旧正月の元旦にあたる今日は、比較的穏やかな暖かい一日だった。午後から、打ち合わせに2組の訪問があった。亡くなったチェロ奏者だった夫の7周年を記念して、4月7日に「メモリアル コンサート」を行うカミさんの相談で、コンサートをどのように知らせていくかを話し合った。初めにチラシの相談に来た時に、私がしたアドバイスはほとんど無視されたので、彼女がどのようなコンサートにしたいのか、その思いはよく分かった。
母校である名古屋芸術大学はもちろん、近所の喫茶店などにもチラシを置いてもらう手筈を約束する。やっぱり600人は入ってもらわないと、演奏者もやる気が出ないのではないだろうか。そんなこともあって、私を相談相手に選んだのだと思う。亡くなった夫にもお世話になったし、気安く話が出来る音楽家だったから、「メモリアル コンサート」は成功させたい。チェロを主体としたコンサートだから、ヴァイオリンやピアノの演奏会より気楽に参加してもらえるだろう。
2組目は今週末に行う「夏祭り慰労会と新年会」についての打ち合わせだ。飲み物や食べ物を何をどのくらい用意するか、どこで何を買い何を注文するか、誰が担当するかなどを確認し、手筈を整える。若い人たちは忙しいから、当然、私たち年寄りが手落ちの無いように準備する。打ち合わせが終われば、ワイワイと横道に逸れてしまうが、最近は前よりも真面目に話し合うようになった。多分、これも歳のせいだ。
「いつ、何がある」のはいい。予定がないと気力も衰える。亡くなった聖路加病院の日野原先生は、百歳を超えても講演の予定が3年先まで入っていたという。そりゃーなかなか死ねないはずだ。また、麻生副総理が地元の集会で、「年寄りが悪いみたいなことを言う変なのがいるけど、子どもを産まなかったほうが問題なんだ」と発言し、「子どもを持ちたくてもできない人もいる。感度の低い不適切な発言」と批判されている。
子どものいない安倍首相は麻生副総理と仲良しらしいが、この発言をどんな思いで聞いたのだろう。麻生さんは問題発言が多いが、本音でそう思っているから口に出てしまうのだろう。「不愉快なら撤回する」という発言は、間違った考えでないと思っているからだ。