年始からセミナーなどで折に触れ今年の選挙など政治動向も取りあげてきた。いくつかある関心事のひとつが中国のトップ交代。先月は次のトップと目されている習近平副主席の米国訪問が話題となったが、この人は共産党高級幹部の子弟の集団をさす「太子党」のリーダー格で知られる。元々、中国共産党の幹部はその子弟の教育を外に求め、米中国交回復以降は米国に留学させる例も多かったとされる。実際に習近平の娘さんもハーバード在 . . . 本文を読む
FOMC声明文は、報道されているように市場予想におおむね沿ったものでサプライズはなかった。ただし、明るさが見えてきているということを以前よりは汲み取れるという内容だった。さすがに、昨年末から続く米国内の改善方向は事実であって、半身ではあるが追認というスタンスか。声明文発表後のNY時間外で金がストンと落ちたのは、“QEⅢの後退=手仕舞い売り”という反射的な動きという指摘があっ . . . 本文を読む
本日は日本時間の明朝3時15分に明らかになるFOMC(連邦公開市場委員会)待ちで、ここまではおしなべて様子見。
週明け12日の反落は、先週末に報じられた中国の貿易赤字のニュースだった。金市場のみならず商品全般と株式市場などにも影響したが、FOMCを前にした商いの薄い環境での動きゆえに、あまり参考にならないともいえる。
10日に発表された2月の中国の貿易収支は、314億8000万ドル . . . 本文を読む
先週末、ある経済誌の記者氏との話だが、ここにきてマネー誌、経済誌の売れ行きが回復を見せているとのこと。やはり株高の効果は大きい。持続的な株価上昇の効果は、それらを取り上げるメディアをも一息つかせているという状況。もちろん、これは以前からある傾向であって、もの珍しさはないが、ほんの1ヵ月半ほど前まで(今でも?)書店には「恐慌」の見出しをもつ書籍が、数多く並んでいたので、その変化の度合いが興味深い。日 . . . 本文を読む
東京は昨日からの雨が明け方には雪に。結局1日中寒い日で、とても3月10日とは思えないような気候。地球温暖化とは、なんぞや!という感じだが、別の媒体のNYの人の書き込みにはコートはいらないくらい暖かいとのことなので、イレギュラーな気流の仕業ということか。こう書いて、「イレギュラー」自体がここまでの「標準」ということであって、すでにその基準自体が変化していれば、この状態が(いわゆる)「ニューノーマル」 . . . 本文を読む
ギリシャの債務交換参加率については、最後まで情報が混乱した。ギリシャ内部からとされる90%超え、95%という話も希望的観測が加味されていたものもあったようで、結局83.5%が日本時間9日18時の時点で最終の数字とされている。これだと目標とする95%に届かないことになり、いわゆる「集団行動条項(CAC、collective action clauses)」の発動ということになりそうだと。
CACの . . . 本文を読む
ギリシャ債の債務交換参加率について、様々な憶測や噂が飛び交っている。当事者間で駆け引きが続いていることもあって、市場参加者も、どの情報が正しいのか確信が持てないという感じだろう。さらに、目先に償還期限を控えていることから、事と次第によっては2次支援策が絵に描いた餅になり振り出しに戻るだけでは済まないために、値動きを起こしやすいという背景もありそうだ。つまり、ひび割れを見つけ出し、そこに楔(くさび) . . . 本文を読む
昨日夕刻から体調悪化、昼間に食べたものがいけなかったのか何なのか、午後に極度の胃もたれを感じていたが、それが吐き気に移行。さすがに自宅で横になって今朝までそのまま10数時間。いやはや、参った。久々の体調不良。風邪も(イン)フルも無敵だったのになぁ。。
先週はバーナンキFRB議長の下院での証言内容にQEⅢに対する言及がなかったということを、きっかけとしてほぼ強制的とも見えるロング(買い . . . 本文を読む
大阪、天王寺を超え地下鉄御堂筋線「動物園前」下車。ここから天王寺動物園ではなく通天閣方面へ。ディープな大阪ゾーン(?)。
本日、午後のセミナーはスタンダードの池(池水)さんといっしょ。2人が、それぞれ1時間話した後で対談という初のパターン。終了後にこてこて大阪名物「串かつ」に。場所も発祥の地とされるこてこて新世界の老舗「だるま」へ。食べた~~~~。
通天閣の&l . . . 本文を読む
カネ余りによる投機的人気の典型例として、このところのシルバー相場を挙げ、昨日は「そのシルバーが沸騰気味になっている。もうは、まだなり、ということなのか」とした足元で、金融相場のもろさ、すなわち、ファンド主導型相場のもろさが露呈する展開となった。急落の引き金を引く、大口の売り物をきっかけに反落が始まると、次々に防御的な売り注文がコンピューター・プログラムにより執行され、雪崩れ現象を巻き起こすというの . . . 本文を読む