マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

羹のコース第13期卒業生の思い。

2011年03月17日 14時09分48秒 | マクロビオティック料理応用 羹(こう)
昨日は羹のコースの卒業生が主催するマクロビオティックランチカフェ<ゆるりまんま>のメニューミーティングでした。

みなさん、無何有庵に入ってくるなり
楽しいイベントをしようというモチベーションがどうしても上げられなくて、
どうしよう。って話し合い始めました。

そりゃそうです。

11日に起こった、東北関東大震災での惨劇を毎日TVの放映に目が離せずに見ていますが、
香川の地は、11日の前も後も変わらぬ平穏な日々で暮らす私たちの日常があり、
そのギャップの大きさに、涙せずにはおれない気持ちなのです。

13期生のみなさんは、一年間、一生懸命に羹のコースを受講され研鑽してきたのです。
卒業制作も間近となり、大きな思いを持ちながら、卒業後すぐに開催予定の<ゆるりまんま>カフェを楽しみにしてきたのです。

それでも、今の被災された方々のことを思うと、気楽に楽しむことはできないのです。

私は、皆さんの気持ちがとてもよくわかりました。
そこで、昨日からスタートしたシンディローパーのジャパンツアーの話をいたしました。

私たちが頑張ることも、被災された方の応援になるのではないかというお話です。


そして、13期卒業生の皆さんは、こんな<ゆるりまんま>を企画いたしました。

テーマは「いのちの食卓」

生きること、食べることの大切さ。
生き抜くちからが湧いてくるような、滋味あふれるおいしさ。
台所だけではなく、道端で見つけることのできる食材を使い、
手をかけた、いのちの溢れる料理を作りたいと思います。

寒い夜にココロがあたたまるスープや
くじけそうな時に一口含むと元気が取り戻せるようなお料理です。

マクロビオティックの手間暇かけた食養の料理だけではなく
すぐに簡単にできるけれど、じっくり体にしみ込んでいくような一品。
家族の身を守るためのレシピをコース仕立てにいたしました。

マクロビオティックランチカフェ<ゆるりまんま>は、玄米ご飯が初めての方もマクロビオティックの考え方に基づいたお料理を楽しんでいただけるように始めました。
ですから、普段着の食材を使っていますが、おもてなしになるように工夫を凝らしています。

今回も、おもてなしの表情で皆さんに楽しんでいただけるような演出をいたしますが、
ひとつ、ひとつ、いのちの大切さを思いながら支度をしたいと思います。

食材のいのち、人のいのち。
無何有庵の卒業生は、生きているものによって生かされていることを決して忘れないよう、素晴らしい機会を与えられたことで、また、ひとまわり大きく成長できるのではないかと思います。


第13期卒業生プロデュースマクロビオティックランチカフェ<ゆるりまんま>

[いのちの食卓]

日 時 4月9日(土) 12:00~13:30
参加費 1800円


<いのちの食卓 こんだて>

●ひじきと蓮根と春野菜のテリーヌ
●ふきのジェノベーゼのペンネ & 揚げ春巻き 手摘みの野草ベビーリーフ添え
●豆のデトックススープ カプチーノ仕立て
●豆腐の玄米トルタサラータ 鉄火味噌添え
●車麩と黒米のポルペッティーネ風・トマト味噌ソース
         &牛蒡のインボルティーニ ~ワカメのサラダ添え 
●手作り豆腐のクラッシックチーズケーキとドリップ玄米コーヒー


















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