「さすが京都左京区最北端の山里『久多』は、紅葉進んでるね~」と、日曜日に、京都市街地から車で約1時間かけて訪れたミモロ。
山里には、色とりどりの木々がミモロたちを迎えてくれました。
「だって、もう初霜や初氷があったんだって~朝は、マイナスまで気温下がったって言ってたよ」とミモロも、すっかり冬の装いです。
夏は、薄紫の北山友禅菊が里の畑一面を彩る「久多」には、春は、北山友禅菊の苗植え、秋は稲刈りの作業を楽しみに出かけるミモロたち。最近は、地元の方々とも顔見知りになり、いっそう行くのが楽しくなっているのでした。
今回は、「久多里山協会」が主催する「第16回 なめこ狩りトレッキング」に参加しました。参加費はひとり3000円で、山に詳しい方の案内で、「なめこ狩りトレッキング」をして、それから山里のごちそうをいろいろいただくというもの。
「天然のなめこって、見たことないかも…きっと美味しいよね」と、この日をワクワクしながら心待ちにしていました。
朝、9時に「久多里山協会」に集合したミモロ達。そこで、ショックなことを聞くことに…。
それは「今年は、なめこが山にあまり育っていないので、たぶん採れないと思います。そこで、まずは「シイタケのビニールハウス」で、シイタケ狩りをして、それをお昼に焼いて食べてください~」と。
「え~なめこ汁食べられないんだ~」とショックが隠し切れないミモロ。「でも、天然じゃないけれど、なめこ汁が用意してますよ」と。「う~しかたないね~自然のことだから…」
まずは、車で、シイタケを育てている場所へ移動します。
軽トラの荷台に乗ったミモロたち。「ここは、公道じゃないから荷台に乗ってもいいんだって~。キャ~面白い」
凸凹道の農道を進むこと、約3分。振動で揺られながら…「楽しいね~あれ?もう着いちゃった~」。
「はい、みなさん~ここでシイタケを育てています。実は、シイタケも、今年は、10月に気温が高ったので、すでにほとんどが育って収穫してしまったんです。それで今あるのは、2回めの収穫で、あまりまだ育ってません。ですから、ひとり1個、収穫してください~」と。
「え?一個だけ~。う~美味しそうなの選ぼう」とミモロは、シイタケ菌が植えられている丸太を見てゆきます。
「ホントだ~あんまりシイタケないね~」と、キョロキョロ。
「あ、これ美味しそうだよ~」とお友達と見つけたのは、小さいけれど形がいいシイタケです。
2つくっついて育っていたシイタケ「これでいい?」とミモロはお友達に聞きます。
「うん、それすごく形いいから、きっと美味しいわよ」とお友達も。そこでそのシイタケを摘んでビニール袋に納めました。
シイタケ狩りを済ませたミモロ達は、車に分乗して、さらに里の奥にある「養魚場」を目指し、そこから山へと入ります。
「この奥になめこが育つ場所があるの?」と、山の中をトコトコと10分ほど進みます。
「では、みなさん、この渓流の両側の山で、キノコを探してください~。取ったキノコは、必ず見せてくださいね。毒キノコだと大変なので、確認しますから…う~でも、きっとあまりキノコを見つけられないと思います。ましてなめこは、無理でしょうね~残念ながら…」と里山協会のメンバーさん。
それでもミモロ達は、張り切って山へと入ります。
山でのキノコ狩りは、素人には危険なことも。種類の多いキノコは、そのほとんどが毒性を持つもので、食べられるキノコを見つけるのは、かなり慣れていないと危ないそう。「美味しそうでも、すぐに食べちゃいけないんだよね~」と自分を戒めるようにいうミモロです。
「え~ここ登るの?」と、お友達の後に続き山に入ります。
「そう、人が行っていないところじゃないと、なめこ見つけられないよ」とお友達。落葉が山の斜面を覆い、滑りやすく、しかも急斜面は、登るのが大変。「わ~なめこ狩りって、思ったより大変なんだ~いろんな場所にニョキニョキ生えているかと思ってた~」と。
「え~どこになめこあるの?」
なかなか簡単には見つかりません。
実は、なめこは、一昨年の台風以来、あまり育たなくなっているそう。というのは、なめこは、広葉樹の古い倒木などに育つことが多いのですが、ちょうどいい古い倒木が台風で失われてしまったそう。以来、山の倒木は、世代交代のように比較的新しいものが多く、そのため、まだなめこ菌が付着していないそう。
この「なめこ狩りトレッキング」の企画実施のため、前の日も山に入って、なめこの育ち具合を見に来た協会の方々。でも、その時も、ほとんどなめこを見つけることができなかったと。そのため急遽「シイタケ狩り」がプラスされることに。
「ここにないかな?」と、ミモロは、水分を多く含んだ倒木を見つけると、くまなくチェックしています。
それでもなかなか見つけることができません。
「あ、それなめこじゃない?」と、お友達が大きな声を…。
「ホントだ、それなめこだよ~きっと」とミモロも目を輝かせます。「あの~これなめこだと思うんですけど~」と、そばにいらした協会の方に来ていただき、確認します。
「はい、これはなめこです。よかったですね~見つかって…」と。
「やっぱりなめこだったんだ~わ~うれしいなぁ~」と感激するお友達とミモロ。
収穫できたのは、なめこ汁一人分の量。
「以前は、木にいっぱい育ってたんですけど…」と。「そうなんだ~でも、天然のなめこが育っているところ見られて嬉しい!」とミモロ。
天然のなめこも、ミモロが知る袋入りのなめこ同様、表面にはぬめりがあって、ツヤツヤしています。
さっそくビニール袋に入れて「これ、食べていいよ~」とミモロはお友達に全部渡します。
「いいの?ありがとう~」とお友達。
約1時間のなめこ狩り。さぁ、下に戻りましょう。
登りより大変なのが、山の急斜面を降りること。落ち葉は滑りやすく、なんどもお尻を付きながら、滑るように降りるミモロです。
「ミモロちゃん、大丈夫?転げ落ちないようにね~」とミモロを心配するお友達。「うん、大丈夫だよ~」と、体重が軽いミモロは、落ち葉の上を滑り台の要領で、結構上手に降りてゆきます。
でも、あまり調子に乗って降りると、ブレーキが利かず、谷に落ちる危険が…。
「ふ~無事に降りれた~。さぁ、次はいよいよお昼のお食事だって~」
いっそう目を輝かせて、山道をお昼の会場となる「養魚場」へと向かいます。
「わ~い、お昼だ~」と足取りも軽いミモロです。
広葉樹が色づく山は、本当に美しい景色…「おうちから車で1時間くらいで来れる山里があるっていいね~」と、自然豊かな京都市に暮らす楽しさを改めて思うミモロでした。
観光客で賑わう「平安神宮」周辺と同じくこの山里も「京都市左京区」なのです。
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