の先に総門である南大門が見えてくる
南大門(国宝)室町時代1438年の再建 扇の羽を広げたような大垣と呼ばれる築地塀が美しい
屋根の曲線がとても優美
南大門の向こうに1300年前の飛鳥建築 西院伽藍が見えてくる
正面に中門、左に五重塔 法隆寺を代表する景観
左手土塀にある上土門
同じく唐門
中門(国宝)左右には我が国最古の仁王像、金剛力士像
かわいい坊やの後ろ姿
青モミジ 紅葉のころはいいかも
拝観料は、1500円と高額でしたが、第一の目的地でもあり、もう二度と見ることができないかもしれないので文句を言ってはおれません。東院伽藍をぐるりと取り囲む回廊も、ずっしりしてとても重量感があります。シルクロードから伝わる中央に膨らみを持ったエンタシスの柱が、ぐるりと囲む様は、まるでギリシャの神殿のようにも見え実に見事です。柱の表面の皺に経年を感じると同時に、1300年後の現在に堂々と建つその姿に敬服します。
西院伽藍
境内の様子
五重塔(国宝)世界最古の木造建築 上にいくにしたがって塔は細くなる。高さ32.6m
相輪(そうりん)九輪に4本の鎌が取り付けられている。法隆寺七不思議の一つ。
中門の柱 細かい修復のあとが見える
中門から、南大門方面を見る
僧侶たちの研鑽の場である、大講堂
右:金堂 左:五重塔 中央に大講堂 とても美しい景観
回廊(国宝)
柱の中央部にふくらみを持たせるエンタシスの技法は、遠くギリシャからの影響を受けている
下から90cmあたりが一番膨らんでいるとか
大講堂から見る五重塔、中門、金堂
修学旅行とみられる小学生の団体 コロナがやや落ち着き間に合ってよかった
金堂と五重塔 二重の基壇が湿気から守る
回廊の格子のすきまから見たイチョウの黄葉
聖霊院前の手水舎
東室(左・国宝)と妻室(右・重文)
剛封蔵前の大きなソテツ
大宝蔵院 百済観音堂 法隆寺百済観音像のほっそりした八頭身と大きさにびっくり 高さ210.9cm
残念ながら、内部の写真は撮れませんでしたが、日本史の教科書に出てくるそのままの仏像が薄暗い中、目の前に静かに鎮座しているその姿に感動します。館内にあの「玉虫の厨子」がありました。実物を見てその大きさに驚きました。
最初は少ないと思っていた修学旅行生がどんどんやってきて、鑑賞する間もなく、次々と去っていきます。
次に夢殿のある東院伽藍に向かいました。法隆寺の敷地は、東京ドームの2倍あるそうですが、石畳は歩きやすく、境内はとてもきれいに管理されています。
トイレが景観を損なわないようにうまく配置されていて感心しました。
東院伽藍の夢殿に向かう
東大門から西大門方向を返りみる とても長い石畳
東大門から東院伽藍へ 唯一2軒の土産物のお店
道標
東院の回廊(受付)
鐘楼が見える
夢殿(国宝)
頂きに立つ飾り物
堅牢な扉
境内の大きな木
中宮寺
右手奥が中宮寺の入り口
中宮寺本堂特別公開のお知らせ 本尊の如意輪観音像は、北海道立近代美術館に展示中
如意輪観世音菩薩 受付にあったポスター(部分)から アルカイックスマイル 世界三大微笑像
藤棚
表御殿
本殿 高松宮妃殿下の発願で1968年に建立され2021年4月に修復工事が完了
本殿から見る夢殿
池のカメ
會津八一 みほとけの あごとひぢとに あまでらの あさの ひかりの ともしきろかも
夢殿を見た後、次に向かったのが中宮寺です。有名な微笑をたたえる弥勒菩薩があるのですが、何と北海道に出張中で、身代わり仏が安置されていました。これは正直ショックでしたが、身代わりといえどそれは見事なそうで、お参りすることにしました。
本殿は、鉄筋コンクリート製に建て替えられていましたが、多くの人が、ガイドさんの声に耳を傾けていました。
法隆寺をあとにし、次に向かったのが明日香村の石舞台古墳です。(つづく)
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