亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

再び落ち始めた米住宅市場

2011年03月21日 23時55分20秒 | 金市場

福島原発3号炉への注水。東京消防庁のハイパーレスキュー隊の(隊長でなく)部長のよどみなく、かつ分かりやすい状況説明そしてリスクを見極めたうえで果敢にそのリスクを取りに行ったスタンス、想定と異なる現場での状況判断などプロだなぁと感激した人は多かろう。ただし、その後のヒーローストーリーに仕立てようとの過剰演出気味のメディアには引いてしまったが・・そんなことしなくとも十分伝わったのに・・・と。しかし、その効果を喜んだのも束の間、本日その3号炉に灰色の煙とは・・。

 

日本が休日の本日の市場は、週末から話題のリビア情勢が影を落とした相場になっている。原油が上昇、金も1430ドル台復帰。土曜日のセミナーでは、かなり広範囲に市場の話を取り上げたが、その中の米国の住宅関連のデータのひとつが先ほど(23時に)発表された。2月の中古住宅販売だが、予想512万件のところ結果は488万件。4ヵ月ぶりの減少。先週の住宅着工件数が47万件台とこのところ2番目に低い結果に終わっていたが、住宅関連はどうもまた落ち始めているのではないか。昨年末にかけて「金を見るのに米住宅市場を見る」という原稿を書いたり話したりしていた。


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