昨日は福井県の共産党の大会が開かれ、25回党大会をうけた活動方針を決め、新役員を選出しました。わたしは、ひきつづき副委員長としてがんばることになりました。よろしくお願いいたします。
会議のあとは、地域訪問活動を党員の方々と取り組みました。どこでも民主党にたいする批判が強くなっています。「共産党に入りたい」という方も。日本共産党への期待を感じます。
★
向田邦子が赤旗に書いていた、となにかで読んだことはあったが、その文章をはじめて読んだ。
昭和51年4月11日から9月19日まで、「赤旗日曜版」に7回エッセイを書いている。これで全てかどうかは知らない。
題は、「灰皿評論家」「テレビの利用法」「イチスジ」「七不思議」「放送作家」「忘れ得ぬ顔」「あいさつ」。
「灰皿評論家」には、放送作家の苦悩。
「テレビの利用法」は、テレビを消音し、愛猫の保温に利用する話。
「イチスジ」は、書いた脚本料と、セットで使う植木の借料がおなじだったことから、「スジに金を」と・・・。
「七不思議」は個性の無いホームドラマを揶揄しながら・・。「ホームドラマの茶の間には・・・まちがっても、食卓の下に読みかけの『赤旗』があったりはしない。つまり、住む人の個性が匂ってこない」。
「放送作家」は、その仕事が理解されないやりとり。
「忘れ得ぬ顔」。「ヤングたちを一人残らず同じ顔にして、同じことをしゃべらせて、ついでに頭の中身も同じにしてやろうと、どこかでだれかが号令をかけているような気がして仕方がない」。いまに通じる批評と期待。
「あいさつ」。業界でのあいさつの慣例を紹介し、昔の失敗を振り返る。「あのときの初心を忘れている」。
新聞用だからか、すべて短い。すっ、と読めるが仕事や人生を振り返っていてテーマは重い。
爆笑問題の大田光氏は、「向田さんの居場所」という分析をしている。
なるほど、自分の居場所をしめしながら、「そんなとこにいていいの」と声をかけつづけたのかもしれない。
これらが赤旗に掲載された時は、わたしはまだ赤旗を読む前だった。向田が週刊誌の対談などで、政治家をいろいろ面白おかしく批評していた記事を読んだことがある。
消しゴム版画家のナンシー関は、時事・芸能を切り取って読者に提供した。鮮やかさ、読みの深さ、向田と共通するなあ、と書きながら思った。
どちらも、突然いなくなったのも共通だなあ。
会議のあとは、地域訪問活動を党員の方々と取り組みました。どこでも民主党にたいする批判が強くなっています。「共産党に入りたい」という方も。日本共産党への期待を感じます。
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向田邦子が赤旗に書いていた、となにかで読んだことはあったが、その文章をはじめて読んだ。
昭和51年4月11日から9月19日まで、「赤旗日曜版」に7回エッセイを書いている。これで全てかどうかは知らない。
題は、「灰皿評論家」「テレビの利用法」「イチスジ」「七不思議」「放送作家」「忘れ得ぬ顔」「あいさつ」。
「灰皿評論家」には、放送作家の苦悩。
「テレビの利用法」は、テレビを消音し、愛猫の保温に利用する話。
「イチスジ」は、書いた脚本料と、セットで使う植木の借料がおなじだったことから、「スジに金を」と・・・。
「七不思議」は個性の無いホームドラマを揶揄しながら・・。「ホームドラマの茶の間には・・・まちがっても、食卓の下に読みかけの『赤旗』があったりはしない。つまり、住む人の個性が匂ってこない」。
「放送作家」は、その仕事が理解されないやりとり。
「忘れ得ぬ顔」。「ヤングたちを一人残らず同じ顔にして、同じことをしゃべらせて、ついでに頭の中身も同じにしてやろうと、どこかでだれかが号令をかけているような気がして仕方がない」。いまに通じる批評と期待。
「あいさつ」。業界でのあいさつの慣例を紹介し、昔の失敗を振り返る。「あのときの初心を忘れている」。
新聞用だからか、すべて短い。すっ、と読めるが仕事や人生を振り返っていてテーマは重い。
爆笑問題の大田光氏は、「向田さんの居場所」という分析をしている。
なるほど、自分の居場所をしめしながら、「そんなとこにいていいの」と声をかけつづけたのかもしれない。
これらが赤旗に掲載された時は、わたしはまだ赤旗を読む前だった。向田が週刊誌の対談などで、政治家をいろいろ面白おかしく批評していた記事を読んだことがある。
消しゴム版画家のナンシー関は、時事・芸能を切り取って読者に提供した。鮮やかさ、読みの深さ、向田と共通するなあ、と書きながら思った。
どちらも、突然いなくなったのも共通だなあ。