昨日は、地元の高松市立香西小学校の6年生合同授業で、「ご飯を食べよう!」という授業をしてまいりました。
この小学校は、当院が校医を担当しており10年近く前から学校の授業としてデンタルタイムという子どもたちに歯の大切さや、食の大切さを伝える活動をしてきました。
今回は、卒業間近かな6年生のデンタルタイム最後の授業でした。テーマは、やっぱり「ご飯を食べよう!」です。歯は全部生えると32本。肉魚を食べる犬歯(肉食獣の歯)が4本、野菜を食べる門歯(草食獣の歯)が8本、ご飯(穀類)を食べる臼歯が20本になります。この割合で食事を摂ると、身体を壊さないという事を、コンビに弁当の中身で実験しました。いくつかのコンビ二弁当を用意して、生徒にご飯とおかずの割合を調べてもらいました。圧倒的におかずが多くて、健康に悪いことを学びました。
また、清涼飲料水の中に含まれる砂糖の害についてもお話いたしました。
40分の短い時間でしたが、子どもたちは真剣に話を聞いてくれ、実験にも積極的に参加してくれました。
今回の小学校6年生のみんなは、平成15年小学校4年生の時の血液検査で、5人に1人が高脂血症、6人に1人が肝障害、肥満と診断された子どもたちです。この子達が成長して日本を背負っていくとき、一番の障害となるのは健康でしょう。私たち大人(親)の責任は、学業などよりも先に教えなくてはならないことがあります。それが「食の大切さ」ではないでしょうか。
出前出張講演、いつでも請け賜ります。是非、健康な子どもたちを育てて行きましょう。