「ここからお庭よく見えるね~」と、ミモロは東京からのお友達を案内して訪れたのが、重要文化財「旧三井家下鴨別邸」です。
12月7日まで「秋の特別公開」で、普段入れない主屋2階と3階の望楼を見ることができます。
「下鴨神社」の南側に位置する「旧三井家下鴨別邸」は、木造3階建てで、明治13年に木屋町三条にあた三井家の別邸を大正14年に移築。明治42年に三井家の祖霊社の「顕名霊社」が、下鴨に遷座され、そこに参拝する三井家の関係者のための休憩所として整備されたのです。
戦後、財閥解体で、国に譲渡され、昭和26年以降は、京都家庭裁判所の所長宿舎として平成19年まで使用されました。それからは、京都市が管理することになり、現在、一般公開されるとともに、レンタルスペースとして、講演会、発表会などに利用できます。
「今日はいつも入れない3階の望楼に登れるんだよ~」と、ミモロはお友達を上へと案内します。特別公開で望楼に上がれるのは、時間ごとに区切られ10名限定。ミモロたちは、到着してすぐに上がることができました。
「ほら、あれが大文字山だよ~」と、東山の山腹を指さすミモロ。
四方がガラス張りで、景色を見るために作られた望楼。「台風の時大丈夫かな?」と心配する人も…。
「はい、大丈夫ですよ~ちゃんと雨戸がありますから~」と係の方は、望楼のガラス窓の下に収納されている雨戸を引き出して見せてくれました。
建物の姿を損なわないための工夫です。「すごいね~大工さん…」と感心しきりのミモロ。
「ここに入ってるんだ~」とその構造に興味津々。
約10分ほど望楼からの景色を眺め、1階へ。
途中見学したのは、お風呂やトイレ
休憩所として作られたので、お風呂はシンプル。大正時代に増築された浴室で「なんか小さいね~」
トイレは、 当時として画期的は洋式。
「きっと着物でいらした方には、この方が都合がいいかも~」と想像するミモロ。
そして洗面所の雰囲気もレトロでいい感じ…
「いろんな人がお顔写したよね」と言いながら、ミモロも髪の乱れを整えます。
以前、伺ったお話によると、ずっと歴代の「京都家庭裁判所」の所長さん家族が住むことになったこの建物。確かに立派なのですが、住み心地は、あまりよくなかったそう。「そうだよね~普通の家族が住むには、変に広いし、冬寒そう~ブルブル」。
老朽化で住むことが難しくなったため、公共性の高い施設にと、再び整備され公開に…。
大正時代のガラスがはまる座敷。そこからの景色は心落ち着くものが…
ミモロは、ひとり静かにお庭を眺めます。
「秋だね~」と今更ながらポツリ。
その後、お友達とお庭を一周して見学を終了。
「今年は銀杏がととてもきれい~」
入口には、楓の落ち葉でハートのマーク。「SNS意識した演出だね~」と、その意向に沿ってミモロも記念撮影
出町柳駅からも近く、散策の折にぜひ…まだ大きな楓の紅葉はこれからです。
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