今週は週後半に掛け出張が詰まっている関係で、足元の情勢もあって今朝からドタバタ。午後からは市場の推移を追いかけながら、途切れ途切れに原稿書き。市場は自律反発、まぁ、一応の小康状態。株もヨタヨタと歩みを進めそう。昨日の日経のフロントページに投信の基準価格急落のニュースが出ていたが、リートが上位を占めているのは止む無し。それより毎月分配型の例の“グロソブ”などの下落をみた投資家はどう反応するのだろうと . . . 本文を読む
昨日の東京は、北の大気に太平洋高気圧が南に押しやられ久々の涼しさだったが、本日は元通り。先週末金曜日(17日)の夕刻は、銀座の日航ホテルの隣に設置されているTOCOM スクェア(東京工業品取引所の情報スクェア)からラジオNikkei(旧ラジオたんぱ)が毎日放送している番組「マーケット・トレンド」に生出演。スケジュール自体は月初に決まっていて、テーマは「大証の金ETF」について。15分番組で正味11 . . . 本文を読む
日本時間の昨夜9時過ぎに発表された米FRBの緊急利下げ。いまは有名無実化している公定歩合を0.5%(金融専門用語ではこれを「50ベーシスポイント」と呼ぶ)引き下げるというものだった。なるほど、そう来たかぁ、という感じ。金融界ではNYの株安が止まらないなか、次の方策として緊急利下げと(半公的な米住宅公社にあたる)フレディーマック、ファニーメイによる住宅債権買取拡大などが指摘されていた。住宅債権の買い . . . 本文を読む
ことしの春、今回のような(1日でこれほどの変動は別として)円キャリーの巻き戻しを予想し、その対応を自分なりにも取るということがあった。それが4ヵ月遅れでやってきた。いつだったか日にちを繰れば特定できるが、ここにもそのような内容を書いたと思う。さて昨日、解約請求殺到のファンドの手仕舞い、換金売りも一巡感が出るタイミングではないかとした。昨夜のNYはここで指摘するまでもないが、大荒れの展開。日本の投資 . . . 本文を読む
市場の動きが加速した。12時半頃、ランチで40分ばかり外に出て帰ってきたら、ドル円の大台が変わっていた。株式市場は悲鳴をあげ、金市場もドル安円高に逆らえず下げ足を速めた。ドル円の動きは、時期はともかくこうした流れは予想されていたもの。個人的には、このタイミングで起きるのか・・・・と頭を整理する材料に。いずれにしても解約請求殺到に対応すべく手仕舞いを進めたファンドだが、そろそろ一巡感が出始めるタイミ . . . 本文を読む
日本時間の昨夜のNY株の下げは、クレジットクランチというよりも、むしろ実体経済の減速あるいは後退懸念を映したもの。ただ、その境目は誰にもわからず、これだけ必死に中銀(ECB、FRB)が動いているにもかかわらず、果たして明らかな効果が出ているのかというと、いまだ不透明。相対を旨とするデリバティブの世界では、資産の評価自体が難しく、どの程度まで損失が拡大しているのか?すら把握できていないありさま。
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いまマーケットの構図は「FRB<ECB」でECBの方が資金供給量が多い=ECBの金融緩和の度合いが大きい(=欧州の方が事態は深刻)ということで、ドル高ユーロ安。したがって保合(もちあ)いながら金も売られ気味。うがった見方だが、これがドル危機回避の究極の演出ならまさにオスカーものだわ。ところで7月の中国のCPI(消費者物価)が5.6%となっていた。6月が4.4%。政府目標が3%。ここで初期から . . . 本文を読む
さてさて今夜東京に戻ってきた。10日金曜日の夕刊から昨日12日の朝刊までの日経の表紙をざっと見たが、やはり主要中銀の協調行動に関する報道が目立つ。11日にここで「金価格の上昇トレンドは今回の事態でさらに確固たるものになった」と書いた。言葉足らずで誤解を招くといけないので補足すると、まず「金価格」とは、「ドル建て価格」を念頭に置いているということ。「上昇トレンドは、・・・確固たるもの」というのは、長 . . . 本文を読む
南紀勝浦漁港は生マグロの水揚げが確か日本一と聞いたことがある。その港で見つけたHELIOSと船体に書かれたヨット。その名にピンときた当方は、船に近づき作業中の人に「沖縄からですか?」と尋ねてみたら、やはりそうだった。ヘリオス酒造といって泡盛の蔵元。「くら」という銘柄で知られる。那覇から東京への航海の途中とのことだった。なんと同社の社長も乗船しており、「ご存知ですか?」と喜んでおられた。前日は同じ紀 . . . 本文を読む
一昨日ここで、金がこの環境でこれほど売り込まれるのは疑問というふうに書いた。というのもこの2日間の展開は中銀が乗り出した段階でこれまでとは違うわけで、リスクのレベルがこれまでのサブプライムの問題から短期金利の上昇ということは金融機関の資金調達に支障がでているわけで、これはとどの詰まりは米国債、すなわちドルの問題に行きつくのではないかと。そしてECBが先に乗り出したこと、しかもFED以外が乗り出した . . . 本文を読む