「明らかにかなり良かった。全般的に予想を上回っていたと受け止められている。60億ドルの評価損はそれほど悪くない。市場にとってはかなり良いニュースだ」。これはトムソン・ロイターが伝える先ほど発表されたシティの決算についてのコメント。やはり、金融決算はアク抜けのパターンとなった。このパターンは週初めから書いているように読んでいた。読んでいたが、ここまでドルが(一時的にしろ)戻るとは思わなかった、という . . . 本文を読む
週初めの14日月曜日、ここに「今週はメリルだシティだと大物決算がゾロゾロだが、皆悪いことを想定しているだけに、悪いけれど思ったほどではなかった、というアク抜けパターンがありそうだ」とした。日本時間の昨夜発表されたJPモルガン・チェースの決算発表に対しての市場の反応がそれだった。今朝のNHKニュースもNY株の市況を伝えるのにこの決算を取り上げ「予想されたほどには悪くなかった」という言葉を使っていた。 . . . 本文を読む
今週は米国の物価指数の発表が注目されていたが、ユーロ圏の消費者物価上昇率が速報段階から上方修正されたことが、インフレに警戒感を強め利下げを見送ってきたECB(欧州中央銀行)をして、更なる警戒を抱かせる(すなわち利下げ観測の更なる後退)という連想でユーロは対ドルで4月10日の高値を更新。いよいよ1ユーロ=1.6ドル台が見えてきた。原油は一時114ドル台(114.53ドル)と高値を更新。金価格もスポッ . . . 本文を読む
本日は5時起きで閉め切り原稿のためのいろいろテーマを探りながらのニュースやら資料読みやら、まぁ早い話が泥縄的な作業をやった上で、やおら書き始めたものの、途中であれをやったり、これをやったり、移動したり。その内9時、10時と時は進み、そうなると電話が入ったり・・・・。結局、午後になり、他のアポの対応やらなんやらで原稿の後半部分は16時半から2時間で。これは集中いたしました。
書いたのは3月中旬以降 . . . 本文を読む
先週末のGE(ゼネラル・エレクトリック)決算が予想外に悪かったことが株式市場のセンチメントを一気に萎えさせたのは、それほど多国籍企業の業績に対する期待が高かった裏の現象といえる。なぜか。NYダウ30種はS&P500種に先駆けて2006年9月に2000年1月に記録した過去最高値を更新したのだが、S&P500種が更新したのはダウに遅れること約10ヵ月2007年7月のことだった。もちろんわずか30銘柄で . . . 本文を読む
昨日あるホテルでのこと。仕事帰りでひとりスーツ姿で乗っていたエレベーターが低層階で止まった。開いたドアの向こうに白いドレスの花嫁さん。(アラララ!)横に介添え役の人。そして新郎。「失礼します」と介添え役。乗り込んできた3人。そこそこの広さのエレベーターは、花嫁のドレスの裾でいっぱいに・・・。いやはや、当方にとってはまさにイキナリ一般日常空間に入ってきた非日常空間のヒトビトという感じだった。結果的に . . . 本文を読む
今夜は先ほど帰還、いやはや。。実は夕刻書き始めていろいろあって時間切れで外出。内容は、IMFが8日に公表した世界の金融機関の損失が9450億ドル(約95兆円)という推計とそれに伴った話。なんせ、この報告書に基づいてG7で話し合いをするとされている。一般的に時間の経過とともにサブプライム関連の損失が拡大しているという点にばかりスポットが当てられ、メディアでは取り上げられているのはご存じのとおり。この . . . 本文を読む
原油が一時112ドルと、スルスルと過去最高値更新。在庫が予想外に減ったというのが背景というが、笑ってしまうのが(笑い事ではないかな?)このところの混乱で与信管理が厳しくなった金融機関の貸し渋りから運転資金の確保がきつくなり、石油会社が余分な在庫を持ちたがらないんだそうな。つまり需要の高まりによる在庫減というわけではない。もともと効率化を追求する風潮が一般化したいま、在庫はなるたけ持たないということ . . . 本文を読む
手前味噌の話になるが、本日仕事仲間の当人はFPで投資コンサルタントの前川貢を講師としてのセミナーが(午後2時から4時までの2時間)あった。場所は中野サンプラザの研修ルーム。出先から駆け付けたため遅れてしまい後半の1時間しか話は聞けなかったが、普段も見通しなどの話は相互にしているのだけれど、改めて向こうがマイクを持って話すのを、席に座って聞くのはなかなか新鮮だった。なるほどと納得できる話も多かった。 . . . 本文を読む
週末に迫ったワシントンでのG7に世界第2位の経済大国日本の中央銀行総裁が空席で「代行」の出席では、大恐慌以来の世界的な金融の混乱時に、さすがに格好がつかぬということなんだろう日銀総裁が決まりそうだ。・・・・といって、この問題を取り上げるわけではなく、既にご存じの向きが多いだろうがIMFの金売却の手順が進んでいるというニュース。そもそもG7は4月12、13日に予定されているIMF・世界銀行の春季総会 . . . 本文を読む