マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

医者と薬との付き合い方

2006年01月11日 00時23分34秒 | 子育て講座 ココロビオティックセミナー
日ごろ、患者様とお話していて「一生治らない!」「薬を一生飲まないといかん」という言葉をお聞きする事がよくあります。薬を飲んでも症状がよくならないのに、一生飲み続けなければならない、そんな無責任な話があるでしょうか?ましてやよくなるなら一生は飲まなくてもいいはずです。そんなことを診療で言われた時は、よく考えないといけません。「この医者は私を治してくれるかどうか」「この薬は必要かどうか」また、「何で飲まないとならないのか?」―よくもならない薬に代金を支払い、また症状を軽くもよくもしてくれない医療機関に代金を支払う。それも一生のこととはおかしいとは思いませんか?
保険で負担も軽くなってる・・・その負担は他の人、ご自身のお子さんやお孫さんの代への負担となってます。医療費は国家予算の約4割まで迫ってきました。この先も高齢化・少子化に伴い、ますます医療費は増えていくでしょう。
まず、病気はその方が作られたものです。と、いうと言い方がきついのかもしれませんが・・・病気の原因は誤った食事、無理な生活習慣や考え方や心の持ち方をして、体がブレーキをかけるために病気という形でお知らせしてくれているのです。食事にしろ、ストレスを誘発する無理な生き方も病気の原因となります。よく環境や人間関係を病気の原因に挙げられる場合がありますが、その環境や人間関係に左右されるかされないかは、誰でもなくご自身の力によるものです。この力をつかさどるのはまぎれもなく正しい食事です。これは心と体に楽しい食事でもあります。
病気になるほどおかしい環境や人間関係の中に身をおく事ほど危険なことはありません。ストレスから自律神経のバランスが崩れ、病気を招きます。ちなみに、過剰な投薬や手術も自律神経のバランスを極端に崩しますのでご用心ください。
また、生まれつきの病気でも、その前にご両親の代からの無理な生活習慣や考え方や心の持ち方が原因であることがあります。お母さんのお腹の中に赤ちゃんがいる間に、おかあさんが高カロリー・高蛋白の食事や甘いものなど無秩序な食事をとると、それがお母さんの血液となって、赤ちゃんの栄養となります。お母さんにとってはちょっとの食事でも、赤ちゃんには高いリスクやダメージをあたえる食事になってしまうのです。生れてからお腹の中でもらった余分なものを体外に出そうというのが、たとえばアトピー性皮膚炎のようなアレルギーだったり、小児性白血病だったりします。自分で食べ物を選ぶ事ができない幼児期の病気のほとんどは親の責任にあります。もちろん、その責任はお母さんだけではなく、お父さんにもあります。「病気を治してもらおう」「病気をやっつけてもらおう」という気持ちでは治らないのが現状です。当診療所は歯科医ですから、お口の病気から全身を治していこう、というのがモットーですが、これもすべて医者任せでは治りません。まず、ご自身で病気を治そうという気持ちが必要です。医療機関で悪い部分だけを切り取ったり、レーザーで溶かしたり、薬で押さえつけたりするだけでは病気の原因を治せていない為、一時的によくなってもまた再発してしまいます。
病気を治すには何をしたら良いか?実際にご自身で病気に向かい合うという気持ちが無いと根治はできません。そして、何が原因で病気になったのか?忙しすぎたから・・・ストレスフルな生活をしていたから・・・食生活も何も考えていなかったから・・・病気治しは自分治しでもあります。それまでの生活習慣や考え方や心の持ち方を少し変えてみる事です。それが難しい、という方はまずは食生活を変えてみる事をお勧めします。玄米と野菜中心の食事に、まずは1週間してみることです。病気の治らない薬や医療にお金をかけるよりよっぽど安上がりの健康法です。一生飲まないといけない薬などありません。
①主食を玄米に変える。
②おかずはなるべく少なく。間食はやめる。
③動物性食品・砂糖・パン・果物をやめる。
④調味料は昔ながらの塩・醤油・味噌にする。
⑤よく噛む。⑥好きな事だけする。
⑦いやなことはしない。⑧よく笑う。
治すとは完治させることをいいます。完治させるためによい医者と薬を選びましょう。そして病気を治していくのはご自身です。