ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミモロの日帰り金沢旅。18時まで開館している「金沢能楽美術館」と「金沢21世紀美術館」へ

2021-03-14 | 国内旅行

朝7時台に京都を出発し、特急サンダーバードで9時台に金沢駅に到着したミモロとお友達。GoToトラベルを利用した日帰り金沢旅の残り時間も少なくなりました。「金沢駅は、19:08発のサンダーバードでしょ!その前にまだ共通クーポン使わなくちゃ~」と、ミモロ。「金沢21世紀美術館」のそばからバスに乗ることに…。

バス停近くに来ると…「あれ?ここまだ開いてるよ~」と。そこは、18:00に閉館する「金沢能楽美術館」です。入館は17:30までに…
 
まだ閉館まで40分はあります。
「行こう!」とミモロは、ずんずん中へ。もう見学者の姿は、ミモロたち以外にはありません。

金沢では、能楽は、加賀藩前田家が武家の式楽(たしなみ)として保護・育成を図り、庶民にも奨励。「加賀宝生」として独自の発展を遂げてゆきます。

この美術館には、「加賀宝生」に伝わる貴重な能面や能装束などを所蔵展示しています。

「わ~いろんな能面があるよ~」

能面の作り方などもわかりやすく解説。
 
「わ~キレイな人…」

「あれ?これ犬?」

いいえ、それは狸だそう。「ネコってないね~」と残念がるミモロ。

能装束や謡の楽器などの展示も目を見張るものがあります。
 

能楽に関する基礎知識を学べるコーナーもあります。


能楽に興味がある人も、ない人も、展示される品々にきっと見とれる美しさ。

「なんかもう閉館みたいだね~」と…ミモロは、「またゆっくり来ます~」係の方に挨拶して、約15分で退出しました。

「ここ行ったことある?」とミモロはお友達を案内するように、隣りの建物へ移動します。
そこは、前回行った「金沢21世紀美術館」です。「無料エリアなら、すぐ見られるよ~」と、すでに知る館内を進み、アメリカ人アーティスト、ジェームズ・タレルの「ブループラネットスカイ」(タレルの部屋)へ直行。


「ミモロちゃん、待って~」とお友達は慌ててミモロの後を追います。

「わ~夜空が見える~」

天井に四角く切り抜かれた窓は、夜空がまるで一つの作品のように見えます。

「ミモロちゃん、ありがとう~連れて来てくれて~」とお友達も感激している様子です。
二人は、ミュージアムショップにも立ち寄り、それぞれお土産を見つけます。

「急がなくちゃ~」と、走って、バス停に行き、金沢駅へ向かうバスに飛び乗りました。

金沢駅に到着したのは、18:20。「共通クーポン使わなくちゃ~」使う間もなく動き回っていたミモロたち。1500円分の地域共通クーポンをどこで使うか…ふたりは金沢駅の駅ビルに向かい、そこのお寿司屋さんへ。「あの~18:50までに食べられますか?」と聞くと、「はい、大丈夫ですよ~」とご店主に言われ、カウンター席へ。そこで1000円プラスして、お寿司のセットを注文。
さすがそういうお客様に馴れているのか、見事に18:50には食べ終わることができました。「美味しかったね~」と大満足のミモロたち。

「まだ少し時間ある…」とミモロは、ショップでコーヒーとお菓子を購入してから、駅のホームへ上がります。

すでにホームには、大阪行きの特急サンダーバードが入っています。指定席に乗り込んで、間もなく、電車は、京都に向けて出発しました。
お友達と食後のコーヒーとスイーツを食べると、さすがのミモロもドッと疲れが…。
「もうダメ~」とマスクをアイマスクにして眠り始めました。「お疲れ様、ミモロちゃん…」と、静かに見つめるお友達に寄り掛かり寝息を立てるミモロです。


京都駅には、21:21に到着し、ミモロの金沢12時間滞在の日帰り旅は終わりました。「すごく楽しかった~」とやり切った感じのミモロ。
いつかまた、ぜひ京都からの「金沢日帰り旅」へ。

ミモロは、SUMURAIパスポート1000円と金沢市内1日フリーバス乗車券600円をフルに活用。訪れた施設は、なんと11か所に及びます。
この「加賀百万石回遊ルート」の対象文化施設に(無料もしくは割引料金で)2日間何度でも入場可能な「SUMURAIパスポート」は、GOTOトラベルを利用しなくても、3月31日まで発売しています。

ミモロは、無料になった施設は8か所めぐりました。その入場料合計は、2820円、そして割引100円で合計2920円相当に。
バスは3回乗ったので、230円×3回で690円

特急サンダーバードの京都ー金沢 往復の乗車料金は、12980円
文化施設見学料が2920円、バスの乗車料金が690円、それに地域共通クーポン1500円を含めるとでしたから、18,090円が、通常のミモロの日帰り金沢旅の料金になります。
でも、GoToトラベルを利用したので、それが今回は5785円になったのです。「え~12,305円もお得になったんだ~」と、ミモロは感激!

まぁ、これは国民の税金で支払われることになるので、ちょっと複雑な思いもしますが、ともかく政府が決めたこと。

当分の間、このGOTOトラベルの再開の目途は立っていませんが、もし、復活したら…。

でも、現在、3月31日まで、いろいろな旅行会社で、特急サンダーバード利用でSUMURAIパスポート付きの日帰り金沢ツアーが、京都発なら8,900円くらいで販売されています。
もちろんGOTOトラベル利用のように地域共通クーポンは付きませんが、充分お得感があるのでは?

コロナの感染拡大予防のために、もちろん充分に注意しながら…。
できれば平日で人の動きが少ない時を選んで…。「大きな声でお話したりしちゃダメ、食事も静かにしなくちゃね~」とミモロ。

京都から、どうぞ、いつか金沢日帰り旅を…。


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ミモロの日帰り金沢旅。夕闇せまる「金沢城」へ猛ダッシュ。昨年復元が完成した「鼠多門」など見学。

2021-03-13 | 国内旅行

「キャ~もうすぐ閉門だ~」と、16時半の閉門時刻まであとわずか…目の前に目的の「金沢城」の「鼠多門」が見えてきました。

「靴を投げたら、門に入ったことになるかな?」と、縁切寺のようなことを言うミモロ。それより速く走ることに集中して~。

「う~間に合ったみたい~」と受付に向かい、無事に係の方に入場を許されました。


この「鼠多門」は、「金沢城」の西側に位置する門で、木製の鼠多門橋により接続され、城内への出入り口として機能していました。
門の外壁は、白漆喰塗りで、下部の腰壁はなまこ壁ですが、目地の白い部分を黒漆喰で仕上げているのが、他の門にはない特徴なのだそう。
創建は、江戸前期で、その後、修理を施しながら明治までその姿を留めていました。明治10年に老朽化のため、橋は撤去。門も明治17年に火災により焼失。それから、周囲の堀も埋め立てられて、昔の姿が失われました。

しかし、平成26年から、このエリアの埋蔵文化財調査が開始され、その結果に基づき、門は、史実に沿った木造で、そして橋は、耐震強度を確保した構造で復元プロジェクトが進みます。平成30年に門と橋の復元作業が竣工され、令和2年7月に完成を迎えます。

「新しい木の香りがする~」と言いながら、階段を上がり、上層部へ。
 
床面積は、323.84㎡に及びます。「広いね~」

「ネズミが多い門っていう名前だから、昔は、たくさんのネズミがいたのかも…でも、もう隠れるところないから住めないね~」とネコのミモロ。
この門が何に使われていたか、よく知ることはできませんでしたが、その名から察すると、米俵など食料の備蓄がされていたのかも…。
「きっとネコもいたんじゃない?ガードマンとして…」と、ミモロは想像。

ガッチリとした梁が巡る天井。まさに現代の大工さんたちの技が光ります。


「お城の中も入ってみたいね~」というミモロ。


係の方にご挨拶をすると、急いでそばに広がる日本庭園「玉泉院丸庭園」へ。ミモロたちが庭に着く前に、門内部の公開は終了していました。

この庭は、歴代藩主が愛でた庭で、「兼六園」が饗宴などパブリック性が高いのに比べ、こちは藩主のプライベート庭園という性質が強いそう。

こちらも明治の廃藩以降、荒廃し、平成20年から5年を費やし、発掘調査・研究の後、平成27年に復元されたもの。
石垣を背に眺める庭に、歴代の藩主の思いを重ねます。


「わ~ここも閉園時間なんだって…」と急いで外へ。「なんかだんだん暗くなってきたね~」

さすがに太陽も傾き、気温が急激に低下してきました。寒さを振り払うように歩くミモロ。


「あれ?洋館がある~」

これは、明治31年に建てられた「旧第六旅団司令部」。当時は、全国に同じようスタイルの師団建物があったそう。
明治4年の廃藩後、城は陸軍省の管轄になります。明治期の日清、日露戦争、昭和の日中戦争で、金沢は陸軍の拠点のひとつとして、発展してゆきます。市内には、今も、その歴史の物語る建造物が残ります。
五木寛之の小説「朱鷺の墓」の舞台として、その時代の金沢を垣間見ることができます。

「わ~もう17時になっちゃっうよ~」と、白い息を吐きながら、さらに広~い城内を進みます。


ミモロは、やっと城の中心部の「三の丸広場」に到着。

長~い「五十間長屋」と「橋爪門続櫓」が、ミモロの目の前に…。「りっぱなお城だね~」と言いながら、息を整えます。
こちらの建物は、明治14年(1881)に焼失し、平成13年に復元が完成したもの。

中を見学できるのですが、すでに16時半過ぎで、残念ながらミモロは間に合いませんでした。


「残念だけど、また今度ね…」聳える菱櫓を見上げて、再び訪れることを誓います。


天正11年(1583)に前田利家が金沢入りしてから、本格的な築城がスタート。その折、キリシタン大名である高山右近を築城のアドバイザーとして招いたそう。
代々の藩主により次第に整備、拡大された金沢城。城と共に、金沢の町づくりも進みました。
幾度も、火災で城の建造物は焼失し、再建が繰り返されます。

現在、ミモロが目にしているのは、安政年間頃の景観を復元した城の姿です。


昔、金沢に行ったことがある…という方も多いはず、でもそれが昭和や平成の前半なら、「金沢城」の姿は違っていたはず。
ぜひ、復元が完成した城を訪れてみては?
「なんか金沢って、観光に力入れてるね~どんどん整備したり復元したり、新しい博物館や美術館作ったり…外国人観光客にも人気がでるはずだよね~町が京都以上にコンパクトで巡回バスも多いし、便利だもの」とミモロ。新幹線の開通で、いっそう東京が近くなった金沢。もちろん、京都からも便利です。「どういう町づくりをしたいのか?」それが明確になっている気がします。

「もう17時すぎだから、さすがに見学できる場所ないよね~」とミモロ。
刻々と夜が迫る城内…「さぁ、もう金沢駅方向に戻りましょうね」とお友達。

「うん…」ミモロたちは、「石川門」を出て、「兼六園」沿いの暗い坂道を歩き、町の灯りが見える「広坂」へ

*「金沢城」の詳しい情報はホームページで



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ミモロの日帰り金沢旅。武家屋敷地区にある「前田土佐守家資料館」と「武家屋敷跡 野村家」を拝観

2021-03-12 | 国内旅行

昨年12月、GoToトラベルを利用して、京都から金沢の日帰り旅に出かけたミモロ。
金沢の12か所の美術館や博物館を巡れるSUMURAIパスポートを活用し、金沢駅に9時に到着してから、次々に拝観してゆきます。

「金沢って城下町だから、武家屋敷があるんだって~」とミモロは、SUMURAIパスポートが使える「加賀百万石回遊ルート」のマップを見ながら、次に向かう場所を決めます。

金沢の繁華街、香林坊のそばは、武家屋敷が集まっているエリア。そこでまず、「前田土佐守家資料館」へ。
 
ここは、加賀藩の重臣、前田土佐守家に伝わる約6000点の古文書をはじめ、武具、書画など約9000点におよぶ歴史的資料を保存・公開しています。
年4回、展示替えを行い、それぞれ約80点が公開され、加賀藩の上級武士の姿を紹介します。

「へぇ~映像やパネルでの展示もあるんだ~」

前田土佐守家は、前田利家とまつの次男である前田利政から始まり、明治まで10代の当主を数えます。藩主前田家の分家として、藩の重職を担い、加賀藩の重臣「加賀八家」の一つです。

武家屋敷らしい、どこか雅さ漂う京の庭とは趣が異なる感じ。


展示物の撮影ができなかったので、撮影可能な部分だけお伝えします。
加賀藩の歴史を知ることができる映像コーナー、熱心に楽しむミモロ。
 

「ここで遊んでもいいの?」と、大きな双六が。これは、甲冑着用双六で、甲冑の着方を示した絵が並んでいます。
 
「りっぱな武将の姿になるのに、時間かかりそう…」とミモロ。

「ミモロは、これでいいの~」と甲冑のパネルで記念撮影


江戸時代になり、戦いがなくなり、甲冑などを着用する機会は、長らくなかったはず。その期間、加賀藩は、武家文化を深めてゆきます。

「ここも、いろいろ拝見するものいっぱいだったね~」とミモロ


さて、次は、すぐ近くにある「武家屋敷跡 野村家」へ。

前田家の直臣であった野村家は、禄高は1200石で、代々馬廻組の組頭と各奉行を歴任し、明治4年の廃藩まで11代続く家柄です。
「なんか大きなお屋敷みたい~」と門から覗くミモロ。


ここにも歴史を感じさせる甲冑が展示されています。


「なんかすごいお座敷~」


「禄高1200石なのにすごいね~」と思ったミモロですが、実は、現在の屋敷は、かつて野村家が住んだ建物を取り壊され、昭和初期に、加賀藩時代に北海道などへの「北前船」の通商で財を築いた橋立村の久保彦兵衛が、天保14年(1843)に藩主を招いた豪邸の一部を移築したものだそう。

総檜造りの格天井や黒檀や紫檀材をつかった細工造りなど、江戸時代の高い技術を物語る建物です。


「さすが豪商…加賀藩の財政を支えたおうちなんだって~」


さて、庭園は、野村家を偲ぶ部分が一部残されているそう。「どこかよくわからないけど…立派なお庭だね~」


武家の屋敷の庭らしく小堀遠州好みで、名石や大きな石が屋敷に迫る造りです。
 
庭には、金沢最古の大野庄用水の水が引かれ、建物の濡れ縁に迫る曲水の庭になっています。

野村家」の資料館である「鬼川文庫」には、野村家伝来の刀剣をはじめ、加賀藩に由来する貴重な資料が展示されています。


ゆっくりと武家屋敷を拝見したミモロ。
「大変だ~もう16時過ぎちゃってる~」と、突然、時計を見てビックリ。
そう、ミモロがまだ訪れていない「金沢城」の「鼠多門」の公開時間終了が迫っています。
「う~まだこの雰囲気に浸っていたいけど…」と後ろ髪を引かれながらも、ここから金沢城を目指し、猛ダッシュ。
「閉門されたらどうしよう~」と、お友達と息を切らせてながら走ります。


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ミモロの日帰り金沢旅。レンガの建物の「石川四高記念文化交流館」。旧制四高の面影を留める文化交流館

2021-03-11 | 国内旅行

京都を朝7時台の特急サンダーバードで出発したミモロ。9時に金沢駅に到着してから、ランチタイムの30分以外、ほとんど歩き回っています。
午後2時を過ぎて、訪れたのは、香林坊の交差点近くにある「石川四高記念文化交流館」です。

レンガの建物は、明治22年に竣工したもの。金沢市に明治20年に設立された旧制第四高等学校の校舎でした。

旧制高等学校は、明治期に設立された官立の学校制度で、全国には、第五高等学校があります。
第一高等学校(一高)は、東大の前身。二高は、東北大、三高は、京大、そして四高が金沢大学、五高は、熊本大の前身になります。
つまり、明治政府にとって、重要もしくは深い結びつきがある町に設立されたよう。
金沢も熊本も、明治期には、軍の拠点が置かれる場所でもあり、また多くの政財界の要人や学者を輩出した、まさに学都なのです。
「前田家の町だから、すごく学問に熱心だったんでしょ?」とミモロ。

当時の学生の銅像が、それを物語ります。

「え~と入口は…」

昭和25年に学制改革で、閉校。建物は、昭和44年に重要文化財になりました。

「こっちかな?」と校舎の廊下を進みます。


現在、この建物は、「石川近代文学館」と「石川四高記念館」から構成されています。
まず、石川県ゆかりの文学者の著作や原稿、愛蔵品などを展示した文学館へ。

泉鏡花、徳田秋声、室生犀星の三文豪のことがよくわかる展示が、建物の部屋に続きます。
そのほかにも石川県が誇る作家たちの足跡が、詳しく展示されているのです。

ここでは、朗読会や読書会など、文学に関係するさまざまな企画も行われています。


「いつかゆっくり石川県を巡りたいね~」そう、あんまり石川県知らないかも…


そこから次は、「石川四高記念館」へ向かいます。「こっちだ~」と長い廊下をトコトコと…
「まだ続いてる」
「きっと学生さんたち、ここで駆けっこしたんじゃないの?」と想像するミモロ。

廊下沿いの教室には、四高時代の学生が使用した品々や写真などが展示されています。
「ここで滑り台ごっこもしたよね~きっと…」と木製の階段で。


ミモロは、さまざまな展示物をザ~っと見て、また2階の廊下へ。「廊下走っちゃだめよ~」とお友達。「うん~」と、走るのをやめるミモロ。


「ここでお勉強したんだね~」と、昔の教室を復元した部屋は、現在、多目的室として市民が利用できるようになっています。


「なんか金沢って、すごく市民が利用できる場所や文化企画が多いね~」と。

町の中心地「金沢城」の周辺は、近年、文化施設の整備が進んでいます。ここも平成20年に「学びとふれあいの複合文化スペース」としてオープンしたそう。文化とアート、伝統工芸などを基軸に、観光の町としての魅力アップが行われているのです。
「この町・・・いいなぁ~」とミモロ。


すっかり金沢に魅了されたよう。

さて、次に向かうのは、香林坊の交差点を越えて、武家屋敷エリアへ向かいます。


「わ~ここも素敵~」


ミモロとお友達は、休む間も惜しんで、次々に博物館を巡ります。


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ミモロの日帰り金沢旅。赤レンガの陸軍兵器庫の建物にある「石川県立歴史博物館」と「加賀本多博物館」

2021-03-10 | 国内旅行

京都からJRの特急サンダーバードを利用して、GOTOトラベルの金沢日帰り旅に来ているミモロたち。
朝9時に金沢駅に到着し、「兼六園」「成巽閣」「いしかわ生活工芸ミュージアム」などを経て、お昼近くになりました。
「ここで、まだ見たい博物館があるの~」というミモロ。

そこでまたトコトコと歩いて向かったのは、前回、夕方に訪れた「国立工芸館」のそばにある赤レンガの建物です。

「あそこが、国立工芸館…前に見たけど、行ってもいいよ~」とミモロはお友達に尋ねます。「う~そうね~まずは、ミモロちゃんが見たいとこ行きましょ」となんと優しいお友達。
その言葉に甘えて、向かったのは、「石川県立歴史博物館」です。

ここに並ぶ赤レンガの建物は、かつて明治42年(1909)に陸軍兵器庫として竣工。昭和61年に現在の場所に移転し、現在、3棟が並び「石川県立歴史博物館」と「加賀本多博物館」が入っています。建物は、国の重要文化財です。

建物を結ぶ間の空間は、ガラス張りのラウンジになっていて、外の景色を眺めながらのんびりできる憩いの場所です。

ここでミモロたちは、ペットボトルの水を飲んでひと休み。「なんか素敵な景色だね~」と‥春は桜がきっと見事なことでしょう。

まずは、第1棟の「石川県立歴史博物館」へ。

ここには、縄文時代から現代までの石川県の歴史や人々の暮らしの展示が行われています。


「ここ古墳かな?」と遺跡の模型へと進みます。「なんか落ち着く~」

「ミモロちゃん、そろそろ出てきて~」と外でお友達が声を掛けます。


原始、古代、中世、近世など時の流れに沿った展示を巡ります。

参勤交代の様子を示す模型…

諸外国との交易を示す資料など、なんと約17万点の歴史的資料が所蔵されているそう。


「やっぱり建物も素敵だね~」
 
建築にも興味を抱くミモロ・・建物は、博物館として活用されるに至り、外観を創建当時の姿に忠実に復元、内装もそれに合うように、整えられたそう。

平成3年には、この再利用が高く評価され、日本建築学会賞も受賞しています。

歴史に関係するシンポジュウムやレクチャーなど、博物館の活動は多岐に渡ります。

次は、第3棟の「加賀本多博物館」へと急ぎます。


さてここは、加賀藩の1万石以上の禄を与えられた大名クラスの重臣である「加賀八家」のひとつ5万石の禄高の本多家に伝わる家宝や美術工芸品、武具などを展示する武家博物館です。

見学者の目を引くのは、甲冑や刀剣。
 
最近、刀剣女子も多く訪れるそう。

「いろんなものが展示されてるね~」

今回は、ほとんどご紹介できませんが、その展示は幅広く、武家の姿を垣間見るような心地に…

展示の中で、特に目を引くのが、大きな壺。「これなんだろ?」と首をかしげるミモロ。

これは、本多家の家宝である「村雨の壺」。なんでも江戸時代初期に幕府と加賀藩の間で領地権を巡り問題が生じたとき、それを無事に納めたのが、本多家で、領地は加賀藩のものに。その功績で、5万石から10万石へのご加増が申し渡されたのですが、それを辞退し、その代りにこの壺を拝領したのだそう。別名「五万石の壺」と言われ、本多家の家宝となりました。
「へぇ~そんな価値ある壺なんだ~」とミモロ。壺自体の価値云々より、大切なのは、別だと思うけど…。

「ここも大変、見ごたえがある博物館だったね~」とミモロ。


「国立工芸館行く?」とミモロ。「う~そうね~少しお腹空いちゃったわね~」とお友達。
「うん!」その言葉を待っていたように目を輝かせるミモロです。

そこで二人は、町の中を巡回するバスに乗って、金沢の繁華街 香林坊へと向かうことに…


そこのファッションビルの最上階にあるレストラン街で、時間が掛からない中華料理を頂きました。
「ここのレストランからの見晴らしいいね~」町を一望する場所…。

「あ、あそこにもレンガの建物あるよ~行ってみようよ~」と次の目標を見つけたミモロです。


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