「夏が楽しみだね~」と、ミモロが訪れた京都左京区の山里 久多は、「北山友禅菊」で知られる場所。
ミモロは、そこで「北山友禅菊」の苗植え作業のボランティアをしました。
苗の育つ畑から、畑に植えるために苗を1本ずつバラバラにして植えやすいようにしたり、
畑の畝に植える作業も頑張りました。
そして、これらの畑をもつ農家の常本さんから、作業の労を癒すために、お昼のごはんを頂戴することに…
お手製のカレーと山菜の天ぷら…「う~どちらも美味しそう~」
この日、ボランティア活動に参加した皆さんといっしょに、爽やかな風に吹かれながら、テーブルを囲みます。
「美味しいね~」と、みんな次々にカレーをお代り…ミモロも3回もお代りしました。
テーブルがあるのは、常本さんのおうちのお庭。現在、茅葺き屋根の葺き替え作業が進んでいます。
「あの~茅葺き屋根の葺き替えって、すごくお金がかかるんでしょ?」とミモロ。
「はい、そうですね~全部、材料を揃え、職人さんをお願いすると800万円くらいかかると言われます」と常本さん。
「うわ~そんなに掛かるんだ~」とみんなビックリ。
「材料となる萱は、地元で調達できるんです。葺き替えは、昔は20年ぐらいごとにやって、その期間に材料を少しずつ蓄えてゆくんですよ」と。
材料を揃えた常本さんは、茅葺き屋根の葺き替えをする職人さんを訪ね、そのやり方を教わり、「う~なんとか自分たちでもできるかも…」ということで、ご家族と共に、葺き替え作業に着手することに…。
今や少なくなった茅葺き屋根の家…その職人さんたちも少なくなっているのだそう。また費用が掛かることから、茅葺き屋根を諦めて、トタンふきや瓦の屋根にする家も多く、日本の昔ながら風景を作る茅葺き屋根の家は、減少の一途をたどっているのが現状です。
「補助金とかでないんですか?」「う~」
屋根に掛かる梯子をじっと見つめていたミモロ…「あの~屋根に上ってもいいですか?」と突然…
「はい、いいですけど、充分気を付けて…」と常本さん。お許しを頂いたミモロは、梯子に飛びつき、屋根を目指して登り始めました。
「さすがネコ…なかなか身軽ですね~」と下からその様子を見上げるお友達。
「ヨイショ~」と、梯子にしがみつきながら、屋根へ到着したミモロ。
「大丈夫?」と下からお友達の声。「うん、大丈夫だよ~」と身軽なミモロは、萱にしがみつきながら屋根を移動します。
「わ~いい眺め~茅葺き屋根に登れるなんて感激!こういう経験めったにないよね~」と嬉しそう。
「へぇ~こうやって屋根って葺くんだ~」と近くで屋根の構造を見学します。
その様子を見ていたお友達は「私も登りたい~」と、次々に梯子を登ってきました。
「板が渡してある所は大丈夫ですが、他のところに乗ると下に落ちますから注意してくださいね~」と常本さん。
みんなで屋根の上に…本当に貴重な経験でした。
「ミモロちゃんが登るって言いださなかったら、こんな経験できなかった~」と言われ、「そう、まぁ、ミモロ、登るの得意だから…」と鼻を膨らますミモロでした。
「じゃ、そろそろ降りましょう~」と、次々に梯子を降り始めたお友達。
一番最初に屋根に登ったミモロは、屋根の上でじっと立ち止まったまま…「あれ?ミモロちゃん、降りないの?」とお友達。
「・・・」ミモロは黙ったまま…。「もしかして降りる怖いの?」「・・・」そう、ネコのミモロは、登るのは得意なのですが、降りるのは苦手。「じゃ、ここに入って…」とお友達の上着の中に入れてもらうことに…。
「ゆっくりでいいよ~」とお友達といっしょに梯子を降りるミモロでした。
再び苗植え作業を行い、最後に水を苗にかけて、この日の作業は16時に終了。
「予定していた以上に作業が進みました。みなさんありがとうございました」と常本さん。
「なんか楽しかったね~やったね~」と、
北山友禅菊の苗が植わった畑を見て、みんな満足気な様子です。
帰り際に、「これどうぞ~」と常本さんがくださったのは、お手製の納豆。藁のつとに入った本格的な納豆です。
今は、まだ苗が茂る畑…
「また絶対に夏に来ようね~ミモロたちが植えた北山友禅菊、見たいもん」
きっとそのころは、コロナも今より納まっていることでしょう~(希望的観測…)
再び、美しい山里 久多を訪れる日が今から楽しみです。
ぜひ、みなさまも、見に来てください~
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