洗心 senshin

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立体「U8」搭載車

2013-11-22 11:08:00 | ノンジャンル

立体「U8」搭載車がどれだけのパフォーマンスを

見せてくれるか興味深々のお方も多いだろう。


ただ、ここでは走りの凄さとかを敢えて強調するつもりはない。

そのような走りを堪能したいのならば、高排気量で足回りを固めた

スポーツカーがいいに決まっているからである。


「U8」効果というのはそのようなメカニカルチューンドの走りとは

作動次元が違うのである。

その違いを言葉で的確に表現するのは難しいが、

メカニカルチューンがGや横G、空力抵抗に逆らって力ずくで

コントロールしていくのに較べ、

「U8」効果の場合はその車の「場」に働く重力や空力抵抗などを

何割か軽減消滅させているとしか思えない挙動や乗車体感を

感じるのである。


これはなかなか言葉に説明できない部分があるが、

このような操縦感覚がもたらされるのは「立体U8」が関与する

車体空間そのものが地上の物理学法則から切り離されて

「独立空間体」に変容せしめられているからではないかと

考えられる。


走りの極限をメカニカルチューンで追求すればエンジンを

高出力化し、ボデイ剛性を高め足回りを強化していくことになる。

この方法だと過剰な装備のために駆動系と制御系の不自然な

動きの鬩ぎ合いの中で妥協点を探すことになる。

しかし、Gや横G空力の応力は取り残されるので、車体を軋ませ

搭乗者の身体には大きな反動を与えることになる。

(巷の感覚ではそれも含めたスピード感&操作性能を満喫する

ということなのだろう)


「U8」操縦はそのような「スピード感&操作性」とは性質が

全く異なるということがすでにおわかりの方も多いと思う。

なかなか長時間ドライブの時間が取れず、細かい検証は

さらに次の機会にしたいが、

19日搭載直後1時間ほど走りまわって岩崎さんに

ご報告した時の「抜粋」を以下に載せます。

(ただし、その後の体感感覚は若干変化(進化)している。)


「…(略)…
(U8シールだけでは)カーブを曲がる時の感覚がイマイチ
掴みにくかった点が格段に変わりました。
カーブが予測通りスパッとクリア出来る
(横Gもさほど感じない)ので、これには驚嘆しました。
まさに車全体が「異次元体」となって周囲の物理抵抗を
「対消滅」させながら移動している感覚ですね。
(書いていて、自分でも言葉の根拠は良くはわからないのですが、
ニュアンスだけは伝わるかと…)

平坦路でも少々の上り勾配でもアクセルペダルに
足を置いているだけの感じでスピードが乗っていく感覚。
うっかりすると制限速度をあっという間に超えてしまいますね。
ゆるい峠道で後ろの車が気になりアクセル踏み込んでみたら、
今までクリア出来なかったカーブが面白いように
決まってしまって後ろの車はついて来れないようでした。
何だかスポーツカーにでも乗っているような気分を
久々に味わいました。
…(略)。」