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自分自身で自分の価値を量れない。これは、資本主義の特徴なのです。『資本論』を読めばわかりますが、交換過程で、初めて、値段がつくのですから。一極における富の集積は、もう一極で、貧困の集積となります。
[ken] 貧富の差については、ピケティ著『21世紀の資本』でも明らかなように、世界的な問題ですね。NGO「オックスファム」が2015年1月19日に発表したレポートによれば、2014年、世界の上位1%の最富裕層が世界全体の富の48%を所有し、最富裕層のうち、上位80人の大富豪が所有する富の合計は1.9兆ドル(約223 兆円)、これは世界の下位50%、35億人が所有する富にほぼ等しいとのことです。80人=35億人という図式には驚かされますし、格差さは今もなお開いているのです。世界が、資本の論理で一つに統合されようとしている現在、多くの人々が「自分自身で自分の価値を量れない」状態に放置され、貧困から抜け出す未来も見通せないまま日々を過ごしています。本当に、何とかしなければいけませんね。(つづく)
自分自身で自分の価値を量れない。これは、資本主義の特徴なのです。『資本論』を読めばわかりますが、交換過程で、初めて、値段がつくのですから。一極における富の集積は、もう一極で、貧困の集積となります。
[ken] 貧富の差については、ピケティ著『21世紀の資本』でも明らかなように、世界的な問題ですね。NGO「オックスファム」が2015年1月19日に発表したレポートによれば、2014年、世界の上位1%の最富裕層が世界全体の富の48%を所有し、最富裕層のうち、上位80人の大富豪が所有する富の合計は1.9兆ドル(約223 兆円)、これは世界の下位50%、35億人が所有する富にほぼ等しいとのことです。80人=35億人という図式には驚かされますし、格差さは今もなお開いているのです。世界が、資本の論理で一つに統合されようとしている現在、多くの人々が「自分自身で自分の価値を量れない」状態に放置され、貧困から抜け出す未来も見通せないまま日々を過ごしています。本当に、何とかしなければいけませんね。(つづく)