祝日と祝日の間の日は「国民の休日」と思っていたら、今日は「みどりの日」という祝日だった。「みどりの日」は4月29日だったように思っていたが、29日は「昭和の日」と名付けられた。日曜日と祝日の間を「国民の休日」と定めるなら、もう少し休みが多くなるのではないか。例えば、今月の6日は土曜日だから余り関係ないかも知れないが、火曜日に祝日が来れば月曜日は休みとなり、土曜日から休めると4連休になる。
今日はうす曇りだったから、ルーフバルコニーでの作業にはもってこいだった。朝から夕方の風が吹き出すまで、ひたすら目を凝らし、手を動かし、新しい土づくりのためにチューリップの球根を取り除く。考えることは昔のことばかりだ。あれはどうしてそうなったのだろうと、取り返すことの出来ない過去に思いを馳せていた。そんな時、ふと、どうして今日は休みなのだろうと思ってしまった。
祝日を定めた法律が変わっても、なかなか馴染めないでいる。「成人の日」は1月15日、「敬老の日」は9月15日、「体育の日」は10月10日と覚えていたのに、「ハッピーマンディ―」に変わり、その年によって違うのでしっくりこない。身についたものはなかなか切り替えることが出来ないのだ。こんなに経済成長してきたのだから、もっと「国民の休日」があっても良いと思うけれど、どう過ごすかで苦労している人たちもいる。
日割りで働いている人は休日が増えると手取りが減るから困ると言う。全体の給与を上げ、誰もが生活に困らないようにするのはやはり政治の役目である。多様な働き方を認めながら、生活に必要な最低賃金を保障する方向へ、向かいつつあるとは思うがまだ遠い。そんな時、まさか憲法改定が先にやって来るとは思わなかったが、安倍首相には「今がチャンス」らしい。しかも、「憲法9条はそのままにして、自衛隊を憲法に定める」とはなんとメチャクチャなやり口だろう。
憲法を無視して既成事実を積み重ね、その上「戦力は保持しない。国の交戦権は認めない」に続けて、「自衛隊を保持する」と加えることに矛盾も恥じらいもないのだから驚く。無性に腹立たしい気持ちで、朝から夕方まで作業を続けた。今日は小さい鉢が多かったので15鉢まで出来た。