仙台の次女がダンナと5歳の娘の3人で、「ゴルフの打ちっぱなしに行って来た」と写真を送って来た。それを見たカミさんは、「素直ないいフォームで打ってる」と孫娘を褒めた。ゴルフをしない私には理解できないと思ったのか、ボールを打つ時の姿勢を再現して解説してくれた。
自分がしなくても、ゴルフ番組のテレビを見せられているから、それくらいは分かるが、逆らうと面倒になるので、「ウンウン」と頷いて見せた。最近はすれ違いが多いが、これも気付かないようにしている。私としては、5歳の孫娘にゴルフよりもクラシックバレエを習って欲しい。
でも確かに、親が習ったことの無いものを子どもにやらせても結局は長続きしない。勉強だって、自分がしてこなかったのに子どもにやらせようとしても無理だろう。子ども自身が勉強することの意味とか必然が分かれば、自分からするようになる。
自分のことは何とかなるが、他人のことになると思うようにはいかない。いや、自分のことだって、自分の意思ではどうすることも出来ないことがある。病気はその典型だろう。「友だちの選挙の応援に来ている」と電話してきた無党派市民派の議員が、昔、一緒に勉強会を行っていた仲間がガンになったと教えてくれた。
どんなにバイタリティーがあって気持ちのいい奴でも、病気にはなる。大事な人物だからと言っても、避けていってはくれない。彼はまだ若いから、まだまだ生きていてもらいたい。私はもう終わったと思っているから、身代わりになってもいいのに、そういう訳にもいかないのか。「また、みんなで飲みたいですね」と言ってくれたから、そんな時が来て欲しいと思う。