マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

自家製堆肥

2005年11月17日 22時12分20秒 | 友達 永久保存
生ごみ堆肥と落ち葉堆肥(写真省略)です。

生ごみ堆肥は生ごみ、嫌気性微生物、米ぬか、土などでサンドイッチ。写真の白い部分が発酵しています。落ち葉堆肥は落ち葉、米ぬか、鶏ふん、おから、好気性微生物、土などが材料です。

生ごみは我が家の分だけ。他人の生ごみは履歴がわからないし、使用した調味料がわかりません。ファーストフード類があるかもしれない。怪しいですね。鶏ふんは自然農法の農家からいただいています。抗生物質を与えていませんから安心です。こんな具合に焦りながらのんびりと手間をかけ、履歴がわかる材料を使うよう努力しています。

そして、一方に偏らず両方の堆肥を混ぜ、前作の野菜が吸収した分を土に返す程度の量にして与えています。腹をすかした野菜くんの声が聞こえてきそうですが。

私も野菜達に声をかけます。食べ物は少しだけど自分の力を信じて大きくなれと。するとがんばるのです。たくさん肥料を食べて肥えるより引き締まりたいと。なかには栄養失調でダウン気味もいますが。

小規模農園だからこんなことができるのでしょう。これが商売だったら、どうしてもスケールメリットの追及になり、多くの人の手を得るため異質な部分が入りやすくなるでしょうね。

全ての作業工程に自分が関われる範囲で育てる、そんなお父さんになりたいな。

(私は、自然を相手にしているので月暦(旧暦)も参考に野菜達と生活。ルドルフ・シュタイナーの「農業講座」を基礎としたマリア・トゥーンの「種まきカレンダー」には根菜類の種まき日とか葉菜類の畝作り日とか果菜類の定植日とか作業日が書いてある。植物の生長には宇宙全体がコミットしている、との考えから導きだされたカレンダーである。この考えに共鳴した農作業を目指して頑張っているところです。)