訪問日:令和4年12月5日(日)
野鳥たちに会いに、玉野市の深山公園(みやまこうえん)を訪ねました。この時季、赤松池にはカモ類など多くの水鳥が飛来し越冬します。そして週末には多くのファミリーがやってきて、水鳥たちにエサをやる姿を目にします。
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赤松池 毎年多くの水鳥が渡ってきます。
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餌やりをするファミリー
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カモ類 ハクチョウはいません
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紅葉はほとんど終わっていました
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モミジのアップ
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いろんな種類の落ち葉
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中池 深山公園の広さは200ha、東京ドーム(4.7ha)の43倍もあります
以前、このブログで紹介した記事に対し、野鳥にエサをやるのは、野鳥たちにとってもよくないことなので、表現を変えてほしい旨、意見を頂戴しました。
野鳥たちへのエサやり、実際のところどうなのでしょう。
調べてみると、そのよくない理由として下記のような専門家や自治体のことばがありました。
・1年の間の長い期間、人がエサをやることによって、野生動物がそれらの食べ物に依存し、渡りの時期を遅らせたりして、本来の野鳥の生態系が乱れる(岩手県八幡平市)
・エサ(例えば、パンの耳など)は、鳥たちにとって好ましくない成分、塩分、糖分、油分が過剰に含まれている(茨木県)
・多量に撒くことによって、池の水質が汚染される
などで、全国では、禁止する旨の方針が示されている地方自治体がたくさんあります。しかし、深山公園を管理する玉野市の看板にはエサやりを禁止するものはありません。
(結論として)
野生鳥獣は、本来、厳しい自然の中で自ら餌をとって生きており、人間のペットではありません。人為的な影響を極力減らし、自然のままにそっと見守ることが正しい野生鳥獣との共生です。
(次のような専門家のことばを見つけました)
本来,その対象生物を保護するということは,その生息環境を正しく把握・理解した後に,生息環境を保全することだと思いますが、関係者がこれを認識するしないにかかわらず,餌付け・給餌活動を観光資源及び個人的趣味して扱い,それを保全活動に転化している可能性が極めて高い地域が見受けられます。
そして,マスコミは餌付けを行った人を好意的に受け止め,餌付けは熱意を持って行うことが良いことのように報道する傾向が極めて強いことがわかります。
(新潟県 瓢湖の白鳥おじさんの場合)
野鳥の餌付けに成功し、多くの白鳥が来るようになった新潟県瓢湖の場合、餌は一日に3回で、全国から送られてきた、食パンの耳、雑穀、割れ米などを与えています。
4000kmにもなるシベリアへの北帰行、それまでにお腹一杯食べて、たっぷりと皮下脂肪をつけた体力を付けておかなければなりません。一日のその他の時間では、近くの田んぼや湿地で、マコモタケの茎や根、稲の落穂や水中の藻を食べています。
この餌やりは、白鳥の生態系を乱すものほどではありません。瓢湖でのエサやりを冬の名物としてお楽しみください。(五頭温泉郷村杉温泉 角屋旅館さんHPより)
とありました。すべてを否定するものではありませんが、どうなのでしょう。
(私が思うに)
野鳥へのエサやりはできるだけ控え、必要な場合は、管理する施設の担当者が鳥たちにとって害のないエサで最低限の餌付けを行い、あくまで保全するだけのものとするのがいいのではないでしょうか。
(ヤマガラへの餌エサやり)
赤松池の水鳥を見たあと、遊歩道には多くのハイカーの姿がありました。野鳥観察会のメンバーの姿も見られました。そして次にやってきたのが、ヤマガラがやってくるエサやりのポイント(過去の経験から)です。
深山公園のヤマガラは、よく人になついていて、ヒマワリの種などエサを載せた手を伸ばしてかざすと、運がよければ、手に停まり種を持って帰ります。
そして、すぐそばの枝にとまりそこで食べたあと、再びやって来てまた種を持って帰る、この繰り返しです。
この餌付けできる場所は、数か所あるようですが、食べてくれる確率は、多くて30%以下程度です。日によってはまったく来てくれないこともあります。場所の選定、タイミングなどで経験も必要です。しかし、エサ自体に問題はありませんが、これが習慣となるともはや野鳥とは言えません。
でも身近に見るヤマガラは本当にかわいいですね。
エサやりを楽しむのであれば、前項のことを踏まえ、ほんの少量にすべきと悟りました。
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モミジ谷付近でやってきたヤマガラ。ヤマガラはとても人懐こい鳥。昔、芸(おみくじを引く)をしこまれることもあったようです。
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餌を選別するヤマガラ。いらない種は外にはじき出します。
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横から。しっかり咥えています。
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黄葉したモミジ
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中池を振り返ってみたところ
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赤松池に山が映りこむ
(別のポイントでやってきたヤマガラ)
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種をしっかり咥えている
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道の駅の中庭 大変な賑わいでした
(王子が岳に寄って帰りました)
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ご存知、ニコニコ岩 自然が作り出した造形に感嘆します。
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王子が岳はパラグライダーのフライト地として有名です
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素晴らしい眺望です
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パラグライダーの試運転でしょうか
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仲の良いご夫婦 向こうに見えるのは瀬戸大橋
(最後に蓮台寺に寄って帰りました)
由加山蓮台寺 岡山県倉敷市児島由加2855
由加山は、瑜伽の権現さまとして名高く真言宗御室派の寺で別格本山の格式を戴いた古刹です。本尊に十一面観音をお祀りし、平成18年には世界最大級の木造不動尊(座像)をお迎えしました。(HPより)
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真新しい観音様
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紅葉がとてもきれいでした
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境内の様子
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新本堂 総工費12億円だそうです
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アンパサダー 釈CARだそうです
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多宝塔と紅葉
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見ごろは過ぎていましたがなかなかのボリュームでした
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淡いモミジの紅葉
(由加神社本宮)
由加神宮本宮 岡山県倉敷市児島由加2852
由加神社本宮は日本三大権現の一つ。瀬戸内海を見下ろす由加山の山頂付近に鎮座しています。社伝によると、天平5年(733)、行基菩薩が十一面観音をまつったことにはじまります。以来、朝廷や武家の祈願所として繁栄し、神仏習合の聖地として、多くの崇敬を集めて来ました。
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備前焼の子連れ獅子(文政12年に池田氏が奉納)
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すごい勾配の由加神社の厄除石段
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鳥居も備前焼(明治27年に奉納されたもの)
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鮮烈なモミジ
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本殿 岡山県指定重要文化財
最後までご覧いただきありがとうございました。
野鳥たちに会いに、玉野市の深山公園(みやまこうえん)を訪ねました。この時季、赤松池にはカモ類など多くの水鳥が飛来し越冬します。そして週末には多くのファミリーがやってきて、水鳥たちにエサをやる姿を目にします。
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赤松池 毎年多くの水鳥が渡ってきます。
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餌やりをするファミリー
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カモ類 ハクチョウはいません
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紅葉はほとんど終わっていました
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モミジのアップ
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いろんな種類の落ち葉
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中池 深山公園の広さは200ha、東京ドーム(4.7ha)の43倍もあります
以前、このブログで紹介した記事に対し、野鳥にエサをやるのは、野鳥たちにとってもよくないことなので、表現を変えてほしい旨、意見を頂戴しました。
野鳥たちへのエサやり、実際のところどうなのでしょう。
調べてみると、そのよくない理由として下記のような専門家や自治体のことばがありました。
・1年の間の長い期間、人がエサをやることによって、野生動物がそれらの食べ物に依存し、渡りの時期を遅らせたりして、本来の野鳥の生態系が乱れる(岩手県八幡平市)
・エサ(例えば、パンの耳など)は、鳥たちにとって好ましくない成分、塩分、糖分、油分が過剰に含まれている(茨木県)
・多量に撒くことによって、池の水質が汚染される
などで、全国では、禁止する旨の方針が示されている地方自治体がたくさんあります。しかし、深山公園を管理する玉野市の看板にはエサやりを禁止するものはありません。
(結論として)
野生鳥獣は、本来、厳しい自然の中で自ら餌をとって生きており、人間のペットではありません。人為的な影響を極力減らし、自然のままにそっと見守ることが正しい野生鳥獣との共生です。
(次のような専門家のことばを見つけました)
本来,その対象生物を保護するということは,その生息環境を正しく把握・理解した後に,生息環境を保全することだと思いますが、関係者がこれを認識するしないにかかわらず,餌付け・給餌活動を観光資源及び個人的趣味して扱い,それを保全活動に転化している可能性が極めて高い地域が見受けられます。
そして,マスコミは餌付けを行った人を好意的に受け止め,餌付けは熱意を持って行うことが良いことのように報道する傾向が極めて強いことがわかります。
(新潟県 瓢湖の白鳥おじさんの場合)
野鳥の餌付けに成功し、多くの白鳥が来るようになった新潟県瓢湖の場合、餌は一日に3回で、全国から送られてきた、食パンの耳、雑穀、割れ米などを与えています。
4000kmにもなるシベリアへの北帰行、それまでにお腹一杯食べて、たっぷりと皮下脂肪をつけた体力を付けておかなければなりません。一日のその他の時間では、近くの田んぼや湿地で、マコモタケの茎や根、稲の落穂や水中の藻を食べています。
この餌やりは、白鳥の生態系を乱すものほどではありません。瓢湖でのエサやりを冬の名物としてお楽しみください。(五頭温泉郷村杉温泉 角屋旅館さんHPより)
とありました。すべてを否定するものではありませんが、どうなのでしょう。
(私が思うに)
野鳥へのエサやりはできるだけ控え、必要な場合は、管理する施設の担当者が鳥たちにとって害のないエサで最低限の餌付けを行い、あくまで保全するだけのものとするのがいいのではないでしょうか。
(ヤマガラへの餌エサやり)
赤松池の水鳥を見たあと、遊歩道には多くのハイカーの姿がありました。野鳥観察会のメンバーの姿も見られました。そして次にやってきたのが、ヤマガラがやってくるエサやりのポイント(過去の経験から)です。
深山公園のヤマガラは、よく人になついていて、ヒマワリの種などエサを載せた手を伸ばしてかざすと、運がよければ、手に停まり種を持って帰ります。
そして、すぐそばの枝にとまりそこで食べたあと、再びやって来てまた種を持って帰る、この繰り返しです。
この餌付けできる場所は、数か所あるようですが、食べてくれる確率は、多くて30%以下程度です。日によってはまったく来てくれないこともあります。場所の選定、タイミングなどで経験も必要です。しかし、エサ自体に問題はありませんが、これが習慣となるともはや野鳥とは言えません。
でも身近に見るヤマガラは本当にかわいいですね。
エサやりを楽しむのであれば、前項のことを踏まえ、ほんの少量にすべきと悟りました。
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モミジ谷付近でやってきたヤマガラ。ヤマガラはとても人懐こい鳥。昔、芸(おみくじを引く)をしこまれることもあったようです。
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餌を選別するヤマガラ。いらない種は外にはじき出します。
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横から。しっかり咥えています。
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黄葉したモミジ
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中池を振り返ってみたところ
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赤松池に山が映りこむ
(別のポイントでやってきたヤマガラ)
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種をしっかり咥えている
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道の駅の中庭 大変な賑わいでした
(王子が岳に寄って帰りました)
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ご存知、ニコニコ岩 自然が作り出した造形に感嘆します。
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王子が岳はパラグライダーのフライト地として有名です
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素晴らしい眺望です
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パラグライダーの試運転でしょうか
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仲の良いご夫婦 向こうに見えるのは瀬戸大橋
(最後に蓮台寺に寄って帰りました)
由加山蓮台寺 岡山県倉敷市児島由加2855
由加山は、瑜伽の権現さまとして名高く真言宗御室派の寺で別格本山の格式を戴いた古刹です。本尊に十一面観音をお祀りし、平成18年には世界最大級の木造不動尊(座像)をお迎えしました。(HPより)
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真新しい観音様
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紅葉がとてもきれいでした
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境内の様子
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新本堂 総工費12億円だそうです
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アンパサダー 釈CARだそうです
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多宝塔と紅葉
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見ごろは過ぎていましたがなかなかのボリュームでした
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淡いモミジの紅葉
(由加神社本宮)
由加神宮本宮 岡山県倉敷市児島由加2852
由加神社本宮は日本三大権現の一つ。瀬戸内海を見下ろす由加山の山頂付近に鎮座しています。社伝によると、天平5年(733)、行基菩薩が十一面観音をまつったことにはじまります。以来、朝廷や武家の祈願所として繁栄し、神仏習合の聖地として、多くの崇敬を集めて来ました。
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備前焼の子連れ獅子(文政12年に池田氏が奉納)
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すごい勾配の由加神社の厄除石段
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鳥居も備前焼(明治27年に奉納されたもの)
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鮮烈なモミジ
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本殿 岡山県指定重要文化財
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