「もうすぐ終わっちゃう~」とミモロが慌てて出かけたのは「京都秋の特別公開」で拝観できる「大雲院 祇園閣」です。
ここも敷地内の楓が美しく色づいています。
いよいよ幕を閉じる「京都秋の特別公開」。ミモロは、受付を済ませると敷地内へと進みます。
「やっぱり近くで見ると、大きいね~」と紅葉越しに見上げるミモロ…
その視線の先には、祇園祭の山鉾の形をした塔が聳えています。
まずは、本堂の丈六サイズという大きな阿弥陀如来坐像に参拝し、そこで案内係の方から説明を伺います。
なんでも天正15年(1587)正親町天皇の勅令で織田信長・信忠の菩提を弔うために、浄土宗の貞安上人により開山されたました。貞安上人は、法華宗の僧侶を、浄土宗を代表し、安土で論破し、信長から褒美を賜わるなど、親交の深い間柄だったと想像されます。
秀吉の時代は寺町四条に寺域を構えていたそうですが、その地域の商業化の影響で、東山の「祇園閣」のある敷地に移転し、昭和48年に本堂が落成したそう。
つまり、お寺の敷地に「祇園閣」があるのではなく、「祇園閣」の敷地にお寺が移って来たということなのです。
「知らなかった~」というミモロ。
さぁ、「祇園閣」に登りましょう。
塔の前には、大きな獅子がガードしています。
さて、この「祇園閣」は、東山の一等地ともいえるこの地。元財閥の大倉喜八郎男爵の別荘で、昭和3年、「御大典記念」に京都を代表する山鉾を常にみられるようにしようと建てられたのだそう。
鉄筋コンクリート造三階建で、高さ36m。先端には金の鶏が輝き、なんと地下も30mほどの基礎が施されているそう。設計は、モダン建築で知られる伊東忠太が手がけました。
「先日行った『仁和寺』の五重塔の高さと同じくらいだね~」とミモロ。東山の景観に京都らしさを添える建物です。残念ながら、施主であった大倉喜八郎自身は、この塔の完成を見ることなくこの世を去ったそうです。
内部は撮影ができないのですが、「なんかワンダーランドだね~」とミモロ。昭和63年に内部壁面には、中国の画家 葛新民氏の筆による敦煌の壁画の模写が完成。まるで敦煌の洞窟の中にいるような仏様の世界が展開されているのです。
また最上階からの眺めは、もちろん360度パノラマのように京都の町が見渡せます。
「やっと見ることができました~」と、東山の景色を眺める東京からの観光客。何度も京都を訪れているそうですが、なかなかここの公開時期と合わず、やっと念願がかなったと嬉しそう。
*「大雲院 祇園閣」京都市東山区祇園町南側594-1 「ねねの道」の北端です。特別公開は12月6日まで。受付時間10:00~16:00 拝観料1000円
ミモロは拝観を済ませ、「円山公園」へと進みます。
「ここがお寺(大雲院)の総門なんだ~」
開いたところを見たことない門。なんでも旧宮家の門を移築したものとか。
「円山公園の紅葉ももう少し楽しめるみたい~」
最近、整備が完了した公園は、秋の彩りにあふれています。
「なんか疲れちゃった~」というミモロ。実はお友達がいるお休み処でおやつの時間をしたいのです。
円山公園の北側にある赤い傘が目印の「カフェ&スイーツ一休庵」へと一目散。
昨年リニューアルして、すごくモダンな雰囲気といろいろなスイーツがあるカフェになったのです。
「え~と今日は何にしようかな?」と悩むミモロ。「う~みたらし団子にする~」と。
大好きなお団子を目の前に、思わずニッコリ。休憩するのにいい場所ができました。
春は枝垂桜などで有名な「円山公園」。今は桜も葉を散らし、そろそろ冬の景色に…。
「もう師走なんだよね~もうすぐお正月なんだ~」と、本当に1年があっという間に過ぎた感じです。
「知恩院」の前を通ると…「わ~もうこんな看板が出てる~」とミモロが足を止めました。
そう、大晦日の除夜の鐘のご案内です。
「今年は、先着順の事前申し込みで除夜の鐘が参拝できるんだ~。一度も実際のところ見たことないね~」というミモロです。
詳しくは「知恩院」のホームページで
[どうしよう~ボ~としてたら1年過ぎちゃった~」と今更慌てるミモロでした。
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