ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

歴代の天皇の御陵参拝記念の「御陵印」。神武天皇から昭和天皇までの御陵印集め「月輪陵墓」からスタート

2021-05-25 | 歴史・史跡

「御陵印って知ってますか?」神社仏閣で参拝記念に頂くご朱印を集める人は多いのですが、あまり知られていないのが、歴代天皇の陵墓を参拝していただく「御陵印」です。ミモロは、お友達に誘われて、「御陵印集め」をすることに…


陵墓は、初代の神武天皇から第124代昭和天皇まであり、重祚(ちょうそ)同じ方が2度天皇になられたり、また合祀された陵墓もあり、御陵印は、全部で93印あり、さらに初代天皇以前の神代御陵印が3印あるので、全部で96印集めます。


まずは、小学館発行の「御陵印帳」2530円を購入。そこに順番に押印してゆきます。


歴代天皇の御陵は、東京にある大正天皇と昭和天皇の御陵以外、主に奈良、大阪、京都エリアにあります。以前は、それぞれの御陵で印が管理されていたそうですが、現在は、宮内庁が集約し、東京、大阪、奈良に各1か所、京都に2か所ある陵墓監区事務所で、そのエリアの御陵印を管理しています。

ミモロたちは、まずは京都の「月輪陵墓監区事務所」を訪れることに。

ここには、第38代天智天皇から第121代孝明天皇の全18印があります。

本来は、それぞれの陵墓を参拝してから頂戴する御陵印ですが、「それは御陵印頂いてから…にして頂こうね~」ということに。
でも、頂く前にできるだけ陵墓監区事務所のそばの陵墓には参拝してからが、御陵印の頂き方です。

「月輪陵墓監区事務所」は、京都東山区の「泉涌寺」の山内にあります。
「じゃ、ここから始めましょう~」とお友達と記念撮影。


「緊急事態宣言中だから、だれもいない…」

静まり返った境内を、心を鎮めながら進みます。

境内の奥に位置する「月輪陵墓・後月輪陵墓」には、第87代四条天皇と第108代後水尾天皇から第120代仁孝天皇まで14の天皇陵があります。

「ここ、何度来ても、心が落ち着くね~空気が違う…」と、ミモロは「泉涌寺」に来ると、必ず参拝する場所です。

小雨にもかかわらず、しばし御陵の前に立つミモロでした。

そこから、次は、山沿いに歩き、第86代後堀河天皇の観音寺陵に参拝。
 

さらに山沿いに、第12代孝明天皇の後月輪東山陵に参拝しました。
 

いずれも身が引き締まる空気が漂っています。

そこから少し進むと、「月輪陵墓監区事務所」に到着です。
 

まずは、事務所の職員の方に、「御陵印を頂きに伺いました」と挨拶を。すると「はい、こちらへ~」と印を押すデスクに案内してくださいます。職員の方が、運んでくださる木箱には、この事務所で管理する御陵印がズラリ。

そこで御陵印帳を広げ、静かにゆっくりと押印します。「うわ~こんなにたくさんある~」とミモロ。ここでは18印を押印します。

「真っすぐ、かすれないように押さなくちゃ~」とミモロは体重を掛けて、グ~。

印の大きさは、6センチ四方が基本形で、もちろんそれぞれの天皇のお名前と御陵名が、刻まれています。

これは、孝明天皇御月輪東山陵の文字が…。

多くの方が押印なさったのでしょう。艶光した印…印の上には、それぞれの天皇のお名前が…


「押し忘れないようにしなくちゃね~」と、お友達と次々に押印します。


「ふ~終わった~結構、力必要だった…」とミモロ。

「う~かすれちゃった~」「あ、ずれちゃった~」と、なかなか上手に押すのはコツが必要なよう。

くれぐれも押し忘れにご注意を…。

「ありがとうございました~」と職員の方にお礼を言って、事務所を後にします。

「さぁ、次は、明治天皇御陵に参拝するわよ~」とお友達。
桃山にある「桃山陵墓監区事務所」に向かいます。

*ぞれぞれの陵墓監区事務所は、平日8:30~17:00に開いていますが、御陵印を頂くには、16:30までに伺うこと。


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