(9:33)市場のパニック的な反応が収まったら価格帯はそれぞれ直前の位置にいた。結局2001・9・11ニューヨーク、2004・3・11マドリードそれぞれの事件との状況の違いと当時の市場の反応という「学習効果」を映してのものだろう。ただこれは現時点の判断であって、結果論である。昨晩日本時間の20時過ぎに時間外取引のWTI原油が暴落状態となり57ドル台に入った時は、思わず「戻れ!戻ってくれ!」と声を挙げそうになった。別に原油のポジションを持っているわけではないが、98年のロング・ターム(大手のヘッジファンドLTCMの破たん危機)が頭を過(よ)ぎったからだ。原油に相応の運用資金が回っているのは周知の事実。直前までカンカンの強気で62ドル台まで買い進められていたものが、突然の出来事に失速し、そのままの状態で終わってしまうことがどれだけの影響を及ぼすのかと。下手をすると株もただでは済まぬと思ったのである。ビフォー、アフターで市場価格に差は無く、その面で平穏だが、それは結果論であって、市場センチメントに残した影響は無視できないと思う。経験則からはパニックで買われた金価格の滞空時間は短い。しかし市場が「安全・安定から危険で流動的」という環境(国際情勢)の変化を再認識したことで、投資行動に影響を与え、下値で買い物が入りやすくはなる。
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ありがとうございます。
先日の「床がたわんでいる」の最後の方で
>日本時間の今朝発表のデータでは337トンのネット・>ロング(買い越し)だった。
という箇所がありましたが、どこを見ればそれがわかるのでしょうか。
自分なりにCTFCなど調べてみたのですが、納得いくものがみつからなかったため教えていただけると嬉しいです。
宜しくお願いします。
確かにこの手のデータはサイトは分かってもそのどこを見ればいいのかワカランというものが多いですね。日銀や財務省もそうです。CFTCも同じです。まずCFTChttp://www.cftc.gov/cftc/cftchome.htm
のフロントページから左上のCommitments of Traders をクリック。出てきたCurrent Reportsにある表のうち上の表からGold上場市場であるCommodity Exchange Incorporatedの右側Short Formをクリック。3つあるデータの一番下にあります。
これでOKというわけではなく
さらに NON-COMMERCIAL の項目のLong とShort の差からネットの数値を求めるのです。
CFTC、見ることできました。
これからも頑張って勉強を続けたいと思います。
先生もお体に気を付けてください。
読み物、楽しみにしています。