マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

開運 たま夢すび

2013年01月15日 18時48分14秒 | 庵主の日記
13日(日)から、大阪に行っておりました。
てんつくマンからのご依頼で、光栄にも「たまさんのおむすびをみんなに食べさせたい」とおっしゃってくださり、なんと、おむすび400食、800個のおむすびを作りに挑戦することに!!

一人ではとてもムリなことですので、香川から、大阪、神戸、奈良、そして、なんと鹿児島から友人たちの応援を頂いて、ドキドキしながら作ってきましたよ。

わたしの玄米おむすび歴は結婚してからなので、まる14年。15年目には入りました。
主人の講演会の後ろで、炊飯器を持参しての玄米おむすびの試食がスタートで、さて、何個のおむすびを作ってきたことでしょうか?

おいしい、玄米おむすびを作りたくて、平成11年に幕内秀夫さんと「学校給食を完全米飯にするシンポジウム」を香川で開催したときに基調講演をしてくださった、あの、おむすびの祈りの佐藤初女さんに、玄米おむすびの結び方とその思いを学びました。

玄米おむすびは、白米よりも陽性なので、冷えるとぎゅっと固くなり、美味しくなくなります。お口に運んだ時に、ほろりとほどけるおむすびを目指して、イチ、ニ、サンでむすぶ愛称「ひふみむすび」でむすびます。

わたしは、「おにぎり」と云うよりも「おむすび」と呼ぶほうがなんとなく好きです。
にぎりというと、片手で握るイメージだけれど、むすぶは右手と左手を合わせることで、陰陽の波動が手から伝わる気がします。

それにしても、800個のおむすびは圧巻でした。
今回は、阿蘇・南小国の「初ちゃんの自然米」を使い、平戸でお世話になっている「自然食品店 和み」さんの作る「イキな水」と「イキな塩」を贅沢に使い、エネルギーの高い玄米おむすびを作るべく、なんと、約40kgの玄米を洗って、浸水し、圧力鍋で炊きました。

私自身は、オリジナルで作った黒体セラミック鍋「ぢわもん」で炊く土鍋炊きの玄米が一番好きですが、初めて玄米を食べる方の多くは、圧力鍋で炊く方がおいしいとおっしゃってくださるので、今回は圧力鍋を使いました。およそ、30升の玄米ごはんを炊いたことになります。

こんなにたくさんのおむすびを一度に作ったことはないので、時間内に作れるかどうかドキドキでした。9時30分から前日に浸水していた玄米を炊き始め、夕方4時の引き取りまでに、400食のおむすびパックをパッケージングして、段ボールに箱詰めするのですが、人員的に足りるのか?圧力鍋の数は足りるのかなど、本当に、緊張しました。
工程の流れがうまくいくかが把握できたのはお昼をまわってからでした。

手伝ってくださったおむすび隊のメンバーは、初めましての方もお二人いらしたのですが、後は、気心知れたマクロビオティックを通じての友人ばかりで、みんな、本当に気の良い、柔らかなココロの人たちで、テンパッテいる私を、ゆったりとフォローしてくださり、なんと、2時過ぎには、ご依頼いただいた400パックを作ることができました。
すごいです。やればできるもんなのですね~!

ほっと、一安心したころ、ようやく写真を撮っていないということに気がついて、あわててとりましたが、もう、あと少しで終了な写真しか撮ることはできませんでした(笑)







こんなおむすびが、4ラインの流れ作業でテーブルいっぱいに並んでいたのですが、残念。おむすび隊のココロのアルバムに収蔵されました。
全員ではないのですが、おむすび隊員もちょこっと写真撮ってみました。
この段ボールの中に400パックのおむすびが入っています。

結局880個のおむすびをむすび、終了いたしました。

お手伝い頂いたおむすび隊員のみなさまに、ココロから感謝いたしました。
また、食材を調達させていただいた、和みさんや、ハッコーフーズさん、出発ギリギリの発注ですみませんでした。和みさんからは、応援のお手紙を賜り、差し入れまでいただきまして、ありがとうございました。たくさんのみなさまに応援頂いて、無事、800個のおむすびを納めることができました。ありがとうございました。

さて、てんつくマンの新春イベントにご参加なさったみなさまは、「開運 たま夢すび」いかがでしたでしょうか?てんつくマンの期待に添えることができましたでしょうか!?
また、パッケージに紛れ込ました「大吉」はどなたかに届きましたか?
大吉のかたも、そうでない方も、素敵な一年になるといいですね。きっと、夢がかないますよ!

イベント会場に乗り込みたかったのですが、前日からの仕込みもあり、香川まで帰らなくてはならず、翌日しごとでもありましたので、てんつくマンをはじめ里美ねえやん、大島さん、文昭さんにもお会いしたかったのですが、片付けが済んでとんぼ返りで一路、香川の途につきました。

たしかに、大変だったけれど、素晴らしい経験をさせていただきました。
ありがとうございました。