「お菓子頂戴いたします~」と、ミモロは、久しぶりのお茶席へ。ここは「有斐斎弘道館」。「京菓子展」に出品された作品が頂けるのです。
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ミモロが選んだのは、芋きんとんの「じっと見つめて」という銘のお菓子です。なんでも「宮にはじめてまいりたるころ」の段をイメージした作品だそう。
ミモロが訪れているのは、「京都御苑」の西に位置する「有斐斎弘道館」。そこで11月15日まで「京菓子展」が開催されています。
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全国から寄せられた京菓子のデザインを、プロの職人が実際の菓子にして展示するもの。8回目となる今年のテーマは、「枕草子」です。
会場には、お茶席があって、そこでミモロは、「有斐斎弘道館」の理事であり、茶人、大学で教鞭をとるなど、多岐にわたり日本の伝統文化を多くの人に伝えている太田達さんにお話しを伺いながら、京菓子を頂くことに…。
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「茶事は、主人とお客様の一期一会のインスタレーション。このひとときを十分に楽しんでくださいね」と。
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そもそも現在、ここでみんなが集えるのは、太田さんをはじめ多くの人の力によるもの。
というのは、ここ江戸時代の学問所であった「有斐斎弘道館」は、2009年に取り壊されてマンションになりそうになったのです。それに反対し、歴史ある場所の保存を訴え活動が始まり、2011年公益財団法人有斐斎弘道館を設立し、多くの人の支援により、現在に至ります。今も支援を募っています。
「みなさんが、ここを京都の家と思い、共に支えて頂ければうれしいです」と。多くの文化講座を開催する太田さん。
観光だけでなく、京の文化に深く触れる体験は、いっそう京都を特別な場所にするのです。
さて、この日も掛け軸をはじめ、さまざまなおもてなしの心を表した設え。
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そこで共に過ごすひととき…それはなんとも素敵な時間です。
「ようこそ~」と、ミモロの前にお茶が運ばれました。
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「頂戴いたします」
お菓子のお話や和歌の面白さ、京都の暮らしなどいろいろな話題が次々に…。
隣にいらした初めてここを訪れたという東京からのお客様。「こういう体験っていいわね~」という声が聞こえます。
太田さんのお話にすっかり魅了されている様子。
一方、ミモロは、目の前のお菓子に夢中。
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ちゃんとお話し聞かなくちゃ!「え~聞いてるよ~でも、お菓子も食べなくちゃ~」と口をモグモグさせながら、耳をピクピク。う~確かに聞いてはいるよう…。
「ごちそうさまでした~」
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美味しいお茶とお菓子を楽しんだミモロです。
「こういう集いができるようになってよかった~」と、コロナ禍の2年は、こういうお茶席も控えられていたのです。
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「あの~お茶碗拝見できますか?」と、他の方の前の茶碗を見せて頂きます。
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太田さんのお話によると、この茶碗は、秀吉も使ったものだそう。ここのお茶事には、本当に驚くような茶碗がさりげなく登場するのです。
さまざまな京菓子の展示を再び楽しんだミモロ。
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「なんかいい日だったなぁ~」と、お庭の色づき始めた木々を眺めポツリ。
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ここ「有斐斎弘道館」では、能、講談、落語をはじめ、さまざまな日本文化の講座が行われています。
「また、参加しよう!」と、その日を楽しみするミモロです。
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秋の深まる京都には、心豊かにする体験がいろいろ…
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*「有斐斎弘道館」の詳しい情報はホームページで
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お待たせしています!2023年のミモロカレンダーは、11月10日から発売します!もう少し待っててね!今、準備してます。
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