暗礁に乗り上げた米連邦債務上限引き上げ問題。どんなに引っ張っても22日金曜日まで・・というオバマ政権サイドの動きから早や1週間を経過した。週明けのアジア市場が開くまでに決着を見ないと市場の混乱が・・・・・という懸念は、株の下落その他細かなことはあれ、現実化しなかった。
米国財務省はデフォルト(債務不履行)という最悪の事態を避けるためには27日水曜日までに引き上げの法案を可決する必要があると議会に対し通報していたらしいが、それも過ぎ去った。
どたん場まで決着を見ない状況に、市場では不測の波乱に対するヘッジとして取引の手仕舞い、換金売りが目立ってはいる。しかし、さほどの切迫感が感じられないのは、いわゆる法案の成立というテクニカルな事由であって、米国の返済能力自体が問題になっていないことがあろう。
今夜は日本時間の23時(現地の午前10時)から協議が始まる予定とされる。ただし、昨夜も状況は二転三転したので双方の思惑もあり当てにできない。これはもう、こちらでどうのこうの言うより見守る以外なし。
議会が膠着状態のまま決定を下せない場合、米国財務省は現地時間の29日夕刻にも政府の運営・支払い策を公表する予定とされている。一部報道ではまずは国債保有者への利払いを優先するとされている。財務省によると8月4日には中短期債で約900億ドルが償還を迎え、15日には300億ドル超の利払いが予定されているとされる。
ところで昨日、イタリアの国債入札について取り上げたが、調達金利の上昇はそのまま既発債市場にも影響した。28日の取引で10年債の利回りは7月18に記録した直近のピーク5.97%に接近することに。この利回りギリシャなど3ヵ国ともに7%を超えて支援要請まで1ヵ月ほどしか持たなかった経緯がある。まだ1%以上ある、あるいは、もう1%しかないと捉えるか。悪化し一線を超えてから早いのは確か。
このイタリアの調達金利の上昇(借り入れ金利の上昇)の問題で派生する「へぇ~~」という話も起きている。
昨日28日にユーロ圏財務相によるギリシャへの次回9月に予定されている融資についての電話協議があったとのこと。その場でイタリアは、同国の借り入れコストがギリシャへの融資金利を上回った場合、資金拠出を取りやめる可能性があるとしたと。もともと、そのような状況の場合、取り止めることができるらしいが、救済によりギリシャの調達金利が今後下がる見通しにつき、もっともな話ではある。母屋から煙が出始めている時に、他を助けている場合ではないわけで。。。。。この話、もちろん決定したわけではない。
早く夏休みに入りたくて今回先送りした、欧州金融安定化基金(EFSF)の増額協議開始まで、それほど時間を要しないのではないか。
今夜も債務問題以外にも「米4-6GDP速報」、「シカゴPMI」その他注目データの発表が続く。
ユーロ圏が一つの国だったら、日本の夕張市みたいなものなのかな~と思うけど…ギリシャは国なんだからたとえようがないですね。ある日の日経新聞に今のギリシャは正直者がバカを見る社会って書いてありました。ギリシャの社会状況を嘆いて、ちょっとホロリとする記事でした。日本だって財政破綻すれば戦中戦後の様に正直者がバカを見る社会になるかもしれない。
金を持っていれば日本が財政破綻してもあなたは助かる、みたいな事を言う人がいるけど、平凡な庶民が金を持っていても正直者だと報われないかも知れない。むしろその時が来たら自分の金で日本が少し助かるかも、位の気持ちでいた方が心安らかに暮らせて、長生きできるかも。(人類が土星に行く日まで長生きすると困りますけど)
共和党に譲歩した上院独自の民主党案で決着がつきそうです。
日本の参議院とはちゃいますね。
第一、取引機関が閉鎖されている可能性もあるし、お隣の韓国のように
民間の金を供出することにもなりかねないし。
個人的には、メタボのカラダを絞って、常飲薬を減らしておくのが
何より有効な対策(完全に「保険の割り勘勝ち」状態)なのですが、
これはギリシアの救済より難しいかもしれませぬ。
少し難しいです
歯、に入ってる金まで、お国に持っていかれたって聞いたけど・・
私たちの未来は、あるのかなぁ
なんだか毎日が、息苦しいんだけど。
やっぱ、日本脱出かなぁ (ー_ー)!!
出来れば、選挙制度を変えてほしいですよね。
直接選挙にしてもらえれば、少しは、若者の意見も通るのではないでしょうか?
ここで、こんな話しても仕方ないですよね
すみません