楽天の松井裕樹投手が2軍に降格となった。高校野球であんなに活躍していた選手だったのに、プロでは通用しなかった。先輩の田中投手も、アメリカでの初試合でいきなり長打を浴び、やはり無理だったかと思われたが、そこから彼は踏ん張った。“まだまだ”と頑張れる何かを田中投手は持っている。松井投手は打たれてコントロールが乱れると、ますます力んでさらに事態を悪くしてしまう。心の持ちようなのだろうが、結局そういう素質の問題なのだろう。
テレビの安倍首相は以前とは見違えるようだ。私は安倍首相の考えに危険な面を感じるけれど、堂々とした振舞いに、しばらく首相の座に留まるのも仕方ないと思えてくる。自信というか余裕というか、人に与えるものが大きい。何かがひとつ、うまくいかなくなると次々と連鎖的にうまくいかなくなるが、逆もまた真なりである。うまくいかない時は、他人のやることが全て間違っているように見えるのに、うまくいくようになると些細なことには腹も立たなくなる。
人間の感情がどのような機能からできているのか、分泌物がどのように働くのか、研究が進んでいるという。ガン細胞を見つけ出して攻撃する物質の実用化も夢ではないらしい。iPS細胞とかSTAP細胞とか、何にでも成りうる細胞が実用化されるのも時間の問題と言われている。けれども、人を好きになったり嫌いになったり、愛したり愛されたりが、どうして起こるのかは解明できない。それがいいと私は思う。何もかも科学で解明するようになった時は、人の世が存在しなくなる時だ。
バケツ一杯のチューリップを持って、以前手伝わせてもらったことのある介護施設へ行って来た。利用者さんもスタッフも知らない顔に変わっていたが、飼われている犬は尻尾を振って甘えてきた。理想的な施設に向かって努力しているが、それだけに気苦労も多いだろう。久しぶりに会い、変わらない姿に安堵する。せっかく来たのだからと、帰りは港区のブルーボネット・フラワー公園に寄ってみた。平日の午後なのに人がたくさんいた。幸せな顔だった。
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