我が家のルーフバルコニーは、午前中は日陰になるので、咲き終わったペチュニアの花を取り除いた。先日、友だちが「地域の公会堂の広場に並べてはどうか」と言ってくれた。地域の役員に、「リサイクルイベントを提案してみる」と言い、そのためには「空の鉢よりも花があった方がいい」と言う。
せっせと花や根を取り除き、鉢を空にしてきたが、急な方針転換である。嫁に出すからには見栄えの良いようにと、花の手入れに熱中した。見るとガーベラの鉢から、ペチュニアが伸びてきて花を咲かせている(写真)。ペチュニアは繁殖力が旺盛で、花が咲き終わると実をつけ、実がはじけて種をまき散らすようだ。
青い花の隣に白い花が咲き、2つの花がかけ合わさって青い花に白い文様が出来たりする。私が牧野富太郎博士くらい植物に関心があれば、いろんな花をかけ合わせて、文様のきれいなペチュニアを育てたかも知れないが、気ままに育てているから、「あれっ、これは珍しい文様だ」と感心してばかりいる。
見ていると、チョウやハチが来て受粉の手助けをしているばかりか、アリもまた花から花へと歩き回っている。ペチュニアは花も葉も茎も、棘があるのかベタベタしている。植物は子孫を増やすためにいろんな工夫をしていると感心する。人間はどんな努力をしているのだろう。
弱い国と見れば攻め込み、破壊と虐殺を繰り返す。自国でも弱い立場の人は、みんなの合意が無ければ虐げられてしまう。人間は生物の頂点に立ち、賢いはずなのに、未だに平気でというか、建前を設けて殺し合っている。動物の中でも人間の身体は美しいのに、考えはなかなか進歩していない。残念だ。
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