今日、フィギュアスケート男子フリーが行われ、羽生結弦が会心の演技で優勝し、リンクにお馴染みの「くまのプーさん」のぬいぐるみの雨が降った。前日のショートプログラムと合わせ、合計得点が3人とも300点を超えるハイレベルの戦いを制しての金メダルは価値がある。ちょっと影に隠れてしまった感がある宇野昌磨も健闘して二位に食い込み、日本人ワンツー・フィニッシュの快挙だ。
昨年11月に右足首を痛め、氷上練習を再開したのは1月上旬という危機的状況にあったとは思えないほど、この日の滑りでは“王者”にふさわしい力強い演技を見せた。試合が終わると大きく息をついて疲れを見せていた若い頃の羽生結弦の面影はもはやない。
もともと、2歳のときに小児喘息にかかって以来、体力的にも精神的にも弱くて、先生に怒られてしょっちゅう泣いているような子だったらしい。ジュニア時代も本番直前になると緊張のあまり過呼吸のような状態になることもあったという。しかし、困難を乗り越えるたびに強さを身につけて行ったようだ。ソチ五輪で勝利しても決して気を緩めることはなく、「(ソチでの)フリーのミスが、ここまで4年間、頑張って強くなった一つの原因だと思う」と語っているように、当時、2位のパトリック・チャン(カナダ)と4・47点差で、チャンがフリーでミスのない演技をしていたら逆転されていたかもしれない際どい展開だったため、平昌五輪に向けて「圧倒的に勝つ」ことをテーマに掲げ、跳べる4回転ジャンプの種類を増やしただけでなく、演技の基礎となる滑り自体も成長を遂げた。
そして今回、どうやら右足首の怪我は完治しておらず、状態は必ずしもよいわけではなかったようで、演技後に右足首に触れて感謝の気持ちを示していた。怪我で心が折れることなく、怪我と付き合う術を身につけている。インタビューでは、「こうやって五輪の舞台で滑れたことが幸せ。その前に1つだけ言わせてほしい。こうやって金メダルを取れてうれしく思うが、何よりこの五輪で滑ったたくさんのスケーター、この五輪を作り上げてくれたたくさんのスタッフ、サポーターのチームメンバーも含めて感謝している。何よりここで滑った素晴らしいスケーターの皆さん、ありがとうございました。皆さんがいて、この五輪ができた」と、質問に答える前に、ファンに感謝するのではなく(ファンに、と言うことは良かれ悪しかれ自分中心の見方ということだ)同じスケーターを称えていたのは出色だった。もともと年齢不相応に大人びた対応をしていたものだが、精神的にも随分強くなったように思う。
フィギュアスケート男子で66年ぶりという五輪連覇は、冬季五輪通算1000個目の金メダルだそうで、強い星のもとに生まれたものだとつくづく思うが、今回の言動を見る限り、フリーのテーマ曲「陰陽師」の如く、なんだか神がかっているで、私はちょっとコワイくらいに思っていた(苦笑)。なにはともあれメデタシ、メデタシ。
昨年11月に右足首を痛め、氷上練習を再開したのは1月上旬という危機的状況にあったとは思えないほど、この日の滑りでは“王者”にふさわしい力強い演技を見せた。試合が終わると大きく息をついて疲れを見せていた若い頃の羽生結弦の面影はもはやない。
もともと、2歳のときに小児喘息にかかって以来、体力的にも精神的にも弱くて、先生に怒られてしょっちゅう泣いているような子だったらしい。ジュニア時代も本番直前になると緊張のあまり過呼吸のような状態になることもあったという。しかし、困難を乗り越えるたびに強さを身につけて行ったようだ。ソチ五輪で勝利しても決して気を緩めることはなく、「(ソチでの)フリーのミスが、ここまで4年間、頑張って強くなった一つの原因だと思う」と語っているように、当時、2位のパトリック・チャン(カナダ)と4・47点差で、チャンがフリーでミスのない演技をしていたら逆転されていたかもしれない際どい展開だったため、平昌五輪に向けて「圧倒的に勝つ」ことをテーマに掲げ、跳べる4回転ジャンプの種類を増やしただけでなく、演技の基礎となる滑り自体も成長を遂げた。
そして今回、どうやら右足首の怪我は完治しておらず、状態は必ずしもよいわけではなかったようで、演技後に右足首に触れて感謝の気持ちを示していた。怪我で心が折れることなく、怪我と付き合う術を身につけている。インタビューでは、「こうやって五輪の舞台で滑れたことが幸せ。その前に1つだけ言わせてほしい。こうやって金メダルを取れてうれしく思うが、何よりこの五輪で滑ったたくさんのスケーター、この五輪を作り上げてくれたたくさんのスタッフ、サポーターのチームメンバーも含めて感謝している。何よりここで滑った素晴らしいスケーターの皆さん、ありがとうございました。皆さんがいて、この五輪ができた」と、質問に答える前に、ファンに感謝するのではなく(ファンに、と言うことは良かれ悪しかれ自分中心の見方ということだ)同じスケーターを称えていたのは出色だった。もともと年齢不相応に大人びた対応をしていたものだが、精神的にも随分強くなったように思う。
フィギュアスケート男子で66年ぶりという五輪連覇は、冬季五輪通算1000個目の金メダルだそうで、強い星のもとに生まれたものだとつくづく思うが、今回の言動を見る限り、フリーのテーマ曲「陰陽師」の如く、なんだか神がかっているで、私はちょっとコワイくらいに思っていた(苦笑)。なにはともあれメデタシ、メデタシ。