物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

【書籍】戦略PR

2011年01月29日 | Weblog
 『戦略PR ~空気をつくる。世論で売る。~』(本田哲也著、アスキー新書)を読む。

 「情報洪水」、「成熟市場」、「疑り深い消費者」というモノを売る側にとって非常に厳しい時代、その解決策として、本書は「戦略PR」を提言する。消費者が買いたい気分になる「空気」をつくらなければならないという。その「空気」を生み出す「PR戦略」のノウハウが述べられている。
 私自身は以前関係会社に出向していたとき、広告代理店やマスコミ関係者と仕事でほんの少しだけ取引があった。そのため、「広告」と「パブリシティ」の違いくらいは認識していたが、「戦略PR」はそのどちらとも異なる。
 「空気」をつくるために、「公共性」、「偶然性」、「信頼性」の3つが必要であり、それらを生み出すための手法(戦術)を、文字どおり“戦略的”に一つの流れにするのである。アメリカは戦略PRが非常に進んでおり、オバマが大統領になったときの実例などを紹介している。
 新書なので簡単に読めるが、戦略PRの概要をつかむのには非常に分かりやすく整理されている。
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