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友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

子どもはみんな天才

2011年08月17日 19時25分28秒 | Weblog
 お墓参りの日、久しぶりに妹の下の娘が子どもふたりを連れて来た。義弟は「お姉さんと兄さん夫婦と私たち夫婦の5人だったのに、こんなにたくさんの人数になってよかったですね」と上機嫌だった。子どもたちが結婚し、そこに子どもが生まれれば血縁が増えるのは当然のことだと思うけれど、その血縁の者が一堂に集うことに義弟は感激しているのだ。私の子どもの頃は祖父の家である材木屋に盆と正月は、嫁にいった叔母さんたちが子どもを連れて来ていた。また、母親の在所に1年に2度くらいは連れられて行った。血縁は自然のことで、だからどうっていう思いが私にはなかった。父親の家である祖父の家に、父も母も集うことは無かったし、叔母さんたちのダンナも滅多に来なかった。

 祖父の家がみんな仲良く一致団結しているとは思えなかった。母親の在所は叔父さんが跡を継いでいたので、祖母に会いに行くかたちになっていた。母親の方の血縁が強いとも思えなかった。嫁に出れば、それぞれが家を構えており、縦横のつながりは薄れていくのも致し方のないことだろう。兄弟姉妹がつながりを保っていればそれだけでよいのかも知れない。従兄弟会をやろうかという話が、母親の家系の方で持ち上がったことがあったけれど、それだけに留まった。音頭取りが出来るような人がいないと無理なのだ。

 そのお墓参りの後は例年通り食事会である。妹の下の娘が連れて来た子どもたちはとても可愛かったし、自由奔放で面白かった。子どもたちに会うのは久しぶりで、上が女の子で小学4年、下が男の子で小学1年になっていた。そこ男の子が「ねえ、恐竜は知っている?」と聞いてきた。相手が知っているのならとばかりに次々と問題を出してきた。「一番大きな恐竜の名前は?」「恐竜の化石が一番よく出るところは?」「草食恐竜と肉食恐竜の知っている名前は?」。大学生もいたけれど、私もみんなが答えられない。

 そうか、恐竜はあまりわかっていないと思ったのか、次に「じゃあ、問題を変えるね。カブトムシのオスとメスの違いは?」「オオカブトムシとコカブトムシの違いは?」「カブトムシはどうやって生まれたか?」とまたまた問題が出される。どうして生まれたのかって、イモムシのような幼虫がさなぎになって、それが羽化してと答えると、「ブー!交尾によって生まれるの」と教えられる。これにはジイジである義弟もビックリしてしまった。姪っ子は「昆虫や恐竜の本ばかり読んでいるの」と弁解する。大学生たちも「交尾か!」と驚いていた。本人はいたって冷静で「オスとメスが交尾をしてね、卵が出来るの」と続ける。

 小学1年でも自分が知りたいと思うことはこんなにも覚えてしまうものなのか。私も小学生の時、父親からもらった百科事典が面白くて何度も見ていたけれど、この子のような非凡な才能は無かった。きっと恐竜と昆虫のことでは学校の先生に負けないだろう。しかし、こうしたユニークな才能の持ち主を先生たちは嫌うことが多い。天才を育て上げる先生に巡りあって欲しいと思う。子どもはみんな天才なのに、押さえ込んでしまうのは寂しいことだ。
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