マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

もうすぐ!医食農で健康を考えるシンポジューム開催

2006年01月27日 15時40分33秒 | 庵主の日記
あと2週間になりました。高知・香川で開催する一大イベント「医食農で健康を考えるシンポジュウム」、すっごく楽しく元気がでる講演会間違いなし!です。

今回ご出演くださる佐藤弘氏と吉田俊道氏はどちらも九州を舞台にご活躍されている今時の人のご両人です。この企画に至るには、昨年2月に正食協会主催の佐藤弘さんと阿部進さんの講演会に参加したところから始まりました。どちらの講師の先生も話が面白く、是非香川に来てもらいたいなと思いました。たまたま、九州のお友達にお漬物を持ってきていたのですが、当日欠席で、また香川に持って変えるのも何だし・・と、目と目が合ったのが佐藤さんでした。早速名刺代わりにお漬物持ってご挨拶させていただき、香川に来てくださるお願いを致しました。そのときに、「お返し」といって佐藤さんがかばんの中から一冊の本を取り出し差し出してくださったのが、「いのち輝く元気野菜のひみつ」というブックレットでした。著者は吉田俊道さんでした。

帰り新幹線の中で吉田さんの本を読みました。なんて生き生きとし、自信に満ち溢れ幸せそうな本なんだろうと、帰宅するなり主人に見せると、彼も吉田さんの虜となりました。翌日すぐにこの本を取り寄せ、診療室のそれぞれの椅子に自由に読んでもらえるように設置。患者さまからの反響も大きく、院での販売用にもどっさりと仕入れ、配り歩く毎日となりました。勿論西日本新聞社の「食卓の向こう側」も同様です。

思いは募り募り、昨年の夏休みに、長崎は佐世保の世知原にある吉田さんの家にまで押しかけて、今回の講演のお約束を頂きついでに素敵な吉田さんの畑での収穫作業もさせていただきました。ヨッシャぁ!!っと勢いづいた私たちは、すぐさま西日本新聞社の佐藤さんにお電話をしこの話しと共にご出演の依頼を申し込みさせていただきましたら「はい、はい、吉田さんから聞いているよ」と二つ返事でOKを出してくださり、今回の講演会となったのです。

昨年12月11日(日)には、長崎で2000人規模のイベント「食育祭」が開かれ、この主催が吉田俊道さん。100人のボランティアスタッフを引き入る大イベントを成功させました。

 講演会場風景、2階席まで満席。当日3000人超の集客となった!

  

司会は高校3年生。生ごみリサイクルを通して環境の事や食のこと健康のことを考えるようになったそうです。真ん中が吉田さん。吉田さんの講演は、とにかく所狭しと動き、人参を頬張り、ほうれん草の芯から齧り、「うまいうまい」と言いながら、笑いあり感動ありの本当に人の心を動かす魂のほとばしる最高の講演でした。中尾先生は女子高の先生で今の女子高生の健康の危機を現場から生の声で発信。生ごみリサイクルで高校生の女の子が心身共に元気になっていくさまを熱く語ってくださいました。

  

別の開場では、牛蒡のスープや玄米ご飯の試食コーナー、元気野菜の販売コーナー、EMぼかしの作り方、元気野菜の成長点を顕微鏡で見るコーナー(成長点はキラキラ輝いています)、そして、一番人気は何といっても元気人参の生しぼりジュースの試飲コーナーです。

  元気野菜の人参ジュースの甘くておいしいことっ!
市販の人参と元気野菜の人参をすりおろして酸化具合を比較しました。左が市販の人参で錆びて茶色に変色。右は元気野菜。すってからもう5時間は経ったものですが、綺麗な人参色で全然酸化していません。すごいでしょ!

あっという間の講演会で大満足でした。夜はスタッフさんの中に混じって一緒に打ち上げを致しました。皆さんのご苦労がひしひし・・!感動の打ち上げ会でした。その後はホテルの部屋に吉田さんが遊びに来てくれてまた熱いお話をうかがいました。本当は吉田さん翌日野菜の出荷があって車で2時間かけてお帰りになる予定でしたが、私たちが手伝うというお約束で長崎に宿泊してくださったのです。というわけで翌朝5時起き、6時出発で長崎を後にして、佐世保の世知原まで吉田さんについて行っちゃいました。

雪の中元気野菜の収穫、仕分け、出荷をお手伝いして、吉田さん家の台所で勝手におむすび結んで頬張りながら、今度は大分の池田小学校までまたまた大移動。2時から小学生と父兄の前での吉田さんの講演会です。なんと1時57分に到着し、私たちは吉田さんのスタッフに早代わり。本の販売などをお手伝いしながらちゃっかりまたまた吉田ワールドを覗かせて頂きました。写真にとりたかったのですが、バッテリー切れ、残念!

今思い起こしても、熱い熱い二日間でした。

こんな吉田さんと、メディア界の時の人をお迎えしての講演会。ほら、来たくなったでしょう。

チケット制になりますので、入場ご希望の方は、087-881-2323(松見歯科)あるいはでお問合せくださいませ。以下に講演会のチラシを載せておりますのでよろしくご覧になってください。農業をされている方、学校の先生、栄養士さん、食育関係者の方、子どもを持つお母さんお父さん、子どもたち、みんなに聞いてもらいたい講演会です。是非お誘い合せの上、高松サンポートホールまでお運びください。
吉田さんの活動をビデオに編集しています。ご覧になりたい方はお問合せください。



医は食源にあり、食源は農にあり。長崎県の農業指導員から新規参入して有機無農薬農業をして、各家庭・小中高校などでも手軽に農を実践できるように生ごみリサイクル運動などを主催している吉田俊道氏と、西日本新聞社の記者であり食のドキュメンタリー「食卓の向こう側」を連載している佐藤弘氏、高松市の松見歯科診療所の院長で、治療の一環に玄米食を取り入れ25年間、体と口を通して全身の健康を提言し予防医療を実践している松見哲雄の3名が高松市サンポートに集結!ぜひご参加ください!

日時:2006年2月12日(日)
12:30~16:30(受付時間12:00~)

会場:サンポート高松 第2小ホールhttp://www.sunport-hall.jp/

◆会場アクセス◆JR高松駅から徒歩3分/ことでん築港駅から徒歩5分
会費:2000円 小学生1000円(チケット制)
託児室あります。お一人1000円(要予約)


講師:

吉田俊道(九州農政局・九州食育推進協議会委員・大地といのちの会代表)

http://www13.ocn.ne.jp/~k.nakao/
1959年長崎県時津町生まれ。1986年九州大学農学部大学院修士課程修了後、農業改良普及員として長崎県に就職する。1996年、長崎県江迎農業改良普及センターを最後に退職。農業に新規参入、有機農業に取り組む。「元気やさいの会」「環境を考える会」などの活動に参加。著書に「いのち輝く元気野菜ひみつ」など。


佐藤弘(西日本新聞社経済部 編集委員)

http://www.nishinippon.co.jp/

中学時代、有吉佐和子の「複合汚染」を読み、ふるさとの野山がおかされていくわけを知る。百姓を志し、東京農大農業拓殖学科に進学するも、深遠なる「農」の世界に触れ、実践者となることを断念。側面から支援する側に回ろうと西日本新聞社に入社。システム開発部、日田支局、筑豊総局などを経て、現在経済部で「農、食、くらし」を担当。1961年生まれ。福岡市出身。


松見哲雄(松見歯科診療所 院長)

http://blog.goo.ne.jp/mukhayuan

1950年生まれ。歯科医になって25年、約20年前歯科医片山恒夫先生の指導を受け、虫歯、歯周病の再発防止を目標に治療を行う。食生活改善がすすむと、種々の習慣病、アレルギーなどが治癒することを患者様から報告を受け、治療の一環としての食事指導(玄米菜食)を推進している。2003年には診療室うらの母屋を改造、食養塾「無何有庵」を作り、妻を講師として料理教室を開設。患者様の生活にもっと深く関わり、未病をつくらない、未病のうちに癒す予防を診療方針として打ち出している。

後援: 西日本新聞社 高松市教育委員会

お問い合わせ&主催:おむすびの会 電話087-881-2323(松見)
mail:otoiawase@matsumishika.jp












我が家の超獣(長寿~)チエゴン

2006年01月27日 12時07分53秒 | 庵主の日記
我が家の長老チエゴンこと智恵子おばあちゃんは今年96歳。玄米歴8年のツワモノです。
お薬は一錠も飲むことなく、目も耳もよく見聞きできます。風邪一つ-ことなく、病気もなにもありません。若いころは文武両道の才女で何でも知っている物知りでした。ちょっと情報を詰め込みすぎた頭が重たいので最近は少しづつ軽くしていっております。

86歳まで現役の歯医者さんでした。今でも私の顔を覗き込んでは「良い歯をしてるねぇ」と褒めてくれます。

そんなおばあちゃんの楽しみは、玄米ご飯を食べること。大きなお椀で2杯はお代わりします。
お陰で、いつも元気にいてくれます。目標は100歳。おばあちゃんに話すと「わけないねぇ」とさらりと答えてくれる超獣(長寿~)チエゴンでした。

 おばあちゃんの大きなお茶碗!