前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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ダム、新幹線の公共事業バラマキより被災者支援こそ。面白い!「ミゾ・MIZO・みぞ  高柳遺跡の溝展」。

2011年12月24日 | Weblog
赤旗・・・原発避難世帯    家族離散 体験98%   福島大が調査

3月の東京電力福島原子力発電所の過酷事故で避難を余儀なくされた世帯のうち98%が家族離散を体験していることが、21日の原子力損害賠償紛争審査会に提出された調査で分かりました。

この調査は、福島大学災害復興研究所が、震災前に双葉郡8町村(浪江町、双葉町、大熊町、富岡町、樽葉(ならは)町、広野町、葛尾(かつらお)村、川内村)に居住していた避難者すべてを対象に行ったものです。9月から10月にかけて2万8184人を対象に調査し、1万3576人から回答を得ました。

調査によると、震災後、家族離散を体験した世帯は、8町村全体で97・9%に上ります。

仕事については、無職の人が震災前の28・2%から震災後の54・3%へ急増しました。とりわけ、会社員数が大幅に減少しており、33・5%から20・2%へ低下しました。・・・


本当につらい話です。私がたずねた南相馬市の業者の方が「家族4人が3か所にばらばらになった」と言われたことを思い出しました。

政府としても新幹線、ダムの「公共事業バラマキ」ではなく、被災地支援策に予算も投下すべきでしょう。

いまの政治では本当に日本の国が沈みかねません。災害の被災者、原発事故の被災者にこそ大規模な「災害時臨時雇用」などでの仕事をつくりだすなど、ど外れた対策が必要ではないでしょうか。


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昨日、用事で車を走らせていたら、道路沿いに大きな看板。「高柳遺跡展示会場」。??

中藤地区の遺跡の展示を福井市文化財保護センターでやっていたのでした。

大規模な展示会ではありませんが、「ミゾ・MIZO・みぞ  高柳遺跡の溝展」ということで、縄文時代の河川跡や古墳時代の水田跡とそこで発掘された遺跡が展示されています。小さな展示会ならではの醍醐味も味わえました。

なんと、土偶や衣笠、墨書土器などきわめて重要な多彩なものが発掘されていたと知りました。そして現代につづいているわけですから、数千年の営みの継続です。

しかし、いまよりも人口が数十分の1だったでしょうし、広範囲に豊かな生活の跡が残されています。

短時間でしたが面白かったですし、なにより係りの方々が親切に愚問にいろいろ答えていただいたことが嬉しかったですね。ありがとうございました。