週末6月12日のNY市場の金価格は小反落となった。この日も前日同様にNYの取引時間中に1750ドル台に乗せたものの、維持できずに終わった。アジア時間の午後からロンドンそしてNYの早朝、通常取引入り後と、この日の金市場は値動きに派手さはないものの、徐々に水準を切り上げながら進行。株式市場が取引を開始した後の午前10時には1750ドル台に乗せ、アジア時間の水準からは、20ドル以上水準を切り上げていた。 . . . 本文を読む
結局、11日のNY金は1750ドル超えは見たものの維持は出来ずに押し返されることになった。モメンタムが出ないので相場に派手さはない。ファンドの中でCTAなどが入ってくると、上昇に加速が付くがそういう展開ではない。先日書いたように、名付けてマクロ型の上昇につき、滞留しながらイベントを待つという展開となる。この点では、ETFの買いもこの2営業日復活している。
米株の下げが思った以上に大きくなった。先 . . . 本文を読む
米連邦公開市場委員会(FOMC)の決定内容が注目された6月10日のNY市場。現地時間午後2時に発表された声明文、メンバーによる経済見通し、そしてその後のパウエルFRB議長の記者会見の内容を受け、通常取引終了後の時間外取引に移行していた金は、8営業日ぶりとなる1747.90ドルで11日の時間外の取引を終了した。この日の金市場は、アジアからロンドンの時間帯を通し小動きながらプラス圏で推移。NYの通常取 . . . 本文を読む
サブプライムローン問題からリーマンショックに至る過程のように、この春は臨時のFOMCに加え、通常会合(FOMC)の前倒し開催などアトランダムな会合が続いたので、認識が薄いが、今回のFOMCは四半期に1度政策金利や経済見通しを発表する節目の会合となる。
新型コロナへの緊急対応により平時モードから放れた米連邦準備理事会(FRB)だが、先週末の雇用統計の結果などを受けてどういった見解を示すか。5月27 . . . 本文を読む
週明け6月8日のNY市場の金価格は反発となった。予想外の改善方向を示した5月の米雇用統計の結果と、その後の株式市場の大幅高に代表されるリスクオン・センチメントの広がりの中で、1700ドル割れに売り込まれた金。引き続き株式市場に資金が集まる中にもかかわらず、自律的な反発をみせることになった。NYコメックスの通常取引は、前日比22.10ドル高の1705.10ドルで終了となった。この日の貴金属は全般的に . . . 本文を読む
先週末にここで、5月の米雇用統計のサプライズを受けて大きく売られた金について、景気のV字回復まで期待する見方が復活するなどリスクオン環境の中であることを考えると、比較的底堅く推移した印象が強いと書いた。
今回の雇用統計は集計に不備があったのではとの指摘まで出ているが、4月に2000万人以上の減少を見た後ゆえに活動規制解除による目先の雇用の戻りも、政府支援(給与の肩代わり)により雇用の受け皿が維持 . . . 本文を読む
米雇用統計がビッグサプライズで米国景気回復への期待が一気に高まり、金は大きく売られた。リスクオンが前面に出る市場環境の下、安全資産は用済みというセオリー通りの反応となった。
昨夜、発表数字を見た際は、?・・・。4月20日の早朝にWTI(原油)の価格を見た際の感覚と似ていた。何かの表示ミスか!?と。いやいや、前月比プラスだ!と。報じられているように
5月の米雇用統計は前月比でのNFP(就業者)増減 . . . 本文を読む
6月4日のNY市場の金価格は反発となった。欧州中央銀行(ECB)がこの日の理事会で政策金利を据え置く一方、債券購入プログラムの規模を予想以上に拡大したほか、買い入れ期間も延長したことを受け、ユーロが対ドルで約3カ月ぶりの高値を更新。これを受け主要6通貨で構成されるドル指数(DXY)が、同じく約3カ月ぶりの安値となる96ポイント台まで下落する中で金は買われた。またこの日は、前日まで連騰状態にあった株 . . . 本文を読む
6月3日のNY市場の金価格は大幅続落となった。全米に広がった抗議デモも暴力的なものは一巡しつつあることに加え、発表された経済指標が予想ほど悪くなかったことから、景気回復期待から、リスクオン・センチメントはさらに高まり金は売られた。売り材料と目されるニュースに素直に反応という印象の1日となった。
この日の金市場は、前日の益出し売りに下げた地合いを引き継ぐ形で、アジアさらにロンドンとマイナス圏で推移 . . . 本文を読む
前日はドイツ株(DAX指数)の3.75%上昇を筆頭に欧州主要国の株高が目立ち、軒並み2%以上の上昇となった。本日も同じでドイツDAXに引っ張られる形で、欧州主要指数は軒並み2%以上の上昇となっている。今週は4日に欧州中銀(ECB)の定例理事会が予定されている。この会合では一段の景気支援策として、資金供給枠(パンデミック緊急購入プログラム)を5000憶ユーロ(約60兆円)拡大すると見られており、中 . . . 本文を読む