友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

雨降りになった

2009年05月05日 18時42分18秒 | Weblog
 久しぶりに雨降りである。まだ、子どもたちが小さかった頃、ゴールデンウィークは連泊で出かけることが慣例だった。ところが連休のどこかで必ず雨が降り、何か一日損をしてしまったような気がしたものだった。子どもたちが巣立ち、出かけることがなくなり、連休中に一日こうして雨が降ると、庭の鉢植えの樹木や草花に水をやらなくても済むので、ほっとできる惠の雨に変わっていった。

 今朝早く、孫娘を水泳大会の会場へと送っていく。午前7時前に孫娘に「頑張れよ」と言って分かれると、このままどこか車で走っていきたい気持ちになった。けれども雨が降り出してきた。これではどこへ行っても気は晴れないだろう。しばらくグルグル回って帰ってきた。

 次女夫婦はダンナの実家へ出かけ、カミさんは友だちと食事会だ。たくさんの人がいた家にひとりぽつんといるのは意外と寂しいものだ。中学・高校からの友だちが法事のために一家で出かけなくてはならないのに、体調不良で家に居るとブログに書いていた。電話して久しぶりに会おうかと思ったが、体調不良だというのに出られるわけはないかと気が付いた。彼は大丈夫なのだろうか。それにしても人のつながりがある人はいいなと思う。

 私だってつながりがないわけではない。昨日も、私の選挙を手伝ってくれた友人からケイタイに何年かぶりで電話が入っていた。昨夜は長女の幼友だちの『ダンスリサイタル』を見に行っていたので、ケイタイは持たずに出かけていた。それで、今朝気が付いたけれど、余りに早い時間ではいけないだろうと思い、午前8時に電話を入れた。80歳近い方でしかも病気で倒れたこともあったから、ひょっとしてご家族からの連絡かと心配だった。

 電話の相手はすこぶる元気で、「何やっとる?そろそろ選挙の準備じゃないかと思って」と逆に私を気遣って電話をしてくれたのだ。もう選挙には立たないからと話すと、「その方がいいかもしれん」と言ってくれた。今は井戸掘りをしていること、お酒が飲めるようだったらまたみんなで飲みましょうと伝える。80歳近いのに歌はフォークソングが好きで、若いミュージシャンの追いかけもやっていた。「これからは若い人に頑張ってもらわなきゃー」が口癖だ。

 そういえば、昨夜の『ダンスリサイタル』も長女の同級生だからアラホー世代だ。3歳からクラシックダンスを初め、18歳でOSKに入団して娘役で舞台に立ってきた。OSKを退団してからもダンスの世界で活躍している。彼女から「パパとママにもよろしく」と伝言をいただいたので、家族みんなで出かけることにした。20畳もないこじんまりした舞台であったが、1時間半ほど踊りっぱなしだったから体力がなくては務められない。以前の彼女よりもいっそうきびきびした踊りになっていたけれど、身体は余りに細くなっていて驚いた。

 ダンスが肉体の美を表現するものであるのなら、もう少し女性の身体の柔らかさがあった方がいいと私は思った。観客は男役の女性に魅力を感じるようだけれど、私は気味が悪かった。踊って歌って、華麗な世界を見せる舞台よりも、人間のおどろおどろしたものを踊りで表現した土方撰の舞踊に心惹かれる。
コメント
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