『サーバント・リーダーシップ入門』(池田守男・金井壽宏共著、かんき出版)を読む。
池田守男資生堂相談役(元社長)と、神戸大学金井先生との共著。
先日、仕事で金井先生とお会いすることがあり、最近の著書を予習しておこうということで読んだのだが、非常に興味深かった。
「サーバント」とは「召使い」の意。力ずくで引っ張るのではなく、メンバーの後押しをしながら組織を動かしていくという、従来型のリーダーシップ論とは180度異なる考え方である。
金井先生が「サーバント・リーダーシップ」に関する理論・知識を、入社以来ずっと秘書畑を歩んできてトップとなった池田氏が、その独自のサーバント的経営手法を経験談として、それぞれ書いておられる。両氏の著述が、理論vs実践を互いに補完する構成になっており、説得力がある。
私がこれまで学んできた理論は、“トランスフォーメーショナル(変革型)な”リーダーシップがメインであるが、こういう考え方もあるのだなあ。従来型のリーダーシップに抵抗を感じるフォロワータイプの管理者に、この「柔よく剛を制す」的手法は大いに役立つのはないだろうか。
池田守男資生堂相談役(元社長)と、神戸大学金井先生との共著。
先日、仕事で金井先生とお会いすることがあり、最近の著書を予習しておこうということで読んだのだが、非常に興味深かった。
「サーバント」とは「召使い」の意。力ずくで引っ張るのではなく、メンバーの後押しをしながら組織を動かしていくという、従来型のリーダーシップ論とは180度異なる考え方である。
金井先生が「サーバント・リーダーシップ」に関する理論・知識を、入社以来ずっと秘書畑を歩んできてトップとなった池田氏が、その独自のサーバント的経営手法を経験談として、それぞれ書いておられる。両氏の著述が、理論vs実践を互いに補完する構成になっており、説得力がある。
私がこれまで学んできた理論は、“トランスフォーメーショナル(変革型)な”リーダーシップがメインであるが、こういう考え方もあるのだなあ。従来型のリーダーシップに抵抗を感じるフォロワータイプの管理者に、この「柔よく剛を制す」的手法は大いに役立つのはないだろうか。