友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

トップダウンの社会は嫌い

2020年03月03日 17時05分11秒 | Weblog

 今日は雛祭り。小4の孫娘は友だちと一緒に、雛祭りを行なったのだろうか。公園を見ると、何人かの子どもが遊んでいるが、いつものような甲高くて大きな声が聞こえてこない。中には子どもたちと遊ぶジジババの姿が見える。

 安倍首相の「小・中・高校と特別支援学校は春休みまで休校とする」要請が批判にさらされている。専門家会議の意見を聞いていないとか、全国一律に休校とする根拠が明らかでないとか、文科省とも相談していないとか、野党やマスコミから追及されている。「私の判断で決めた。私が責任を負う」と、安倍首相は強い姿勢を崩さない。

 私は新型コロナウイルスの知識がないので、感染を食い止める有効な方法を判断できないが、ただ、「非常事態にはトップが責任を持って判断する」ことに異議がある。「グデグデ論議していては蔓延を食い止められない」と反論されるだろうが、どうしても納得できない。極端なことを言えば、蔓延が進んでもみんなで論議した結果なら仕方がない。

 トップの英断で、結果として感染を抑えることが出来ても、もろ手を挙げて喜べない。専制君主や一部の人たちが権力を独占してきた時代から、「みんなが主人公」の民主主義へと移行してきたのに、非常事態を理由に「トップダウンでなければ乗り切れない」と、受け入れてしまうことがやり切れない。

 国家でなく、地方ごとに対応する、そんな仕組みを作り上げるべきではないだろうか。「単なる空想で、それでは何も解決しない」と言う人の方が多いだろうが、トップダウンで本当にいいのだろうかと思う。私は、そういう社会が嫌いだ。

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