28日は月末最終という事情もあってかNY株が終盤に急速に値を消し、NYダウは引けの1時間前つまり午後3時にマイナス圏に転じると、そのままズルズルと下げ幅を拡大し、ほぼ“安値引け”状態に。10-12月期改定値が速報の2.6%から2.5%に下方修正、1月中古住宅販売成約指数、2月シカゴ購買部協会景気指数が速報値や市場予想を下回ったこともあったが、それらは関係なさそう。
それよりも28日は、アジア時間に発表された日中の指標の悪化も目を引いた。まず日本の1月の鉱工業生産指数が前月比-6.6%と前月の+2.9%から大きく悪化。前月比マイナスとなっていた市場予想も大きく下回ることに。東日本大震災があった2011年3月以来の減少となるもの。さらに、その後発表された中国の2月の製造業PMI(景況指数)も前月の51.3に対し50.3と分岐点の50に接近する結果に。こちらは2016年7月以降でもっとも弱い数字となった。とくにこの中国の指標の低下に反応したのは、ベースメタルと呼ばれる銅(-1.7%)をはじめアルミ、ニッケルなどで多くが下落。ただし、貴金属の中ではシルバーは下落したものの、プラチナ、パラジウムは上昇となった。原油(WTI)の下げも目立った(-2.2%)。
日本よりもやはり中国に陰りとなると、世界的な影響度は強い。28日のNY株式の大幅続落の伏線となった可能性もありそうだ。
それよりも28日は、アジア時間に発表された日中の指標の悪化も目を引いた。まず日本の1月の鉱工業生産指数が前月比-6.6%と前月の+2.9%から大きく悪化。前月比マイナスとなっていた市場予想も大きく下回ることに。東日本大震災があった2011年3月以来の減少となるもの。さらに、その後発表された中国の2月の製造業PMI(景況指数)も前月の51.3に対し50.3と分岐点の50に接近する結果に。こちらは2016年7月以降でもっとも弱い数字となった。とくにこの中国の指標の低下に反応したのは、ベースメタルと呼ばれる銅(-1.7%)をはじめアルミ、ニッケルなどで多くが下落。ただし、貴金属の中ではシルバーは下落したものの、プラチナ、パラジウムは上昇となった。原油(WTI)の下げも目立った(-2.2%)。
日本よりもやはり中国に陰りとなると、世界的な影響度は強い。28日のNY株式の大幅続落の伏線となった可能性もありそうだ。