マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

飯のコース(基礎クラス)15期 第3回 開催いたしました。

2011年06月06日 21時50分26秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
土曜日は、マクロビオティック料理教室<飯のコース>を開催いたしました。

このクラスは基礎クラスですので、マクロビオティックの原則にそった基本食を実習いたします。

マクロビオティックの原則って何でしょう?
穀物菜食、身土不ニ、一物全体、陰陽調和、よく噛むこと、などでしょうか?
私たち健康な日本人にとっては、結果的にはそうなることですが、たとえばイヌイットに穀物菜食をすすめたらどうなるでしょうか?
間もなく凍死すると想定できることです。

原則といわれていることが、仇になることもありうるのです。


そして、マクロビオティックの原則とは食べることだけなのでしょうか?

最終到達するところは、動物である以上、生きること(マクロビオティック)=食べることに行きあたりますが、私たち人間は、食べることが全てではありません。一日の1/3は寝ていますし、食べる以外に排泄という同等の営みがあります。

さらに生き物の定義として、生殖という活動も切り離せません。


大きく生きる方法という直訳ももちろんその通りではありますが
内と外を明確にすることで、自分以外のものを食べるという選択をして生きてきた私たちの未知なる世界は、私以外のもの、つまり環境、自然、宇宙とマクロに広がります。
宇宙、天然のココロに調和し、みずからの生き方が宇宙のいとなみにシンクロするようにするためには、宇宙のありようを素直に感受してそれにかなう術を導いているのが、マクロビオティック=宇宙生命となる方法だと思います。

理論では<マクロビオティック観>カラダとココロの構造と機能(感受性について)のお話をさせて頂きました。



自分という内を未知なるものにすればミクロの世界に入ることになり、宇宙に寄り添うことを忘れてしまいます。だからこそ、まず、自分を知ることが大切。
私たちがどう出来上がったのかを、再認識することで、ようやくマクロビオティックのスタートが切れるのです。

今回のお料理。





 

煎り大豆の茶飯



ごま豆腐



切干大根と切干大根のプディング

 



マンゴーポタージュ


今回のお料理は、基本食を踏まえ、少し洋風にアレンジいたしました。
マンゴーなんて、このクラスではありえない素材を初めて使ってみました。
陰性な果物を陽性化することで、基本食にも耐えうるレシピにいたしました。

みなさん、お味はいかがでしたでしょうか?






















ダッシュ寝袋パーティ~

2011年06月06日 10時09分14秒 | 庵主の日記





いやぁ~、楽しかった~
毎週、こんな休日を過ごせたらいいのになぁ~。


ゴールデンウイークに石巻まで泥出しボランティアに出かけた「石巻ダッシュ」の隊員メンバーとひと月ぶりに再会しました。

きっかけは、ダッシュ隊員が撮った写真を一堂に会して隊員の住む町に持ち回りで写真展を開催しようという企画の打ち合わせに
写真展隊長が大阪から来ることになり、じゃ、みんなで集まろう~ってことになり、それならば、我が家で寝袋持参、マイ箸、マイ皿、マイカップと飲み物食べ物持ち寄りのパーティとなったわけです。

石巻の大テントで寝食をともにした仲間ですから、「寝袋」は隊員のソウルワード。

なんと、徳島、愛媛、岡山、さらにダッシュサポーターも東京から参加。
総勢31名(までは確認しました!)



6時前から、続々集まり始めました。





4日の土曜日は教室があったので、宴会準備の時間がなくて、みなさんに持ち寄りね~ってお願いしていましたところ!
食べ物から、お酒から、み~んなが持ってきてくださったので、我が家に盆正月、誕生日、お祭りみたい!
我が家に、的屋さんがやってきたごとくデッキには屋台村も出現。
ビールサーバーも持ち込んで、俄かにビヤホールともなりました。

なんだか、このメンバー、楽しいことをする天才たちが集まった気がします♪

 























ビールを注いでいる回数の割に、周りにいるメンツは変わらない?

にぎやかで楽しい夜が始まりました~。





















でも、ちゃんとこれからのことも話し合いましたよ。
私たちは、若い人を連れて行きたいと思っています。
でも、放射能のことや二次災害のことを考えると、若い人を連れていくには問題もあります。
自己責任という言葉の無責任さに、ジレンマを覚える瞬間です。









真剣に意見を交わし、私たちが何の責任も取れない以上、若い方の参加については、本人はもとより、ご両親の承諾がある場合に限って。さらに、放射能の危険性について、またそれを補うであろう食のことをしっかり知っていただくことを前提にいたしました。
日程も9月17日出発で石巻ダッシュ第2弾が決定いたしました。
募集は別途ご案内いたしますね。

出発までに、少し勉強会を開くことができないかなって思っています。
こちらも、また、ご案内できるように準備いたしますね。

また、写真展につきましてはできるだけ公共性の高い、人が集まる場所を、無料で借りる交渉をすすめること。
入場料も無料で開催することとなりました。

石巻ダッシュのボランティアを通して、このメンバーに出会えたことは、本当に奇跡のような気がします。
一人一人が、生きることを大切にして、誰かの役に立ちたいと思っていて、それが自分の喜びと感じている方ばかりなんです。
こんな仲間の中にいるだけで、自分もそうなりたいと素直に思えるし、優しいココロになれるんです。
いっしょにいるだけで幸せになれる人がこんなにいる!なんて、贅沢なことかしら・・・。

素敵な時間は、明け方まで続きました。

でも、みなさん早起きで、玄米ごはんとお味噌汁、大根葉のふりかけ、切干大根の朝ごはんをいただきました。
20人で頂く朝ごはんって、なんだかいいですね~。



この後、県外組さんをひきつれて、さぬきうどんめぐりをいたしました。

3件梯子して、5玉食べた方も!
楽しんでいただけましたでしょうか?

素敵な週末を、ありがとうございました。