かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

かみかみ

2012年09月05日 19時26分22秒 | みゆみゆとの生活
そうちゃんがビデオを見ながら噛んでいるものを、わが家では「かみかみ」と名付けました。
要するに、赤ちゃんの歯固めです。
どうも調子の悪いそうちゃん、一度口に入れた食べ物を口から出したり、石や砂を拾って食べたり、カーテンをガジガジかじったり…
口にまつわるトラブルが続出。

感覚遊びなのか、
口の中に違和感があるのか、
ストレス解消の手段なのか、
なんだかわからないけど、いちいち叱って止めるよりは、口に入れてもいいものを与えてみようという発想で。
年少の頃、同じようなことがあって、買いだめしておいた、「一番丈夫な赤ちゃん用歯固め」をタンスの奥から引っ張り出してきました。
捨てないでよかったー。
大活躍です。
ついでに赤ちゃんの食事エプロン用クリップをつけて、なくさないように服に引っ付けました。

んー、ちょっと見た目が悪いのと、よだれが大量に出てしまうのがね…。
とも思うけど、贅沢は言うまい。
いちいち叱ることを思えばずっといい。
「カーテン噛んじゃダメ!」より、「かみかみ噛んで」の方が、おうちが平和です。

学校にも持って行くことにしたら、通学団の子供達が興味津々「それ何?」と聞いてきました。
「歯固めだよ。小さい子って、ぬいぐるみ噛んだりシーツの端っこしゃぶったりすると落ち着くでしょ?その代わりに渡してるの。」
こんな説明をすると、みんな納得してくれる。
小さな弟がいる子が、「うちの弟も寝るときタオルしゃぶってる」と言ってくれ、周りの子もうなづいてくれました。
よいねー、小学生。

はぁ、それにしても調子悪いそうちゃん。
知らない人を蹴ったり、大声だしたり、脱走したり。
いつまでこれが続くんだろ。
早く落ち着いてくれないかなー。