さて1日空いてしまったが、週末14日のNY市場の金価格は前日比0.50ドル高の1772.70ドルで通常の取引を終了した。前日、拡大QE3の発表を受け急伸した相場が、どのような動きを見せるのか興味深かった。
要は目先の材料出尽くし、あるいは材料に一巡感が出て利益確定の売りに反落するのか否かに注目したのだが、“売りは出た”しかし逆に“買いも入った”という結果になった。
前日のQE3発表直後から若干 . . . 本文を読む
さて予想通りQE3の実施が発表された。しかしその内容は、予想を超えていた。FRBの金融政策の新たな局面が始まったと言えるものとなった。
昨日ここにFOMCの発表を待つ市場環境について「昨夕のドイツ憲法裁判所の判断待ちに似た雰囲気だ。」とした。それは、合憲判決が出るのは、ほぼ間違いないと思いながらも「もしかして?」という雰囲気もありイマイチ確信が持てないという市場の心理状態を指してのこと。実際に合 . . . 本文を読む
さて本日の金融界は世界全体でFOMC待ちということで、ほとんど動きもなく、目ぼしいものはFOMCの判断材料として雇用が前面に出ていることから、日本時間午後9時半に発表される週間ベースの失業保険申請件数があるくらいだった。動きがないので、それまで甲子園のヤクルト戦を見ていた。試合が終わったのが都合良く9時半前。発表された結果は、市場予想37万件に対し38.2万件というもの。前週は当初の36.5万件か . . . 本文を読む
ドイツの憲法裁判所によるESM(欧州安定メカニズム)への出資の合憲性が確認された。十中八九大丈夫との見方だったが、そこは昨今の環境ゆえにテール・リスク(起きる可能性は非常に小さいが、起きると被害甚大)の範疇に入るイベントだった。
昨日からまたプラチナが買われている。供給不安を囃した第2弾相場に入ってきたようだ。プラチナ大手(第3位)ロンミン社の鉱山ストの一部暴徒化(?)、警官隊の発砲、死傷者数十 . . . 本文を読む
U.S. Rating May Be Cut by Moody’s If Debt-to-GDP Not Reduced・・・・事務所を出て途中でレイトチッェックしたらドル円が急落していて?????だった。・・・・これかぁ。77円台に・・。これだけ動けば、金は買われても相殺されてしまう。
本日早朝に来週の週刊エコノミストの原稿を書いたが、そこに2回目となる米国債の格下げを金市場の材料の一つとし . . . 本文を読む
さて週明けNY時間外のアジアから欧州にかけての金価格の動きは、アジア時間で益出しの売りが一巡後は買い進まれたものの、持続力弱く、ロンドンに入ってからはやや売りに押し戻される展開。
1700ドル台は、昨年以来滞留期間が短く、どちらかというと売りが出やすい価格帯ではある。それでも1600ドル前後でのもみ合いが長かったので、何もなくとも1600ドル前後は維持してきたという“実績”は評価できよう。・・・ . . . 本文を読む
昨日は、夕刻17時30分からラジオNikkeiの生放送「マーケット・トレンド」でスタジオ。15分番組。
数時間後に米雇用統計の発表を控えて、FOMCはどんな判断になりそうなのか、最近の金市場を取り巻く環境について(まぁ)フリートーク・・・というか、パーソナリティの大橋ひろこさんとの掛け合いトークです。
前週初めから花粉症でもあるまいに原因不明の咳がひどく、やっと快方に向かっているところ。といっ . . . 本文を読む
この夏は、7月下旬の北海道はじめ国内ではあるけれど、いろいろ移動も多かった。
2012年8月18日 羽田から大阪(伊丹)行きJAL機から撮った雲。雲の形はいろいろあって、特に夏雲は面白いものが多い。
いまやコックピットではデジカメなどいじっていたことがわかると咎められる時代。
この写真、まるでコンピューター処理で人工的に作ったような上下対称になっているが、自然が作ったもの。
入 . . . 本文を読む
今週は注目イベントが続いたが、印象深かったのがECB理事会を率いたドラギ総裁だった。
事前にEU関係者などにも会い、精力的に動いた末に中銀(ECB)サイドの方針を明確にし、「準備は整っている、後はそちら(各国政府)次第」という体制を作り出した。「ユーロを守るためには何でもする。私を信じなさい」・・・という内容の発言をしたのは7月下旬にスペイン国債が売り込まれた時だった。ここまで踏み込んだ発言は初 . . . 本文を読む
結果的には昨日のADPのデータ(20万1000人増加)が、いい調味料になったということか。市場関係者と関心者の注目を一手に集めた8月の雇用統計は、雇用増が10万人割れとなった。結果は当方も本日早朝・・・・といっても7時半の電話取材にて「10万人割れはQE 3の確率高し金は前日の高値更新で1730ドル超へ、雇用増15万人超でQE3 期待後退で1670ドルへ、悩ましいのはその間の市場予想に沿った10万 . . . 本文を読む