亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

こう着状態続くNY金市場、どちらに放れる 

2020年06月14日 19時49分16秒 | 金市場
週末6月12日のNY市場の金価格は小反落となった。この日も前日同様にNYの取引時間中に1750ドル台に乗せたものの、維持できずに終わった。アジア時間の午後からロンドンそしてNYの早朝、通常取引入り後と、この日の金市場は値動きに派手さはないものの、徐々に水準を切り上げながら進行。株式市場が取引を開始した後の午前10時には1750ドル台に乗せ、アジア時間の水準からは、20ドル以上水準を切り上げていた。 . . . 本文を読む
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日銀保有の金は簿価で4412憶円  

2020年06月12日 20時15分33秒 | 金市場
結局、11日のNY金は1750ドル超えは見たものの維持は出来ずに押し返されることになった。モメンタムが出ないので相場に派手さはない。ファンドの中でCTAなどが入ってくると、上昇に加速が付くがそういう展開ではない。先日書いたように、名付けてマクロ型の上昇につき、滞留しながらイベントを待つという展開となる。この点では、ETFの買いもこの2営業日復活している。 米株の下げが思った以上に大きくなった。先 . . . 本文を読む
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NY金は1740ドル台に上昇 ゼロ金利長期化と資産買取り額の明示

2020年06月11日 15時28分36秒 | 金市場
米連邦公開市場委員会(FOMC)の決定内容が注目された6月10日のNY市場。現地時間午後2時に発表された声明文、メンバーによる経済見通し、そしてその後のパウエルFRB議長の記者会見の内容を受け、通常取引終了後の時間外取引に移行していた金は、8営業日ぶりとなる1747.90ドルで11日の時間外の取引を終了した。この日の金市場は、アジアからロンドンの時間帯を通し小動きながらプラス圏で推移。NYの通常取 . . . 本文を読む
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資金供給を静かに絞ってきたFRB、金市場はどう解釈する

2020年06月10日 21時44分35秒 | 金市場
サブプライムローン問題からリーマンショックに至る過程のように、この春は臨時のFOMCに加え、通常会合(FOMC)の前倒し開催などアトランダムな会合が続いたので、認識が薄いが、今回のFOMCは四半期に1度政策金利や経済見通しを発表する節目の会合となる。 新型コロナへの緊急対応により平時モードから放れた米連邦準備理事会(FRB)だが、先週末の雇用統計の結果などを受けてどういった見解を示すか。5月27 . . . 本文を読む
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金は反発1700ドル台回復、株価高値更新の中でFOMC開催

2020年06月09日 12時48分10秒 | 金市場
週明け6月8日のNY市場の金価格は反発となった。予想外の改善方向を示した5月の米雇用統計の結果と、その後の株式市場の大幅高に代表されるリスクオン・センチメントの広がりの中で、1700ドル割れに売り込まれた金。引き続き株式市場に資金が集まる中にもかかわらず、自律的な反発をみせることになった。NYコメックスの通常取引は、前日比22.10ドル高の1705.10ドルで終了となった。この日の貴金属は全般的に . . . 本文を読む
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金のマクロ型上昇は続く 

2020年06月08日 18時56分10秒 | 金市場
先週末にここで、5月の米雇用統計のサプライズを受けて大きく売られた金について、景気のV字回復まで期待する見方が復活するなどリスクオン環境の中であることを考えると、比較的底堅く推移した印象が強いと書いた。 今回の雇用統計は集計に不備があったのではとの指摘まで出ているが、4月に2000万人以上の減少を見た後ゆえに活動規制解除による目先の雇用の戻りも、政府支援(給与の肩代わり)により雇用の受け皿が維持 . . . 本文を読む
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米雇用統計のサプライズ、大幅反落も底堅さ見せた金

2020年06月06日 19時25分52秒 | 金市場
米雇用統計がビッグサプライズで米国景気回復への期待が一気に高まり、金は大きく売られた。リスクオンが前面に出る市場環境の下、安全資産は用済みというセオリー通りの反応となった。 昨夜、発表数字を見た際は、?・・・。4月20日の早朝にWTI(原油)の価格を見た際の感覚と似ていた。何かの表示ミスか!?と。いやいや、前月比プラスだ!と。報じられているように 5月の米雇用統計は前月比でのNFP(就業者)増減 . . . 本文を読む
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ドル指数約3カ月ぶりの安値、金は反発

2020年06月05日 14時37分57秒 | 金市場
6月4日のNY市場の金価格は反発となった。欧州中央銀行(ECB)がこの日の理事会で政策金利を据え置く一方、債券購入プログラムの規模を予想以上に拡大したほか、買い入れ期間も延長したことを受け、ユーロが対ドルで約3カ月ぶりの高値を更新。これを受け主要6通貨で構成されるドル指数(DXY)が、同じく約3カ月ぶりの安値となる96ポイント台まで下落する中で金は買われた。またこの日は、前日まで連騰状態にあった株 . . . 本文を読む
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金は大幅続落、一方で続く金ETFの残高増

2020年06月04日 14時12分36秒 | 金市場
6月3日のNY市場の金価格は大幅続落となった。全米に広がった抗議デモも暴力的なものは一巡しつつあることに加え、発表された経済指標が予想ほど悪くなかったことから、景気回復期待から、リスクオン・センチメントはさらに高まり金は売られた。売り材料と目されるニュースに素直に反応という印象の1日となった。 この日の金市場は、前日の益出し売りに下げた地合いを引き継ぐ形で、アジアさらにロンドンとマイナス圏で推移 . . . 本文を読む
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見極めにくい市場環境  

2020年06月03日 23時09分13秒 | 金融市場の話題
前日はドイツ株(DAX指数)の3.75%上昇を筆頭に欧州主要国の株高が目立ち、軒並み2%以上の上昇となった。本日も同じでドイツDAXに引っ張られる形で、欧州主要指数は軒並み2%以上の上昇となっている。今週は4日に欧州中銀(ECB)の定例理事会が予定されている。この会合では一段の景気支援策として、資金供給枠(パンデミック緊急購入プログラム)を5000憶ユーロ(約60兆円)拡大すると見られており、中 . . . 本文を読む
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