手前味噌の話になるが、本日仕事仲間の当人はFPで投資コンサルタントの前川貢を講師としてのセミナーが(午後2時から4時までの2時間)あった。場所は中野サンプラザの研修ルーム。出先から駆け付けたため遅れてしまい後半の1時間しか話は聞けなかったが、普段も見通しなどの話は相互にしているのだけれど、改めて向こうがマイクを持って話すのを、席に座って聞くのはなかなか新鮮だった。なるほどと納得できる話も多かった。面白いと思ったのは、個人投資家のスタンスについての話。多くの投資家は例えば日経平均にして1万4千円を境に上は、積極的に買いで入っていわゆるグロウス型の投資をやって、元気よく資金を投じてゆくんだと。(フムフムその通りだわねぇ。)ところが昨今のように、急落に次ぐ急落で1万4千円はおろか1万2千円割れとなると、もう銘柄を見るのも嫌という状態になって委縮してしまうと。(これもそうだろう。)誰しも日々含み損の拡大するのを見ること自体がストレスになり、眼を背けたくなる。(それが人情。)彼はその現在多くの投資家が陥っている状態を「記憶喪失状態」と呼んでいた。含み損を抱えた今こそ市場(相場)に対峙して自らの投資内容を洗い直し、保有している銘柄なり商品を分析することで先行きの成果につながるものを、せっかくの経験の場を投資家は放棄していると。・・・・で上昇時のイケイケドンドンの時の勢い相場の経験しか残らず、いつまでたってもスキルは上がらないまま、ひたすら時の来るのを待つのみというのは、いただけないと。いまこの段階でのいわゆるバリュー投資に目を向ける人の少なさを指摘していた。それをやって初めて株式投資の大きな成果を得られるし、実際に投資しなくても少なくとも目を背けるな、関心を失うなと。今こそ市場を細かく見ろと。まぁ、言われてみればもっともな話ではあるけれど、彼の語り口のうまさもあるが、なかなかに説得力があった。
本日は、これで終わらず。夜は「さわかみ投信」に(四谷に同社が移って初めて)。社長の澤上さんは、広く知られているように熱い人だが、まぁこの会社の社員の方々はユニークな人物が多く、なかなかに熱い人間ばかりなのは、サワカミイズムが自然と形作られているからなんだろうと納得。本日お会いした社員の方々は関西出身者が多く、関西弁でポンポン会話が進むので、大笑いしながら気がつけば時計は午後11時前という展開だった。考えてみれば、昼間の前川の話ともつながり、夜には完結ということだった。ありがとうございました。
本日は、これで終わらず。夜は「さわかみ投信」に(四谷に同社が移って初めて)。社長の澤上さんは、広く知られているように熱い人だが、まぁこの会社の社員の方々はユニークな人物が多く、なかなかに熱い人間ばかりなのは、サワカミイズムが自然と形作られているからなんだろうと納得。本日お会いした社員の方々は関西出身者が多く、関西弁でポンポン会話が進むので、大笑いしながら気がつけば時計は午後11時前という展開だった。考えてみれば、昼間の前川の話ともつながり、夜には完結ということだった。ありがとうございました。
バリュー投資は夜明けの暗さに耐える胆力が必要なのでちょっと心配です。でも2003年を思い起こして時を待ち、ささやかにやってみます。ゴールドも「帰ってきたウルトラマン」になれる日もうちょっと待って…大丈夫かな?心配だらけ。
「いつも」様
ありがとうございました。
クー氏のバランスシート不況の考えは日本の不況から出たモノですが、今欧米で起こっている事を考える時頭において事態を見守るのは良いなと思います。
思い出させていただいた事を感謝いたします。
そうです。先日最後までねばって前川先生に愚痴を聞いていただきました。究極の投資難民としてグチこぼしていました。
日経平均1万4千円レベルに基準を置くのは今の状況ではちとキツイのでは?と思いながら聞いてました。
舟板1枚破れると地獄、地獄には1丁目2丁目3丁目、いろいろあるし…
それにしても日経平均はバブルの半値戻し2万円に届かず下落。心底情けない!
福井総裁が東証アカデミー1周年の記念講演で「日本経済に今必要なもの、それは迅速な政治的決断、国民一人一人の政治的決断です」と呼びかけられた。今もずっと心に残ってます。