未熟なカメラマン さてものひとりごと

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伊勢神宮 おはらい町を歩く 平成27年8月1日(土)

2015-08-07 00:04:40 | 古い町並み

町並みが美しいおはらい町

伊勢神宮内宮のお参りをすませたあとのお楽しみは何といってもおはらい町の散策です。このおはらい町に5回は通ったという私の弟が勧めるのが、名物伊勢うどんです。ほかに黒あわびの串焼きや、松坂牛の牛串もいいが、手こね寿司は今ひとつという評でした。

しかし、ここで難問が。時刻は7時ごろでしたが、これだけ人通りが多いのに飲食のお店の開店時間は、一部例外を除いてどこも10時半から11時なのです。この猛暑の中、いくら粘っても1時間が限度です。次の予定もあるので、それまでここで無駄に時間をすごすわけにはまいりません。

ここで思ったのですが、お参りだけが目的の人は早朝からやってきて参拝し、すぐに帰る。お参りとおはらい町の両方が目的の人や、おはらい町だけが目的の人は、ゆっくり9時10時ごろからやってくる、ということではないでしょうか。

8時を過ぎると早朝あれだけ人の多かった通りも少し閑散とした感じがします。それにしても、鳥居前町のおはらい町、江戸時代からつづく町並みですが、一時期、随分さびれたそうです。これではいかんと、町並み保存の動きが活発となり、石畳や電線の地中化、郵便局や銀行、コンビニも町並みに合わせて修景し、自治体の融資等の応援もあって、現在の町並みになり観光客も戻ったそうです。通りはどこか、倉敷の町並みに似ていると思いました。



八朔粟餅を買い求める人たちの行列が続く


赤福本店で定番赤福餅と八朔粟餅をいただく

毎月、朔日のみ限定メニューの行列の出来ていた朝粥のお店は早くも本日終了の看板が出ていました。
相変わらず赤福本店では朔日餅(ついたちもち)を買い求める人の長蛇の列は途切れていません。今月の朔日餅は、「八朔粟餅」でした。意外にも店内で食べる人の待ち時間は5分ほど。レジで注文をすると番号札を渡され、適当な場所を確保し待っているとすぐに番号をよばれお盆に注文の品とほうじ茶が載ったお盆が渡されます。こうして小休止をしたあと、再び通りを散策することにしました。
本店の前では、この季節一番人気の「赤福氷」のお店も大賑わいでした。 

しかし、名物の伊勢うどんだけは何としても食べて帰りたい、ということでぶらぶらしていたらお土産屋内のレストランを発見。こちらは早い時間から営業しているようでした。思案のあげく、ここで食べていくことにしました。太目のやわらかい麺にやや甘めのツユが少しかけてあります。かつお節がのって食欲をそそります。想像通りの味でしたが、やはり専門店で食べたかったというのが正直な気持ちです。


くいしんぼうの私は、試食食べ放題という、ひもの塾を目にしました。このお店はすでに開店していて、店先で干物を焼く香ばしい匂いが食欲を誘います。最近、西川史子さんが旅の番組でビール片手に試食をしていたのを思い出しました。誰もいない店内。少し勇気を出して試食しましたが、人の心理とは不思議なもので、あっという間にお店の中は試食する人でいっぱいになりました。

このあと、おかげ横町をぶらりとして、次の目的地、信楽(しがらき)に向かいました。



伊勢萬内宮前酒造場
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初めてのお伊勢参り 平成27年8月1日(土)

2015-08-04 23:49:47 | 神社・仏閣

二見浦の夫婦岩にあがる日の出

一生に一度はお伊勢参りをしたいと思い、以前から計画を立てていました。そしてついに実現する日がやってきました。
井原市からの所要時間は約5時間です。どうせなら早朝にお参りしたいと自宅を出たのが午前0時でした。出発前に仮眠を数時間とりましたが、かならずしも万全ではありません。
私の以前の上司が、計画をきいて冗談で「歳を考えなさい!」といっていましたが、深夜の高速道路の経験もなく、無事着けるかどうか、一抹の不安もありました。

当日の夜は雲ひとつないブルームーンの満月、願っても無いお天気でしたが、深夜を走ってみて、想像以上の交通量の多さと、トラックの走行が多いのに驚きました。しかしほとんどが法定速度を遵守しているのには感心しました。2度サービスエリアで休憩しましたが、ここでは、深夜に響き渡る駐車中のトラックのエンジン音の大きさに驚きました。

さて、最初に向かったのが、夫婦岩で知られる二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)です。二つの岩の間から上がる日の出を撮りたいと思っていましたが、着く前に早くも前方にオレンジ色の朝日が見えてきました。あれ間に合わなかったかと思いながら、少々焦り気味に車を走らせます。
そしてまもなく目的地に到着。海岸沿いの無料駐車場に車を停め、夫婦岩に急ぎます。すると朝日はだいぶ上がっていましたが、夫婦岩の中心に朝日が見える位置にカメラを構えることができました。帯状のオレンジ色の筋がきれいに海面に映し出されています。

海岸では、日の出を見に来ていた旅館の宿泊者たちでしょうか、団体で引き上げるところでした。砂浜では小学生くらいの子どもたちが大勢、サッカーの練習をしていました。
こういう朝のすがすがしい光景は何とも見ていて気持ちのよいものです。せっかくなので神社でお祈りをし、すぐに伊勢神宮に向かいました。駐車場の案内のとおり進むと、河川敷の駐車場に停めることになりました。川岸の遊歩道を、内宮方面に進むと正面に橋が見えてきました。



お伊勢参りのシンボルともいわれる宇治橋

橋にはずっと行列ができ、それが対岸まで続いています。すぐにわかったのですが、それは赤福本店の朔日(ついたち)の名物のお餅を買う行列でした。川べりの遊歩道からおはらい町の通りに入り、まずは内宮にお参りです。
きれいな木製の宇治橋を渡り、五十鈴川の御手洗場で手水をして砂利道の境内を進みます。とてもきれいに管理された境内、なんとなく清清しい気分になります。境内には信じられないようなスギの巨木が目立ちますがいったい樹齢はいかほどでしょう。



他の神社とは違う清々しさを感じる


朝日の光りの帯が境内に差し込む

そういえば出雲大社の古代の神殿もこれだけ大きな木があれば不可能ではないなと、思いながら歩いていました。すると木々の間から差し込むような光の筋が視界に入りました。何と神々しいことでしょう。あわててシャッターを切りました。するとまもなく正宮に到着です。テレビや雑誌でよく目にする石段とその向こうに白幕の垂れる御姿、お馴染みの光景です。とてもありがたい気分になりました。こうして正宮で参拝を済ませ、つづいて荒祭宮とまわり、神楽殿を横にみながら内宮をあとにすることにしました。このあとのお楽しみは、おはらい町の散策です。(つづく)


いよいよ正宮に到着

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