新聞の書評でいくつか紹介されていたので
手にとってみた。一日ちょっとで読める
読みやすい本。若い東洋経済の記者(1979年生まれ)
が書いただけある。
スタンフォード大学院に2年間留学した彼が出した
タイトルの問いのへ答えは、
すごいところ=エリートを育てるプログラム、
インプット量、討論の機会、レポートなどの
アウトプット量
すごくないところ=抽象的な思考は鍛えられるが
現実離れすることも多い、「世界一の島国」として
内向き志向の人が多い、とりあえず金融業界への流れ、、
などなど
といった感じでわりとドライに書かれている。
その理由を、それぞれの分野の名著などを持ち出したり、
大学の経営基盤やアメリカの歴史で
解説するので、「なるほど」という感じ。
例えば、アメリカのエリートは経済エリート、政治エリート、
軍事エリートに分類できるが、一番の地位は経済エリートが
占めている。アメリカには封建制度の歴史がなく、
貴族や武士が君臨したことはない、ブルジョアジーが
押さえつけられることなく権力や名声も手に入れてきた、
実際ゴールドマン・サックスのCEOになれば
財務長官(政治エリート)にもなっている、というように。
留学中のエピソードも交えていて、堅くなりすぎていない。
本の後半部分は、エリートを育ててきたアメリカと
日本の違い、特に外交面の政策の違いなどを多く取り上げ、
さながら彼の「卒業レポート」になっている。
外交政策論を真面目に勉強したことのない私には、
リアリストとリベラリストの定義の違いなど勉強になった。
私が一番この本に興味を持ったのは、経歴紹介によると
彼が28歳で留学し、2年を経て帰国し、復職して
32歳の今年にこの本を出していることだ。
32歳でこれくらいのこと書きたいもんだなあ、というように
いつの間にか読んでいた。
英語の勉強方など、同世代(?)として参考になりそうだった。
手にとってみた。一日ちょっとで読める
読みやすい本。若い東洋経済の記者(1979年生まれ)
が書いただけある。
スタンフォード大学院に2年間留学した彼が出した
タイトルの問いのへ答えは、
すごいところ=エリートを育てるプログラム、
インプット量、討論の機会、レポートなどの
アウトプット量
すごくないところ=抽象的な思考は鍛えられるが
現実離れすることも多い、「世界一の島国」として
内向き志向の人が多い、とりあえず金融業界への流れ、、
などなど
といった感じでわりとドライに書かれている。
その理由を、それぞれの分野の名著などを持ち出したり、
大学の経営基盤やアメリカの歴史で
解説するので、「なるほど」という感じ。
例えば、アメリカのエリートは経済エリート、政治エリート、
軍事エリートに分類できるが、一番の地位は経済エリートが
占めている。アメリカには封建制度の歴史がなく、
貴族や武士が君臨したことはない、ブルジョアジーが
押さえつけられることなく権力や名声も手に入れてきた、
実際ゴールドマン・サックスのCEOになれば
財務長官(政治エリート)にもなっている、というように。
留学中のエピソードも交えていて、堅くなりすぎていない。
本の後半部分は、エリートを育ててきたアメリカと
日本の違い、特に外交面の政策の違いなどを多く取り上げ、
さながら彼の「卒業レポート」になっている。
外交政策論を真面目に勉強したことのない私には、
リアリストとリベラリストの定義の違いなど勉強になった。
私が一番この本に興味を持ったのは、経歴紹介によると
彼が28歳で留学し、2年を経て帰国し、復職して
32歳の今年にこの本を出していることだ。
32歳でこれくらいのこと書きたいもんだなあ、というように
いつの間にか読んでいた。
英語の勉強方など、同世代(?)として参考になりそうだった。