かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

読み聞かせ

2013年01月16日 21時19分43秒 | みゆみゆとの生活
土曜出勤の代休を利用して、小学校へ行きました。
朝、そうちゃんと一緒に登校し、担任・支援員の先生と最近の状況をお話。

一旦家に戻り、市役所で用事を済ませてから、またまた小学校へ。
読み聞かせの会主催の「絵本でホッとタイム」に参加してきました。

我が子の通う小学校には、朝、子供達に絵本を読み聞かせてくれるボランティアグループがあります。
ありがたいことに、そうちゃんのいる特別支援学級には、ほぼ毎週来て下さるので、私も1学期、一緒に聞かせていただく機会がありました。

今回はそのグループが10周年記念に、保護者対象の読み聞かせをする、というもの。
低学年向け2冊。
中学年向け、高学年向け、大人向けをそれぞれ1冊。その合間に手遊び。
普段、子供達に読んでいるように、私たち大人に向けて、心をこめて読んでくれました。

始めは、大人が大人にむけて読む絵本、という場が、とっても不思議な感覚に思えたのだけど。
段々とストーリーに引き込まれ、無心に聞き始めました。
何とも、心地よく、ゆったりとした時間でした。

最後の大人向け絵本「ラブ ユー フォー エバー」は、母達へのエールがこもっていて。
1ページ目の、子供をしっかりと抱きしめて歌を歌う母を見ただけで、もう涙がこぼれそうでした。

 かわいいかわいい、私の赤ちゃん。
 やんちゃ言って困らせても、自立して家を出ても、
 いつまでも、かわいい私の赤ちゃん。

抱きあげると足が床に付きそうに成長した、みゆみゆとそうちゃん。
小さい頃は、道路でひっくり返って大泣きし、手がかかったものです。(そうちゃんは現在進行形ですが…)

その時のこども。
思うようにならなくて、世界のことがよくわからなくて、不安いっぱいだったね。

その時の私。
どうしていいかわからず悩んで、苦しくて、周りの目も気になって、孤独だったよね。

そっと、抱きしめてあげたい、過去の私と子供達。

そんな思いがあふれて、号泣しそうになりました。

読み聞かせの会は、そのあとお茶会となり、たくさんの母達と交流できたのもよかったです。
お昼はランチをして、午後は仕事へ。
仕事をしていてもしばらく余韻は残っていて。

なんだか、温泉に入ってきた後みたいな、心のほかほか感。
その最大の理由は、
たくさんの母達と交流でき、お互いにエールを送りあえる仲間が近くにたくさんいると感じられたこと、だったかもしれません。

水のしんじゅ

2013年01月16日 20時10分20秒 | みゆみゆとの生活
   水のしんじゅ    作:みゆみゆ

 まず 水を投げてみた

 水のしんじゅは キラキラ光り

 まわりながら 池に落ちた…

 つぎに しんじゅを拾ってこよう

 水にとびこみ 拾おうとしても

 ぷかぷかうかんで 消えるばかり

 小さくて きれいなしんじゅ

 つかまえられない しずくのしんじゅ

 ぷかぷかうかぶ あわのしんじゅ


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以上、みゆみゆ詩集(折り紙の裏)より。

しかしこの、「水」に対する観察力。
みゆみゆ名物「長風呂」(30分以上)の成果によるものではないかと推測していますが。

他にも3編、学校で詩を書いてきました。
いつ書いたのか聞くと、「社会のテスト中」だそうな
頭の中、見事な羽が生えてるね、みゆみゆ。