ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

明治4年創業の焼き菓子の老舗が、4月25日にオープンした新感覚のたい焼き「まめものとたい焼き」

2023-06-06 | グルメ

「うわ~粒あんとバターがたっぷり…こんなたい焼き食べたことない!」とミモロが驚く新感覚のたい焼き


こんがりと香ばしい皮は、モチモチの食感。中には、程よい甘さの粒あん…そして大きなバターもその中に。

コロンとした形のたい焼きで、この「あんバター」370円は、焼き立てを味わう賞味期限1分?!とか…
もちろん、1分以上たっても美味しいんですけど…アツアツの感じを味わって欲しいというたい焼きなのです。

さて、このたい焼きがあるのは、観光客で賑わう「八坂の塔」へ通じる「八坂通」を、東大路通から少し上がった一筋目を南へ進んだ場所にあります。


一筋入ると、そこには、観光客の姿は少なく、「ここにあるの?」と思うほど静かな道。
たい焼きの看板を目印に、お店に到着。


さっそく中へ進みます。

奥行が深い古い町家を改装したお店で、注文するためのカウンターと商品が並ぶ棚が続いています。

上に目をやると、太い梁…そしてこの建物の歴史を刻んだ壁が…


「美味しいたい焼きのお店があるのよ~」とお友達に言われてやって来たミモロ。
「あの~ここどういうお店なんですか?」と、この日、お店にいらっしゃったマネージャーさんに尋ねます。

「はい、いらっしゃいませ~」と笑顔で…ミモロにいろいろお話してくださいました。

そもそもこのお店は、明治4年創業の「石田老舗」という伏見にある焼き菓子の老舗の直営店。その歴史は、日本の洋菓子の歩みに重なります。明治27年に2代目社長が開発した「たまごぼうろ」。栄養価も高く衛生的なお菓子で、「雪印衛生ボーロ」と名付けられます。その後、そばぼうろや松葉焼をはじめ、さまざまな焼き菓子を開発。昭和20年には、宮内庁御用達として納められます。
つまり「そばぼうろ」の元祖と言われるお店なのです。進化した「衛生ボーロ」は、昭和天皇の離乳食として献上したことも…。
さまざまな種類の焼き菓子は、全国菓子博覧会などで授賞もたびたび。

「え~でも、石田老舗の焼き菓子ってどこで売ってるの?京都に暮らしてるけど知らない…」とミモロ。
実は、「石田老舗」は、OMEといって、取引先のお店の協力工場として、長い間、さまざまなお菓子を製造してきたのです。

「ということは、知らないうちに、ここの焼き菓子食べてったこと?」とミモロ。
そう、和菓子店やレストランなどに置かれている、焼き菓子には、「石田老舗」の品も…。取り扱う和洋菓子はなんと100種類以上もあるそうです。
家にある、ミモロが和菓子店で買った焼き菓子の裏側を見ると、製造者に名前を発見。「そうだったんだ~」と納得。

長い間、直営店を持たなかった「石田老舗」。
その業態に新たな時代が始まります。平成11年に「クレーム デラ クレーム」というシュークリームの専門店を烏丸御池と東京六本木にオープン。続いて、たい焼き専門店の「まめものとたい焼き」を、2020年9月に嵐山に、2023年4月にここ「清水店」をオープンします。

なぜ「シュークリーム」と「たい焼き」の専門店を選んだかというと、今まで取引のあるお店が扱う品と重ならないように…ということから…。

そのお話を聞いて…
「もしかして、ここのたい焼きって凄いんじゃないの!」とミモロ。

お店の棚に並ぶ焼き菓子は、オリジナルの袋に入ったここだけの品。「絶対美味しいよね~」と。
 

お店の歴史を伺ったミモロ…「そろそろたい焼き注文したいんですけど…」と、もう待ちきれない様子に…。

ここのたい焼きは、3種類。あんバター370円、つぶあん320円、カスタード320円です。

それにセットで、ドリンクも…
「小川珈琲」の豆を使ったコーヒーやカフェオレや抹茶ドリンクなどもあります。

「さぁ、どれになさいますか?」とお店のスタッフの皆さん。

ここでは、お客様の注文を受けてから、焼いてくれるそう。だから、焼き立てのアツアツのたい焼きが頂けるのです。

「じゃ、全部…」とミモロ。なんと3種類全部を注文したミモロです。

「では、焼き始めますね~」と。


カウンターにしがみついて、たい焼きが焼けるのを見つめるミモロでした。

「もう少し待っててくださいね~」「は~い!」

*「まめものとたい焼き」の詳しい情報はホームページで

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