マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

-1歳からの子育て「母乳育児編」

2013年02月19日 14時04分19秒 | 子育て講座 ココロビオティックセミナー
昨日は、日曜日の休診日を返上して、-1歳からの子育て講座<ママクラブ>を開催いたしました。月に一度、シリーズで開催中の講座です。

今回は「母乳育児」についてお話させていただきました。

何故母乳育児が大切なのか、母乳と人工乳の違いをいろいろお話しましたが、
幸せなお産も、幸せな子育ても、子どもの数だけあるわけで、
こうしないといけないということをお話しているわけではありません。

理想と現実のギャップで苦しむなら、理想なんて捨ててしまえばいいと思います。

ただ、ちょっとの工夫や努力で理想に近づけるのであれば、やってみる価値はあるとも思うのです。

松見院長が、この講座をやると決めたのは、あまりにも子どもたちを取り巻く環境が悪くなり、目に見えて子どもの成長が阻害されている臨床を毎日見るからです。
松見歯科に通う子供たちは、ちょっとしたことで、素晴らしい変化をいたします。

たとえば、いつもキーキー言って走り回っていた子が、うんと落ち着いて笑顔が増えたり、注意欠陥・多動性障害つまり、ADHDと診断されて薬を飲んでいた子どもが、きりっと顔つきが変わり、なんと、100点を連続20回近く取ることができたり、ママもびっくりの変化を起こします。

何が起きたんだって思われるかもしれませんが、本来あるべく食事に変え、本来あるべく体の構造と機能をちゃんと使えるように、ちょっとしたメソッドを実行しただけなのです。

それでも、それまでの何年かは、ママも子供もいろいろな苦労をされてこられているわけで、それならば、できるだけ生まれた時から、リスクを背負わないですむような、子育てができるといいなということで、この講座が誕生いたしました。

以前、ココロビオティックセミナーとして全国で開催させて頂いていた私の講座と、院長の話をセットに、座談会方式で開催いたしております。

子どもがほしいと思っているご夫婦や、今まさに妊娠中のママ、そして、もう子供はいて、これから生む予定はないけれどっていうお母さんもご参加されています。
また、流産をされた方や、出産が大変だったというママもおられます。

実は、私自身、子どもを産んだ経験がありません。
我が息子は、夫の前妻との間に生まれた子で、彼が8歳のときに私が松見家に嫁ぎ、それからの縁です。
夫は、私との間に子供を欲しがりましたが、私は、実子ができたときに、二人の子供をわけ隔てなく同じように子育てできるんだろうかと自問自答・・・、まして、40歳ちかくになっての初めての子育てでしたから、息子一人で精一杯だったし、息子のことがとてもかわいかったので、もう、充分。子どもは産まないと決めたのです。

子どもを産まないと決めた理由の一つに、当時、花粉症持ちで(今だってちょっと邪食に走るとすぐにぶりかえす)、それまで花の独身を謳歌してきた私は、喫煙もショートホープを一日4箱位吸うようなヘビースモーカーで、喫煙歴20年というつわものでしたから(笑)、夫からすれば、こんな私が子供を産んだらろくな子が生まれないということで、一年くらいは避妊することを押し付けられました。なんだか、私カラダって、汚いの?って、すごく傷ついてそれがトラウマになってもいたので、主人には何も言わず、自分の中で子どもは産まないと決めたのでした。

その私が、子育て講座をする理由は、子どもを産まなくとも、産めなくとも、もし、うまく出産ができなくとも、あるいは障害を持つ子を産むことになったとしても、女性として、知っておいてほしいことがあるからなのです。

子どもを産まなかった私だけど、子育てしてきた私のたくさんの失敗とたくさんのコンプレックスとたくさんの涙と、そして喜び。きっと、女性の数だけあると思うのです。

理想を知ることはとても大切です。でもそれ以上に大切なことは、イノチに向き合うこと。イノチとイノチで対峙することなのではないかなって思うのです。
私なんかは、息子に虐待しそうなくらい腹を立てたり、叱ったりしたことがあります。息子も傷ついただろうし、私も傷ついて、挙句の果てには無関心な主人に腹をたてたり。自分のお腹を痛めていないし、そんなダメダメ子育てだしって、ダメな自分にがっかりしながら、どれだけ育児書を読んだかわかりません。でも、ものの見事に五万とある育児書が一冊たりとも何の役にも立たなかったという笑える事実に直面して、はじめて、子どもの数だけ子育てがあることに気がついたのです。

親の役目って何だろう?
育児書を読めば読むほど、お母さんはこうあらねばならないと思ってしまって、自分も子供も理論でがんじがらめにしてしまって、本当のことを見失ってしまっていました。

そんなとき、ふと、カラダの事、進化のことや構造や機能、発達と、どの子も同じような過程を経ていく自然な姿に目が向いて、改めて、歯の成長と合わせてみると、ものの見事に子どものカラダがココロの成長と繋がっていることを発見したのです。

そう、親の役目って、年齢とともに変化する成長を知り、次なるステージにいかにスムーズに歩んでいくかを見守ることだということなんですよ、きっと。

離乳食にしても、断乳にしても、わけがある。いつ、どのくらいの時期に、どのように導けばいいのかが、ちゃ~んとあって、それは、自然界を見渡すと容易にわかることだったのです。20歳のころに、親知らずが生えるのも、意味があるのです。

そして、そのことは何より自分を知るということに繋がり、子どもやパートナーに限らず、親や、兄弟などの家族との関係性をもよりよくする鍵となるのです。

もし、子どもがいない方も、産めない方も、この子育ての鍵を知ると、まるで子育てしたかのように女性として豊かに生きていけると思うのです。つまりは、自分育てができる子育て講座なのです。

自分の子育ては失敗だった、って思っているお母さんも、きっと、取り返しがつくということに気が付きます。

だいたい、私なんかたった一回しかしていない子育てなんだから、そんなにやすやすと育児書通りにうまくいくはずがないじゃないですか!ね~っ。(笑)あ、息子よごめん。かあちゃん、ダメダメだったね~。許せ!



松見歯科の子育て講座「-1歳からの子育て・・・ママクラブ」に一度遊びにきませんか?
次回は3月17日(日)9:00から開催です。
ご予約くださいませ。






































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