「わ~よかった~間に合った~」と、7月17日、19時過ぎに京都四条通の高島屋近くにある御旅所に到着したミモロ。
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実は、この日、ミモロは親戚の法事のため、東京に朝から出かけて、山鉾巡行を見ることができませんでした。でも、どうしても神輿渡御は拝みたいと、法事が済むと、新幹線に飛び乗って京都に戻ったのです。
今年の「八坂神社」の神輿渡御は、神社の西の石段下での神事をはじめ、氏子町へのそれぞれの神輿の渡御は行われず、四条通をまっすぐ御旅所まで進むことになりました。
18時に神社を、素戔嗚尊をのせた中御座、奥様の櫛稲田姫命の東御座、そして8人のお子様の神様の西御座が、次々に出発。一路、御旅所を目指します。
「わ~もう御旅所に中御座が到着してる~」
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御旅所の前は、人がいっぱい。身動きもできない状態で、なんとか後ろにずれて、寺町通から回り込み高島屋近くに移動します。
「ふ~ここなら、一番前で見ることができる~」と、ミモロはそこに落ち着くことに…。
「あ、東御座が来た~」
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目の前を神輿が動きます。「3年ぶりだね~この熱気いいよね~」と感激しているミモロです。
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「やっと河原町通を西御座が渡ったみたい~」と、ミモロの前に、「錦」の文字が染め抜かれた半被を来た担ぎ手の姿が多くなりました。
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ミモロは、キョロキョロ…お友達が「西御座」の神輿を担いでいるのです。
御旅所に東御座が入ろうとするころ…突然、「救急車が通ります…道を開けてください~」とアナウンス。
「わ~きっと熱中症かなんかで、倒れちゃった人がいるんだろうね~」と。この状況ならそれも不思議ではありません。
ピポピポをサイレンを響かせながら到着した救急車。神輿の担ぎ手のみなさんは、それを静かに見送ります。
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「あ、田村さん~!」「ミモロちゃん、来てくれたんだ~」3年ぶりに神輿を担ぐ姿を見たミモロは、感激。
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ずっと西御座の担ぎ手をなさっている田村さんです。
「ミモロもお神輿担いでみたいなぁ~」と。「う~それは無理…祇園祭の3基の神輿を担ぐのは、いろいろな関係者の推薦が必要なんです。だからアルバイトみたいな担ぎ手は一人もいません。事前に打ち合わせがあったり、規則も厳しいんですよ~」と。
1基の神輿の担ぎ手は、300人以上は名を連ねているそう。「う~なかなか気合の入った人たちが多いよね~」とミモロ。
この時もミモロのそばで神輿を見ていらした方…「後祭りは担ぎますよ~」と。
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ちょっと怖そうな感じですが、実は、すごく笑顔が素敵なやさしい方々でした。
錦の染め抜き半被は2種類あって、赤色が入っているのは、役員や錦市場関係者の方々で、それ以外は、助っ人になるのだそう。
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「また、氏子町を渡御できるようになるといいね~」とミモロと田村さん。
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東御座が、御旅所に入る様子を遠くから眺めます。
そろそろ西御座の神輿が動く時間がやってきました。「がんばってね~」と声援をして田村さんを見送ります。
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「ホイット、ホイット~」の掛け声とともに、西御座の神輿が御旅所へと進みます。
その姿が小さくなるまで、見守るミモロでした。
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御旅所に入った3基の神輿は、24日の夜、還幸祭で、再び「八坂神社」へと帰ります。
「また、拝みに行こう~」とミモロ。
祭りの夜は、遅くまで、賑わっていました。
すでに前祭の山鉾の姿が消えた通り…明日には、後祭の山鉾が次第姿を現します。
20日には、山鉾の曳きはじめも昼頃に行われます。
24日の夜まで、祭りの雰囲気で盛り上がる京都の町です。
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ミモロちゃんって、人気あるのですね。
中年男性とのツーショットにはびっくりです。
それからニュースによると、カルガモの親子も祇園祭りの宵山を堪能したらしいです。
最後は警察官のご協力で無事帰宅したらしいです。